Thursday, January 24, 2013

突撃!あなたのガレージ見せて下さい!静岡編

愛知を後にして次のガレージは静岡県某所にある
Ako Grarge

Akoさんは会社員で、バイクの製作は趣味、といってもほぼライフワークだと思う。
8メートル×6メートルのガレージは
二分割されて、片側は車両庫
片側は作業場になってる。


こっちが作業スペース。
床には工場の床に塗るようなグリーンの塗装がされてる。
奥にはかなりしっかりした作業テーブル。
万力、ボール盤にTIG溶接機など一通り以上の設備が整っている。


横浜にエントリーした後、これから大幅なリニューアルが予定されている
2003年式エボスポーツ

もうすっかりバラされてあった。
ちゃんとシャッターが閉まってストーブまである!
これは素晴らしいなあ。
コロナかトヨトミか…
後ろには鋼材、外した部品、工具がトレーに入ってきちんと並べてある。

こちらが作業テーブル。
みんなきれいにしてるなあ。
この缶にヤスリやブラシを立てるやり方は犬小屋と同じ方法だ!
サンダーは歯の交換が面倒なので(きっと)同じものをダブルで使ってる。
机の下のポリケースも整然としてる。
この辺が犬号の成り立ちとは全然違う丁寧さにつながってるんだな。

境の左奥にはバイクが停まってる。
壁に這う配線がきれい。


これは一昨年の作品 YAMAHATX650
こちらもリアフレームから全部作り直してある。
このバイクとエボスポーツは並べて作った訳ではないのに
二台並べるとほとんど同じジオメトリーだという。

そしてなぜかリアフレームとスイングアームを詰めたエボスポーツと
アイアンのリアを入れた犬号も
車体のジオメトリーはほぼ同じ…


作った頃は知り合ってもいなかったし、250キロも離れたところで
やってることも違うしアプローチも違うのに

きっと輪郭の好みが僕と似てるんだな。

TX 前からはこんな感じ

エンジンが大きく見える!
タンクは純正を20分割!くらい、
かなり猟奇的に切り刻んで
この美しい形ができている。

簡単に20分割って言うけど、左右対称に切っても
左右対称に繋げるのは大変。
たった5分割しただけでも
アウトラインを合わせるのは
相当気が遠くなるような作業なんだ


彼は会社員なので、作業ができるのは仕事の後と土日だけ。
作業はもちろん、造形だって毎日中断されるのは本当に大変だ。

会社だから仕事で帰りが遅くなる日もあれば、
別の用事で週末がつぶれる時もある。

本当に限られた時間を使ってとても丁寧な仕事を根気よく続けている。
僕らプライベーターには、確かに納期はないし、
費用を考えずにたくさん作業が出来る大きなアドバンテージはあるかもしれないけど、

作業は一日ほんの数時間、音が出せるのは休日くらい。
時間が来たら強制終了だし、

相当に根気よく、毎日続けられないとこういう仕事はできないよ。

多分、仕事を始めてから集中するまで、
ダラダラしないですごく短い時間でできるんだろうなあ。






こちらはフレームだけになったTY

番長もしげしげと眺めてるの図

DT−1!
通勤にも使ってる動態保存状態。

手前はほぼ修理が済んだTY

このタンク、友だちのとソックリだなあって思ったら、
タンクはナイスで塗装してもらったという。

彼女への誕生日プレゼントにタンクを贈ったんだって。
普通そんなもの贈ったら、はり倒されやしないだろうか?

しかし彼女はとても満足そうであった。



ところでこのショック、犬号のカヤバにすごく似てる!
同じ35だって言うし




ここのブーツ、社外はすぐにひび割れて来ちゃうんだよなあ

ということで採寸。

ありがとうございました。



TXをじっくりと見る。
英車のレバーにクラッチホルダーを作って
ハンドルに直接付けてる。
丁寧な仕事だなあ。

ホルダーとレバーの質感も合わせてある。

短めのリア周り。

ウインカーも付いて公道対応もばっちり。

マフラーもいい。

上からみてもぴったり寄せて来てるし、

ラインもかなり詰めてる。

こっちはエボスポ
あっ!リアが18インチに!
リジッドバーに見えるプレートには1/2インチ刻みに
細かく穴が空いていて、リアサスの長さを検証できるようにしてある。

これだけ見てもきれいな仕上がりだよなあ。

狭く見えるフロント

きりきざまれた鉄板たち
これはゴミなんだって
ください!って喉まで出かかったけど、
言えなかったのは何故…

またしてもバイク見学に変わってきてるけど
まあいいだろう。

沈めたタンクマウントもちゃんとラバーを介したラバーマウントになってる。
こういうのってばらさないとみられないもんな。

35ナローのアンダーブラケットにフォークカバーのステーを溶接

レバーも手削り

このリアセクション
だれもがすぐには気がつかないだろ?
オイルタンクを見たらわかるだろうけど
これかなり詰めてあるんだ。

おっとここで仕事に行く時間だ!
では次号に続く!


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