Thursday, March 5, 2020

犬号の週末後編


食後には原宿まで走って、DEUSでコーヒーをいただく。
この店舗は3/8で一旦閉店するということだ。
あれ、次の日曜日じゃん!



この日は特別に素敵なラテアートのコーヒーをいただきました。

ノリさんの淹れたシルキーなラテ。
感動で目が潤んじゃう。


最高じゃない?

開店から5年、よく遊びに行きました。だいたい夜行って誰かのバイクの改造したり。修理したり、お店じゃ道具が足りなくてうちに来てもらったり。
吉田さんともノリさんとも、もちろん他のメンバーとも楽しい時間を過ごしました。

楽しい時間はあっという間。お店は浅草からスカイツリーまでの川沿いに移転するんだって。





東京で、外にバイクを止めて眺めながらおいしいコーヒーを飲める店って実は意外にない。あるのかもしれないけど、僕はよく知らないんだ。

ここで知り合ったり、偶然会っバイクの人と話したりするのも楽しい。
今日のメンバーはさっき南海でばったり会ったシンさんとヤノさん、あともう一人、
この写真を撮ってくれた彼。


写真使わせてもらいます。
インスタアカウントは @survivemassy さん


僕のバイクの陰に隠れてるシンさんは
2011年の8月にお台場で初めて会った。

お互いすっかり当時とバイクの細部は変わってしまったが、全体のイメージというか雰囲気はそのままで、これは結構面白いね。
https://inuchopper.blogspot.com/2011/08/moon-motorcycle-swap-meet-201107.html?showComment=1313065009164#c971624611429690069


こういう時日記は便利である。
彼のバイクもこの時からすっかり手が入って、残ってるはクランクケースとフレームとハンドル、いやホイールもかな?くらいになってるはず。

いつも約束したりしないんだけど、駐車場とか会場でばったり会える。
会ってスポーツスターの話して、まあそれだけと言えばそれだけなんだけど。
会えるとうれしい。
ムーンアイズなんて人でごった返して待ち合わせしてても会えないくらいなのに、これはけっこうすごいことなんだ。



犬号とシンさん。
彼はこのバイク試しに乗ったことがあって、その時ものすごく笑ってたのを覚えてる。
当時はブログなどはやっていないと言っていた彼だが、今はTokyo Night Sportster Meetingを主催している。インスタグラマーでアカウントは@shin_883
もう23回目になる次回は3月14日。
今はもうS&Sの1200だけど、元は883だった彼のスポーツスターは1996年に新車で買ってからずっと乗り続けてるんだ。





上とこれはシンさんが送ってくれた写真、ありがとうございます。
しかしこうして見ると初めて会ったのが2011年。
考えてみたら9年って長い。歳とる訳だね。

お日さまに当たりながらバイクを眺めてする改造の話は尽きないのである。
お金がなくてもヤスリ一本でバイクと遊べる話とか、
バイクに乗れなくても紙と鉛筆でタンクのデカールを描く話なんかをしながらさ。

みんなのカスタム意欲を高めるのが僕の使命である。



でかい改造はお店に頼んだらいいし、かっこいいのを作ってもらえるけど、
細かいディテールこそやればやっただけかっこ良くなる。
手間はかかるけどコストはかからない。
そんな話をしてまたどこかの路上で会えることを楽しみに。

またね!








Monday, March 2, 2020

犬号の週末 前編


土曜のお昼は神保町へ。
僕にとってこの町は古本を見る懐かしい場所なのである。古本と山の道具とギター、僕の好きなものがたくさん詰まっている。お茶の水には絵の学校に行くための予備校があったり、父は生まれたのも東京で、出版関係の仕事をしていたので、休みの日には小さな僕をこの辺によく連れてきてくれた。
中学で初めてギターを買ったのはお茶の水の下倉楽器で、大学生になって初めて伯父とビールを飲んだのは靖国通り沿いのランチョンだったり、僕にとって懐かしい町。


懐かしい町にあるキッチン南海で今日はイカフライ生姜焼きを頂きました。
もうね、20代の僕に教えてあげたい。お前50歳になったら南海の人とバイク友達になって話しながらお昼食べれるようになるよって。年を取るってのもなかなか悪くないものです。



