Wednesday, April 20, 2011

tsunami motor cycle

このバイクは下の部屋から発掘された
元は玄関前の物置に入れてあったのだが、この部屋まで流されて
建材や建具、材木に埋もれて2週間発見されなかった
床をよく見ると漂着した生魚が堆積している。
この時点で震災から3週間
触るだけで表面が剝けるくらい腐っている。


頭を落としたカジキが何本も流れてきていた。
津波の時は冷凍されていたので
仏壇に突き刺さっているものもあった。
ざっと洗車してからサイドカバーを開けると、中には砂がびっしり
よく見るとここにも魚が。
このバイクから小さな魚が2匹出てきた。



CRMのシート下からも砂とヘドロが。
高価なPGMがどうなっているのか心配だ。

スポークに付いているのは断熱材のグラスウール
このガラス製の綿もあらゆるところから出てきた。

こちらはWR
ワカメが付いている。

少し場所は違うが、この車両の停まっていた場所は、この写真のように家々の土台まで流されてしまった地帯になる。

多くの車や家財は引き波で沖合いに持っていかれてしまっていたが
こういう荒涼とした地帯に半ば埋もれるようにして本当に奇跡的に発見された。



バッテリーのプラス側に著しいサビと腐食が見られる。
配線は根元まで一本まるごと真っ黒に腐ってしまう。


電気的に腐食するのか、カニの穴みたいな泡が発生して
マフラーには無数の穴が開いている。




プラグを外してみた。
続く

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