Monday, December 25, 2017

静岡オフロード、ご褒美の山

 先日、シュアショットの相川さんと静岡に行って来ました。
前から年に何回か二人で山に行って、林道からさらに深い山に分け入り
森の中で自然の声に耳を澄ませてのんびりして、
下界と関係ないいろんな話をしてまた苦労して山を下りて来る。
なんというか本当に魂のリセットの時間なんだ。

今回はオフロードバイクで山に行き始めて間もないアコウさんと
バイクメーカーでテストライダーをやっているシンタロウさんに案内してもらってね。

夜10時に東京を出発、途中何度か休憩して深夜2時半に袋井の
AKOモーターサイクルに到着。
僕の大好きな高田純次の「適当川柳」と冷えたビールが我々を待っていてくれました。
これが「おもてなし」ってやつですよ。


朝はみどりさんと相川さんが綱引きして和やかな時間を過ごします。
彼女はいつも帰る前にはかなり打ち解けてかわいらしい仕草を見せてくれるんですが、
毎回それがリセットされちゃって、会ってからしばらくは猛烈に人見知りで目も合わせてくれないんです。
 でもよく考えてみたら、アコウさんが実にまったくそんな感じでした。久しぶりに会うとすっかりリセットされててなんだか実によそよそしいの。
でも別に機嫌が悪いとかそういうのではなくて(多分そうだと思う)静かに楽しんでいるはず。
そとに出てみれば、日が昇ってるのに日陰はこれ!バリバリに凍ってる状態。


夏さんとみどりさんが出勤です。
夫婦でフルサイズトラック。
我々もトラックで出発、途中で水とおやつを買います。
今回は途中で食事をする予定だけど、
行動食としておにぎりはかならず5個は買っておきたい。
ここでくどくど説明するまでもなく、映画ブラックホークダウンを見てもらえればその理由は明白である。

山はかなりいい雰囲気、そもそもここはヤマハセローの開発で使われた山だと言う。



speed freak garmentのおしゃれなパンツにこれまたおしゃれなジャケットの
アコウさん。最新型に見えるがこのMX3は多分15年くらい前のやつ
セローもこのまま数年経ったら完全レストアが必要な状態だったやつを
救出してエンジンかけてバッテリとタイヤを新品にしてあげたアコウさんだったが
まさに鶴の恩返しならぬカモシカの恩返し、良くライダーを助けてスバラしい走りを見せてくれた。本当に乗り物って大切にするとイザって時に乗り手を助けてくれるんだぜ。
ぶっ壊れるまでただ乗って壊れたら修理してるような使いかたしてると
ぜったい手痛いしっぺ返しを食らうんだ。
外装とか見た目じゃないよ、中身のお手入れが大事なんだ。
僕のバイク?いつも中身をしっかり手入れしてるから
山では絶対助けてくれるよ。犬号はたまにへそ曲げることがあるけど、
だいたい僕のせいなんだ。
セローとの相性も抜群、タイヤも新品トライアルタイヤ。
山の上でも余裕の笑顔。
でもね、京都の人はけっこう辛くてもぜったい笑顔は絶やさないんだと思う。



スマートフォンで現在位置を確認する相川さん
確か初めて一緒に山に行ったのは3〜4年前。
その後セル付き逆輸入レーサーに乗り換え、もともとテクニシャンだった上、
近年めきめきと腕を上げてきて、もうそろそろ
僕がテキトーなデタラメを教える必要がある段階に来ている。







もう陽もだいぶ傾いて来て、
クルマに戻ったときはちょうど真っ暗。
一日をフルに楽しんだ。

僕らはXRとXLR
ちょっと昔の普通のバイクで最新レーサーと一緒に走る楽しみである。

今回の案内人シンタロウさん
普段はさん付けで呼ぶことはあまりないんだけど、
初めて一緒に走ってから約17年、
安定のテクニックでビンテージモトクロス界では
レースを主催したり、オールド2ストロークのミーティングを開催するなど
勢力的に活動してる。





昼は山の中に突如現われたリストランテで、
鶏のコンフィを頂く。
コンフィって何だ?と思いましたが、一番リーズナブルだったので。
これが予想以上に美味しくてあっという間に完食。



山の中でなかなか登って来ない2人を待つシンタロウ先輩。
なんともそつのない走りでみんなをリードする。




バイクを積んだら温泉に行って
ディナーはげんこつハンバーグ。
リセットされちゃってたアコウさんもまたすっかり打ち解けたところで
今回は解散。お世話になりました!
またみんなで走るのが楽しみだな。






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