そう、土曜日は朝からタイヤ交換。フラットトラックのFTRから外したタイヤを履いてたんだけど、こっちのDUROに交換。交換ついでに灯油に浸したウエスでバイクの油っぽいところをキレイにしてやる。スプロケットに付いたグリスも拭いて、スポークもまあまあきれいにする。
こうなると前のタイヤも交換したくなるのが人情。まだやらないけどさ。
なんだかバイクばかり増えちゃって、だれか買ってください。
パブロフも困っています。

町に出るからって訳じゃないけど、お得意のスチールウール商品名ボンスターと磨き剤でコシコシ磨いてみた。剥がれた塗料も黒いマニキュアでタッチペン。ワイヤー類に注油して革シートに油を塗ってさて出かけよう。写真は本物よりだいぶキレイだけどね。



順番が逆になっちゃったけど神保町にはスポーツスターがいた。
ほんとはもっとたくさんいたらしい。

?誰かいる


??誰だろ??


神保町の不審者???
とても大柄である。

不審者のバイクがこれである。
リバースコーン2連発、ブレーキはベルリンガー。
クロームメッキのロッカーカバーにS&Sのヘッド。
今までのシルエットはそのままにエンジンとブレーキを強力にチューンナップした。


こちらは懐かしいRD50のタンク。
もう一台はラバーマウントの48かな
みんな手とお金をふんだんに投入してかっこいいバイクである。
バイクがかっこいいのは本当に気分がいいので、納得がいくまで改造してもらいたいということで、この後、場所を変えてお茶を飲みながら改造の話で盛り上がるのだ。








犬号の週末は続く予定

Thursday, February 27, 2020

Inuchopper 犬号の近況


本当に久しぶりに犬号の話を書こうかな。
最近はSNSからここを見に来る人もいるので簡単に説明すると、
このスポーツスターはエボの1990年代のものを改造してこうなっている。わかりにくいけどフレームもどこもかしこも手を入れて、タイマーカバーやキャブの吸入口も自分でアルミを溶かして鋳造したんだ。フロントフォークのアウターケースも鉄の丸棒から加工して作ってもらったのである。そしてその作業をこと細かく記したのがこのブログの始まりなのだ。



去年、加古川のSWING黒田さんに、このキッカーキットのベアリングやステップの付け根などいままで使って緩んだりクリアランスが大きくなっていた部分を全部加工し直してもらった。
このペグの付け根が実にいい感じで、今まで鉄板でラフな、もっと言えばホームレス仕様になっていた部分がかっこ良くなった。
黒田さん、ありがとうございます!



キックギアの歯は使っているうちにだんだん丸くなってきて
ギアの歯のかかりが悪い状態でキックしちゃうとさらに歯が欠けたりして加速的にだめになってしまう。
このギアはなんと生涯保証部品。
OHAIO州のDAITONから送ってもらった
Thank you!! Patt@Led Sled Custom

歯の当たりもよくチェックしてからヤスリで微調整して古いギアと交換してやる。
これで復活!シートは日に当たったり雨に打たれて切れちゃったので、修理が必要になってしまった。サドルはKRタイプのシートベースを買ってサイズ調整ですこし切ってからウレタン貼って本革を縫ったもの。ホットバイクの記事を書くために作ったんだ。

普通に付けるとなかなかタンクとシートの隙間が難しい。
高さや間隔も近寄って見るといいのに離れたら何か違うとか、その逆だったり。

これが最新の真横からの写真。
SNSにも書いた話だけど、漠然とした自分の好みを知ることは簡単。これ好き!とか嫌い!とかかっこいとか悪いとか。でもその感覚というか好き嫌いの気分を形にするのは僕にはとても難しかった。

この写真の見た感じアイアンスポーツのノーマルみたいなフレームは、エボのネックを
3度起こしてある。これ作ったときからフラットトラック的なフレームの雰囲気が好きだったらしい。
前側のダウンチューブはアイアン的な緩い曲がりに直して溶接し直してある。後ろ側ははじめ1970年代のKフレームに変更。そのあとどうしてもショックスタッドからエンジンまでの距離が3センチくらい短い1960年代のフレームがよくて、シートポストを鉄パイプで自作して、トップのラグを溶接した。

さらにリアサスを短くしてローダウンした時にストラットが尻下がりにならないようにストラットの付け根を切って水平に修正した。

バイクって斜め後ろから見てかっこいいのは当たり前で、真横から見たとき隙がないようにしたい。
当時はそんなことを真剣考えて、少しでも気になるところがあるといろいろ調べては自分で何か出来ることがないか寝ても覚めてもとはこのことである。






