Sunday, November 22, 2015

ポーツスターのボルトオンハードテールを自宅で作るやり方 その14 鉄板からサドルのベースを作る。

日が沈むのは早いし寒いし
ちょっと大変な季節がきました。
自分でやるから自作シリーズ、去年はパテと塗装にチャレンジして大変な目に遭いました
今年は鉄板から切り出すサドルと自分で縫う本革シート
ま、どうしてもダメだったら買ったの付けちゃうかも知れないけどね。


またしてもバイクを積んで、ネツオのところにお邪魔する
前の日にボール紙でサドルを作っておく
先は折るからすこし大きめに丸く作ってみた。



ネツオのところにはよく切れる懐の深いコンタがあるのです。
いつもお世話になりっぱなしなんだ。

いつもコンタを使い始めてあっと思い出すのは、コンタさえあれば思い通りに切れる訳じゃないってこと。
輪郭線をピッタリにカーブをトレースするのはけっこうコツがいるんだ。
それを思い出したらもうオッケーなんだけどさ。


切ったシートベースを持って帰って
立体的に折ったり叩いたり。

まずは万力で外周をぐるりと
前側は下向きに、サドルの後ろは上向きに折る
この後これを叩いて伸ばしていくんだけど
これが結構うるさい
そりゃトンカチで鉄板を叩くんだから静かなわけないよね
鉄板が曲がって伸びるくらい叩くんだぜ。
そこで車にトンカチ数種類と当て金になりそうな鉄の塊を積んで
流浪のシート叩き師となるのである。
広い駐車場で叩いて叩いてマクドナルドでコーヒー買って駐車場で叩いて…
「音の出る作業をうちでやってもいいですよ」なんて
言ってくれたLuckyJohnのヨシナリさん、ありがとうございます!
本当に来ちゃうかも知れないのにそんなに親切に声をかけて頂いて
本当に嬉しいです、ありがとうございます。


叩いたり曲げたり
先端だけは切れ目を入れて余ったところを重ねて溶接する。

時々載せてみて確認
大きく逆反りしたり歪んでいてるところをまた万力で直して、
ウレタンの貼りやすさを考えながら
左右対称になるように。

打痕がどうしてこんなブツブツになっちゃったのか
わかってるんだけどさ。
手順としてはこの後スプリングを留めるためのナットを付けて
割れないように補強をして
革を固定するリベットのための穴を開けてベースそのものの作業はおしまい。


その後は裏に革をリベットで留めてから
ウレタンを貼ってから整形して
上の革を貼って針穴にそって手で縫う。
ではまたね!





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