津波に飲まれたが、奇跡的に発見されたバイク。
1台は瓦礫の下敷きに、もう1台は台所から発見された。
畳や建具、ガラス混じりのヘドロの下に埋まって目と鼻の先にありながら
2週間も見つからなかった。
もともときれいではなかったけど、でも思い出だらけの
最高なバイクなんだ。
この2台はどこの誰に聞いても再生は不能と言われた。
「海水に完全水没してしまったバイクは直らない」これが通説になっているという。
ダメならダメで、どこがどうダメなのか
どうして再生できないのか、クランクのベアリングまで交換しても
修理は出来ないのか?
どうしても納得できなくて、この2台は東京に連れて帰ってきた。
帰ってすぐドレンを開けると
海水まじりのオイルがドバドバと出てきた。
分解まで少しでもサビの進行を止めるために
中を真水でじゃぶじゃぶ洗って
灯油で流して最後にオイルで満たした。
つづく
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