Friday, June 8, 2018

注意書きに意味はあるのか?

お店に行くと「店内で飲食しないで下さい」「勝手に触らないで下さい」「子供は触らないで下さい」「買う気のない試着お断り」「持ち込みの飲食お断りしています」「個別会計お断り」ともかくこういう注意書きがたくさんある店がある。
だいたいが手書きで有無を言わせない感じで書かれている。
 カッコいい内装もおいしそうな雰囲気もぶち壊しである。
もちろん店の商品を勝手にベタベタ触って、店内でバニラシェイクをこぼして、連れているガキには陶器の小物を割られて、8人で全然違うものを食べた挙げ句混雑した時間に個別で金を払うような、そんな消耗することの繰り返しで貼られたものだろうことは容易に想像出来る。
しかしこの注意書きが有効かと言うと、注意書きを見てイヤな気持ちになるのはそういう非常識なことをしない一般の客だけだ。
売り物の高価なバイクにベタベタ触ったあげく跨がろうとするのは注意書きが読めない人と読めてもその意味がまったく頭に入っていない人なのである。

困った客はどこにでもやって来て、僕にとってセンスのいい店はベタベタ注意書きを貼る以外の方法でトラブルを回避しようとしている。
ホントに商売って難しいよね。




*この写真は本文と関係ないです、ただ自己承認欲求の赴くままに貼ってみただけ。

Wednesday, June 6, 2018

夏至祭り

夏は暑いけど大好き。でも夏っていろんなストレスがあるよね。
考えてみたら海水浴なんて砂でザラザラ、汗でベトベト、濡れたビーサンで砂浜をあるくとザラザラチクチクベトベトのオンパレードで、不快なことこの上ない。
海の家で着替えても東京までバイクで帰ればまた汗かいてぐったり、車は混んでて眠くて仕方ない。海岸でビール飲むなら電車だけど、海水浴に電車かよって感じ。
海水浴だけじゃない、家でも窓を開ければ蚊が飛んで来るし、 ゴキブリだって道路を歩いてる。
でも夜は7時まで外が明るくて、夜中にバイク乗れて、朝は4時から明るいなんて最高!
なんだかワクワクしてくるじゃん。
いろんな夏の思い出があるけど
全てがキラキラ輝いてたような気がする。
日本の真夏は7月と8月だけど、一日の中で昼間が一番長い夏至は特別なんだ。
北欧でもよく夏至祭りってあるじゃん。
と言う訳で夏至祭りやるよ。
ホントは朝3:55から7:18まで陽が出てる北海道でやりたいんだけど、イタリアから帰ったばかりでいろいろあるだろうし、考えて見たら木曜日なんで仕方ないから1人でひっそりやろう。
みんなも夏至祭りやったらいいよ。暗いうちからバイク乗るとか、夕方から遊びに行ったり、この短い夏を楽しもうぜ。

Tuesday, June 5, 2018

そんなに景気がいい訳じゃないんだけどPatterson Book見て予習してる話

 と言う訳でイタリア行きなんだけど、幾つかの会社が記事を買ってくれることになって(今のところHBJ系列ではないよ)イタリアでいろんな経験をして来る予定。
ひとつは自転車。この乗り物、時として憎しみ、時には愛し、愛憎ドロドロになっている僕にとっては非常に複雑、それが自転車。
それも今回は1930年代とかそんな時代の英国製の自転車に乗らせてもらうことになってさ、僕はそれに合わせて自転車に乗る服も考えてる。
なんだろ、バイク乗る時機能性がいいからってモトクロス上下とか革ツナギとか
確かに速く走るためだけの効率を考えたらそれでいいんだろうけど、
僕に自転車を貸してくれる山本君が考えるのは、機能やレースのレプリカ全盛前夜の、
一般的な服装から自転車の服に移行するそんな時代のスタイル。
イギリスだからもちろん襟付きシャツで、タックのあるパンツにちゃんと革のベルトして、靴も革靴なんだ。ハーレーで言ったらレースオブジェントルマンみたいな感じかな。
 でも単なるコスプレじゃないんだぜ、その乗り物が作られた時代の同じ素材の服で、イタリアを走ることで、当時の人達と同じような体験をする。
時計だって懐中時計を用意した。便利すぎない時代の楽しみ。
そういえば煙草吸ってたときはマッチが好きだったんだ。
タバコに火をつけるときは、ガスとか硫黄とか余計な味はいらないんだ。
マッチを擦って初めにジャーって燃える火薬が燃え尽きてから、なるべく離れた上の方から、純粋な火の熱だけでタバコに火をつける。そうするとタバコ本来の味がする。
百円ライターの火ごと吸い込むように点けるとガスの臭いまで混ざっちゃう。
何を厳密なこと言いやがるって思ってるんだろ?厳密にやればその違いは君にだってわかる。そしてイタリア人は酒とかタバコとか嗜好品に対してホントに厳密で厳格なんだ。
もちろん高いものだけじゃなくて、普通にみんなが買うものだってそう。
と言う訳でもうタバコは吸わないけど、不便を楽しみつつ、当時の最新テクノロジーにまたがってミラノの郊外を走って来る!

山本君に貸してもらった
Patterson Book
寝る前にこれ見て気持ちを盛り上げてるんだ。

もちろんエンジン付きは大好きだけど、どんどんシンプルなものに憧れる気持ちがある。
最新の450モトクロッサーも欲しいけど、今はサイドバルブ750の方が欲しい。
僕が生きてさえいればあと20年くらい乗れるはずだし。

昔セルフディスカバリーっていう一日で100キロ林道を漕ぐマウンテンバイクのイベントに出たときも、休憩の時は集団と離れて仲間同士で必ず一服してたっけ。
パイプで一服なんてかっこいい。

かなり初期の自転車
足で蹴って進むんだな。

こういうシルエットの大きな短パンとブカっとしたシャツ探してるんだけど
最近はみんな細身のシルエットでいいのがないんだな。




Monday, June 4, 2018

イタリアとイタ車の思い出


ボンフリーも楽しそうだし、wheel&wavesも気になって仕方ないけど
ちょっと僕はイタリア行って来る!
なんかさ、イタリアって言うとどこかいやらしい感じがするのは、きっとバブル時代のイタ飯とイタ車乗って女の子口説いてたイタいおっさんのイメージがそうさせるんだろう。
このブログのヘビーな読者ならご存知だろうが、そんな僕もイタ車に乗ってたことある。
屋根が開いて4WDの古いフィアットパンダ
どこに行くにも遊びに行くみたいな気分で、かなり急な土の斜面も砂地もスイスイ走る。埋まっても軽いからすぐ脱出できるし、今ぐらいの初夏の頃、山のてっぺんにパンダで行って
木陰に車を停めてさ、
犬を放して本読んでちょっとウトウトしたらもう最高なんだ。
夜の1号バイパスでも40キロから80キロ位くらいまでのブィーン!って加速が素晴らしくて
トラックの前に出られるから延々と排気ガスの臭いをかがなくて済む。
四角いデザインは僕好みで、同じく四角いマツダのプロシードと二台で大活躍してたんだ。
最後は信号待ちで出火して消防車のお世話になっちゃった。
消防隊の隊長に「あのね、ベンツもポルシェも燃えるのはみんな外車!国産にしなって」って国際問題になりそうな、でも有益なアドバイスをもらってしょんぼり帰ったっけな。

 イタリア、文化の香りがする。「暗いところに電気を点けるのが文明、その灯りをデザインするのが文明」って誰かが言ってたけどよく考えたら僕が言った言葉だったか。
僕は今回イタリアでナニするか!?明日はその話をしようじゃないか。