Monday, January 19, 2015

なんで自分でやりたくなるのか?

普通自分でやらないでお店に頼むようなことを
自分でやるのが好きです。
革を縫って財布を作ったり、銀を溶かしてコンチョ作ったり。
でもハーレー乗ってる人はこういう人が多いね。

修理とかもやる。
ブーツの底を貼り替えます。
クルマのタイヤを交換(ホイールからタイヤをはがしてね)します。
破れた服を縫いなおして、ボタンを付けてかばんのジッパーを張り替えます。
もちろん動かなくなったオートバイは可能な限り自分で直します。
あとは鋳物なんかは自分でやってる人少ないかもね。

他にも何種類かあるけど、
もちろん初めてチャレンジして少しずつ上達するから時間はかかるし、
失敗も多い。
人にお願いしてやってもらうこともあるけど、多分誰かに「やらせる」ことはないです。
僕にやらされた人がいたらゴメン。

大企業で高給をもらってるの僕の友達は、そんな僕に「それならその分働いてそのお金払ってやってもらえば効率いいし経済も回るじゃん!」って言ってました。
ファック!経済。僕はそう思います。

でも、そんな彼も毎週バイクに(なぜか原付)乗って毎週往復250キロくらいの距離を走って
山の中で自分の家を建てるようになってしまいました。もう4年くらいやってるんじゃないかな。
冬はマイナス20度になることもある山奥で彼は重機を使わないで10メートル近くある鉄骨の梁をかけ、もとからあった家をコツコツ解体して薪にして、コンクリートも手で斫って…毎週自分のために働いています。

そんなチョー効率の悪いやり方、以前の彼には考えられなかったかも知れないけど、人は時々そういう自分でやりたい人が落っこちる落とし穴みたいなものにハマってしまうらしい。
きっともう少しすると自分で鹿を射止めて暖炉の上に飾る鹿頭の剥製を作るだろうと思います。

僕が自分でやるようになったきっかけは、お金がないとか、お店に頼んでも自分の思い通りにやってもらえなかったからとか、ものによっていろいろあるけど、「誰かに出来るんだから自分に出来ない訳はない」といういささか自信過剰な自意識、それと自分でできるようになるプロセスだけでも本当に面白いから。

そしていつかお金が全然役に立たない世の中が来た時に、自分や自分の周りの人が多少なりとも楽しく便利に暮らせる気がするからです。

大草原の小さな家って本があって子供の頃よく読んだっけな。






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