Monday, March 21, 2011

買い占めと買い物

昨日、知人から「車のガソリンがなくなって警告ランプが点いてるんだけど、今買いに行っていいものかな?」と電話があった。
鉄道網が少ない郊外で暮らしていて、生活に自動車の利用が必須な人が必要な分を給油するのは買い占めとは違うと思うので、そう伝えました。

スーパーでお米を100キロ買うのは買い占め。
お米が足りなくなって必要量買うのは買い物。

しかし冗談だと思ったらラーメン10ケースとか、米100キロ、灯油200リットルを一度に買う人が現実にいるという。

こんな時でも必要な分を買う買い物は罪悪じゃない。
そのためにちゃんと店が開店してるんだから。

買い置きと買い占めも違う。
知人は平常時から水を20リットル分買っておいて
時々入れ替えていつでも自分の家に備蓄しているという。
これは備蓄、買い置きであって買いだめはと違う。

国やテレビで、なんでもかんでも「冷静な対応をお願いします」なんて言ってるから
本当に重要なこととそうでないことが混同している。

過剰な自粛ムードは良くないが、
無駄遣いはもっと良くない。
みんなで電気を節約して、停電が元で人が亡くなる事故が起きている時に、一般家庭の6000軒分の電気で何をしたいのか?

気分をパーっと盛り上げたいなら、
消費的な楽しみに依存しないで精神的な満足で盛り上がってください。
ナイターをやりたい根源の人物はナイターで儲けたい人です。
何かを消費しないと楽しくない、という考え、経済をすべてに優先する考えが
過剰なエネルギー需要と原子力発電所の乱立を招いたと思う。

必要な分を買うのは買い占めじゃないです。

2 comments:

  1. いや、でもドームって4万人くらい集まるわけですよね。
    その間、その人らの家で使われるはずの電気は消費されないわけで。
    結局一箇所に電気が集中するだけで、然程変わらないような気がするんですが。
    案外、行くはずだった人たち全員が、家でのんびりと電気を使う方が消費量多いかも知れませんよ。

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  2. 仰る通り、家でのんびり電気使いまくってくつろいだら同じことですね。

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