Monday, May 7, 2012

自作野郎がバイクの改造や鋳物を自分でやることについて。

どんな分野にもプロがいる。
溶接、鋳造、バイク改造、修理。大抵の人はプロに任せておけば安心、間違いないって考える。
僕もフレームの溶接や鋳物のアドバイスなど、いろんなプロに助けてもらってバイクの改造は少しずつ進んでいる。
しかしプロも人の子、間違いもすればうっかりもある。
簡単に人任せにする人に限ってプロのミスを見つけては大騒ぎする。

もちろんスキル不足なプロだって山ほどいる。


何故僕が自分で自作したり修理するかと言えば、一つにはプロと名乗る人々を信用していないから。
自動バックスやイエロー帽子、大手のディーラーでもオーディオ配線やオイル交換が元でクルマにトラブルが起きた話はいくらでもある。

でも、一番の理由は、本当に腕の立つプロはプライドもあるし、値段が高い。
仕事のレベルは達していても、細部が僕の気に入るまで何度もやり直してもらっていたらいくら金があっても足りない。
プロのプライドだって壊しかねない。
だから悪くて頼めない。


他人から見たらつまらないこだわりだって事は百も承知でやってる改造だ。
数ミリ気に入らない、出来てみたらやっぱり気に入らない、なんて気の小さい僕にはとても言えない。
でも気に入らないままはもっとイヤだ。

だからこそ、プロの手を借りずに自分でできるところは自分でやるんだ。
鋳物は危険だ、どろどろに溶けた金属を扱うんだから、危ないに決まってる。

例え、腕利きの職人さんでも、僕の心の中や細かい好みまではわかってもらえない。
僕は伝えるのも下手だから自分でやるんだ。

何も手がかりがなくても、今は調べたり教えてもらったり、やれるヤツはやるし、出来ないと諦めたらできない。

根性論なんかじゃないよ、本当にやりたいのか?
それだけさ。

4 comments:

  1. あと、なんでこんな楽しい事を他人にやらしてあげてさらにお金までやらないとイケナインダ?
    っていうのもあるよねww

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  2. それは大いにあります!
    自分がどういうものを望んでいるのか?
    自分にとって何がかっこいいのか?を突き詰める素晴らしいチャンスでもあると思うのです。

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  3. いつも楽しく拝見させて頂いております。
    ぼくも余程自分のイメージを理解してくれる方がいない限り自分でやる性質なので、貴殿のDIY精神、心の底より同意いたします。
    鋳造もやってみたい事のひとつですので、このような貴重な体験、データを共有してくださることに非常に感謝しております。これからも陰ながら応援させて頂きます。

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  4. ありがとうございます。
    もちろん、本当のプロフェッショナルなら、こちらの意図を的確に汲んでくれる上、仕事を安心して任せられるし、手間だってかからないですね。
    なんでもお金で解決する時代にあっては自作そのものも貴重な体験なのかもしれませんね。
    その根底には、自分でやりたい!っていう気持ちがあるんです。
    これからも、よろしくお願いします。

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