Friday, March 6, 2015

ボルトが緩まないとき

ボルトがどうしても緩まない時は
あきらめずにしつこくやるしかない。
叩いたり熱したりちょっと時間置いてみたり最後は削ったり。
正攻法も工夫も全部試してみて
絶対外すっていう意志がないと外れない。


Thursday, March 5, 2015

オフラインはお休みします。

大変残念ですが、オフラインはお休みします。
どこかの誰かが作った素晴らしいクルマやバイクを見るよりやらなくてはいけないことがあるのか?と言われたら
ある!と答えます。
もちろんとても残念なのですが。


どうぞ再生してください

みなさんとはジョインツでお目にかかるのを楽しみにしています。
今、新しいシャツやいろいろなアイテムを開発中です。

もちろんTシャツも販売中です。
普段どこから買っていいかわからないし買いにくいって声を良く聞きます。
ごめんなさい。

またSTORES JPでも始めようかな。

本人による Inuchopperの解説 その5 シートの2回目


昨日は煙草についてちょっと書いたけど、
誤解のないように言っておくけど僕は自分で煙草を吸う時もあるし、煙草全部がダメって言ってるんじゃないんだぜ。
ちょっとでも放射性廃棄物が含まれる農作物や海産物を結果的に拡散する人を悪の枢軸みたいに言うくせに、自分は放射性物質が含まれてるって知ってて自分の楽しみのためにその煙を拡散するというのはなんだろね?ってこと。
「覆水盆に返らず」もう放射性物質がドーンとバラまかれたのこの国に住んでるんだから仕方ないのかな。


ウレタンを貼る。指示ではこの見えている面をベース側にとあるのでそのようにする。


これには理由があって、一見すると一枚に見えるこのウレタンは2種類の密度のちがうものを圧着してある。  なぜか?

今回お願いした野口装美は形状や縫製も世界でトップクラスなんだけど、特にシートの性能面に対する追求が他社と大きく違う会社なのであります。

どのくらいすごいかと言うと
XGAMEやスーパークロス、ダカールラリーで使われるHONDAワークスマシンのシートを作ってるくらい。
形はほとんど変わらないモトクロスバイクのシートを、用途に合わせて一日600キロ以上砂漠やダートを2週間連続して走る競技だったり、何十メートルも飛んだり、いろんな用途に合わせて中身のウレタンと表皮の組み合わせで最高の性能を得られるようにしてくれるまさにKING OF SEAT
僕は長距離乗っても疲れにくくお尻が痛くなりにくいことを目的にしている。

もちろん硬いの柔らかいの、反発強め、弱めと個人の好みや用途に合わせて提案してくれる。
今回はイレギュラーにベースとウレタンから自作したけど、通常はウレタンの整形や
表皮の作成、張り込みもしてくれる。
自分の目的がはっきりしている人ならきっといい結果が得られるはずだよ。



さてさて、シートベースには
みんな大好きハナクソボンドG17を、本当にべたつかなくなるまで
もう本当に少し不安になるくらい乾かしてから一気に圧着すると
驚く程キッチリくっつくよ。
ちなみに鉄板ベースに比べてウレタンは少し乾燥するのが速いので、僕は先に鉄板に塗ってから時間差でウレタンにボンドを付けてます。

こういう指示を裏と表に書いてあるのはとても親切。
僕は全日本うっかり選手権関東地方代表なので
とても助かります。
このベースにさらに何種類かのウレタンを組み合わせて座面を作る。

厚みを持たせたい部分とすっきりしたい部分を
あらかじめ考えて、その通りにシェイプして行く。
削り過ぎたのを盛るのは手間だし時間がかかるので
ここでの予習というかイメージはとても大事。
すでに搬入までそんなに日がない。


一番エンドの部分の盛り上がり加減に悩んでいたら
レイズさんが少し固めのチップウレタンをくれました

これで作ると、強く張る表皮に負けないで形状を保ってくれる。
こうやって仮止めして何度も写真で確認。


だんだん形が見えて来た嬉しさと
焦る気持ちが行ったり来たりしてた11月末。


もうシート以外は全部自分で完成に漕ぎ着けなくてはいけない状態で、
けっこう追いつめられた気分だった。
バイザーの鋳造やり直したり、エンジンに色塗ったり
やりたくない事がたくさん残ってたっけ。

今になってこの写真見るとその時の感じを思い出す。
僕の場合、全力でこれだけやるわけにいかない。
生活のためにお金を稼ぐ仕事をしながらなんとか時間を作って作業して
それでも各方面に協力してもらって
超早朝から朝までと午後遅くから夜中まで仕事して
真ん中の時間で隣がパートに出てる間はバイク作り。
ホント早く引っ越したいよ。




その間にAkoさんのステッカーやったり、
これ普通にテーブルに置いてある解像度の低い写真から起こしたんだぜ。



いよいよ野口装美に送って革を作って張ってもらう前の状態

切り返しの位置や細かい指示をウレタンに直接書いて、
さらに

こういう感じで、写真にマンガを書き込んで送り出す!
みんなもなんとなくイメージがつかめるかな?