そんなにこだわったラグも、動かないとなると放置1年半。
すっかりさびちゃってるじゃん。
今回は一度さびとりをしてから黒く塗り直した。



もうあと1ヶ月少しで車検が切れる。今はたくさん乗ってダメなところを直して車検に持っていくのである。

Thursday, February 13, 2020

Track Master+XR600R Flat Tracker 製作記05

さてこのトラックマスター
こんな感じでサビサビなフレームとして家にやってきたんだけど、由緒正しいアメリカのレーシングフレームなのである。基本的にニッケルメッキしてあるらしく、だいたいネックの補強板にこの菱形というか正方形のシールが貼ってある。
もちろん僕のにも貼ってある。フレームのトップチューブにはベンチュラの住所が書いてある。パタゴニアもベンチュラにあって、この海外沿いの町が僕は大好き。そしてなぜかベンチュラメモリアルホスピタルに入院したこともある。
 ホイールはなぜか前が19後ろが18インチ。
本来のフラットトラッカーは前後19インチなので、リア19インチのリムを探している。買ったらスポークも買わなきゃいけないし、スポーク買ったら組まなきゃいけない。当たり前だね。タイヤは現行のマキシスを使いたいんだけど、フォークの間に入らないかもしれない。この辺は誰かのを測らせてもらったり、調べるしかない。



でもかっこいいでしょ?
みんな輸入したりうまいことやってこれでナンバー付きで走ってる人もいる。

僕はレーサーという言葉にとても弱いのである。

関係ないけどかわいいでしょう?

これが600エンジンを積んだ完成図。ホットロッドショーで出してるから見てる人もいるはずだけど、あまり引っ張ってもあれだから見せちゃう。とりあえずエンジンはかかって走れる状態まで持っていったんだけどエンジンマウントの方法や位置を直さなきゃいけなくなってきた。やっぱりレーサーとなると、とりあえず走るんじゃダメで、バイクの性能を楽しめるようにしないといけないのである。



Wednesday, February 12, 2020

Track Master+XR600R Flat Tracker 製作記04

今日は売っていないとか売っていてもなかなか手に入らない部品を作る話。

ブレーキはハーストエアハートを使った。
古いレーサーでも使われてるかっこいい部品
アメリカ人から買いました。
待つこと2週間。一応NOS
New Old Stockってやつで
未使用旧品って意味のやつ。


型紙を切って、穴の位置や、外形がほかの部品と干渉しないか
きちんと使えるかを確認しておく。アスクモーターサイクルでコンタマシンを借りてサクサクと切り出す。穴位置も失敗は許されない。型紙から完成まで朝3時から3時間くらいかけてかなりの緊張と集中力を使った。

断面を整えて、組んでみると下のような感じ。
端面を整えて完成

ショーの後は中を掃除して、ブレーキフルードを入れて、作動を何度も試してやる。

こっちは使わなかった方のキャリパー
チョッパーに使おうかな。



こっちのスプロケットもブランクの汎用品から作った。
見本にバディカスタムの福田さんからスプロケットを貸してもらって
そこから採寸してさ。





これが貸してもらったスプロケット。
52Tで520



スプロケットを貸してもらったことで、チェンラインも出せたし
ほんとに助かった。
現在市販されてるボルトは頭が大きくて入らない。
穴を広げちゃうと汎用性がなくなるし、穴が内側のねじに当たってしまう。
そしたらこれはボルトの頭を一つずつ削るんだということ。
レーサーはすべてがカスタムメイドなのである。

上の写真を見てほしい。
ディスク板を止めているナットがあるでしょ?
これはクイックチェンジっていうナットで、レースで素早くファイナルを変更するためのアイテム。反対側のブレーキも交換できるのである。
本場のレース部品で、アメリカのお店では25ドルもしないんだけどメールしても全然返事なんかこない。多分アメリカ人もめんどくさいんだと思う。
なので作ることにした。
幸い片側を持っていたので2017だったかな、ジュラルミン板を買ってきて
丸く切ってから





ショーの時はこれまたバディの福田さんにナットを貸してもらった。
バーンズタイプの2頭のと、ケネディタイプの三角のものがある。

内ネジは所沢の加藤精密で切ってもらった。

これで外形を切ったら完成!
所沢行ったり横浜で部品借りて、藤沢で切って
これはなかなかマイレージがかかってるのである。

簡単に手に入らない部品をつくるのは面白いという話。