表皮には革屋さんでかなり時間をかけて選んだ本革を送る
座面に使う分は半裁って、牛の半頭分を大きなまま、
サイドも小さい牛の一頭分を送る。
ワンオフってお金も手間もかかるね。

数日後、野口装美からこんな感じで写真が送られてくる。
テンションがかなり高くなる!
ここで再度縫い目の位置や形なんかを細かくリクエストする。

もう少しつづく…


Wednesday, March 4, 2015

本人による Inuchopperの解説 その5 シート

犬号のシートはこんな感じ

本革のシート
本革使ってるからって動物の虐待映像を送ったりするのはやめて下さい。

そういうの送ってくる人って
菜食主義者で、肉にするために殺される動物の写真をドーンと表示したりもする。
毛皮反対だからって皮をはがれてまだ生きてる動物の写真を無理矢理見せたりするなよ。
僕は毛皮いらないけど、そういう写真を乱暴に送ってくることに反対したくなる。

反原発を絶対的正義(僕ももちろん原子力発電には反対の立場)として、
自分が正義の執行人になった気持ちで原発立地に住む人や、
不幸にして汚染された恐れのある野菜を作る農家を
殺人者呼ばわりして猛烈に攻撃してた人とか、
瓦礫に含まれるセシウムを含む瓦礫の焼却に反対していた人
(僕ももちろん汚染瓦礫の拡散と焼却には反対だ)

そんな彼らも国産の煙草の葉にはセシウムが入ってて、煙草を吸うと周囲に毒をまき散らすことがわかっても、その部分だけは何故だか聴こえないふりして国産(国内産マルボロ含む)煙草をスパスパ吸って煙をまき散らしながら他人を攻撃してる。
遠くの瓦礫も良くないけど、近くのセシウム煙だって良くないと思うんだけどな。
彼らが言うところの殺人行為には当たらないのかな?
それとも微量なら直ちに影響はないとでもいうのかしら?
なぞは深まるばかりである。


ちょっと脱線したけど

イメージソースはこれとTTシート。



こちらが完成品
ふくらみすぎないタックロールとサイドの白革
ここは子牛の革

ちょっとへたった感じを目指して「シワが入るくらい」ってお願いをした。
完成した時はすごくいい感じで、それ以来
ほぼ2ヶ月半けっこう乗ってたら少し革とウレタンが馴染んで来てシワが増えて来た。


もろもろ馴染んで来たら少しシワが増えてきたので
今後修正をおねがいする予定。
ベースは鉄の板
これを輪郭に沿って少し曲げて行く。
膨らみがあって辻褄が合わない部分は
切り込みを入れて曲げてから溶接


取り付けはちょうど真ん中あたりから


フェンダーにかかる部分とかは
縁の曲げだけでは追いつかないので
ついつい叩いてしまった。
このボコボコも後で丹念に潰して平たくする。

こんな感じでボルトを固定して

車体側には暫定でこんな受けを作る。

ボルトで固定するとこんな感じ

この状態でベースの各部を調整して
ベースが完成


つづく




Monday, March 2, 2015

本人による Inuchopperの解説 その4 カウベル型吸気口

昨日はエアクリーナーの話をしたばっかりだけど
まあ聞いておくんなさいよ。
これは僕がエボスポーツにBキャブを付けたときから絶対欲しかった部品を自分で
本当にゼロから作った記念すべきパーツなんだ。
素材や型の材料は頂き物もあるけど、
素材から完成品まで誰の手も借りずに完成まで漕ぎ着けて
最後はセッティングまで出して通常使用できるようになった。



Bキャブに直接付けられる
「牛の鈴」っていう意味のカウベル

これも或る日突然作りたくなって作った。
絵なんて描いたりして





紙にプリントしてスタイロを切って

原型を作って

ふつうに魚焼いてる七輪

ブロックと

耐火煉瓦でもなんでもないレンガで

こうやって

失敗作などを溶かす
きちんと穴開けるってのが本当に難しくて
結構ここでダメになったのもある。
心が曲がってるから狙ったところに穴が開かない。

型は砂に埋めて、
溶けたアルミを流し込む
道具もなんとなく揃えて



こうやって埋めてね

流し込むんだけど


ともかく不良の山

泣きたくなるくらい。

悔しくてねえ

また溶かして
外注に頼めばいいじゃんって人もいたし、実際その通りだとも思ったけど
ただの素人の話しなんてプロの職人さんは聞いてくれないよ。
自分でやって苦労していろんなノウハウを蓄積して


やっと少し見られるようなものが出来て来て
それでやっと少し話ができる感じ。
それがプロに対する僕の礼儀、いやそんな重い話じゃなくて
自分で出来ないと質問すらできない。
素人がトンチンカンな事聞いても仕方ないじゃん。
少なくとも技術的な事が知りたいなら
自分でできるようにならなきゃ。
しかし鋳物の文献は驚く程少ない。
プロ用のはあるけどそれなりの設備があることが前提で
本が何千円もする割に役に立つ部分は少なくて、
大きな書店の椅子のあるコーナーで熟読して頭に叩き込んで帰ったりした。
ここまで来てからさらに半分の重さになるまで手削り





吸気を増やすためにいろいろ試したり。

ツルツルに磨いたり。

やっと完成しても
初めはセッティングも苦労したっけな。
手作り感満載でかっこわるいと思う人もいるかも知れないけど
これが犬の鈴。

作って受注生産もしてたけど、
最近はお待たせしてしまうのと、近隣からの問題が多くて
鋳物ができないので気が向いたら作ってショー会場で売るくらいです。
タイミングが合えば手に入るかも。