Tuesday, November 8, 2011

甘んじて受ける

先日友達と話していて「日本がここまで人命や健康を軽視する国家とは…」と言ったら
彼は「日本は昔からそう言う国であったしこれからもそうあり続ける」
とさも当然のように返して来た。
歴史を見れば彼が正しいのは明らかだが、

これからの歴史の鍵を握るのは我々という意識はあるのか?

そもそも「自分たちが変える」って気はさらさらないのが気にかかる。

仕事して消費して経済を回していれば、それが社会貢献。
あとは政治家の皆さんにお任せ!と割り切っているように思えてならない。

彼だけじゃないんだ、僕が最近接した多くの、知識層を自認するような、大きな企業に勤める人達は、揃いも揃ってそういう発言をする。
そして最後に「こうなることは初めからおれにはわかってたさ」って言うんだ。

自前の小さな船で経済の海に漕ぎ出す自営業、中小企業の経営者は、漁の善し悪し、風向き、どっちに舵をとるか、すべて自分で決める。
結果失敗したら船(会社)は沈没、自分や家族、従業員も溺れて死ぬ。

対して大企業、銀行、東電は何があっても潰れない。
本当に潰れそうになったら我々の税金で助けてもらう。

社員がみんなで勝手に舵を切り始めたら会社は存続できないから、
みんな大きな船におとなしく乗っかって自分の仕事を黙々とこなす。

もちろん僕は大企業に勤めたいわけじゃないし、のんきに自分で舵が取りたいからこのやり方でやってるんで、うらやましいわけじゃないんだぜ。

ただ、国家権力を握る一部の人に乗せられて、全てを他人任せにして、最悪の事態が訪れたら後で文句を言う国民が、この国をそうさせて来たことを忘れてはいけないんだ。

自分が勤めている会社と、自分が住んでいる国は違う。
意見は言えるし言うべきだし、真剣に変えようと思えばそれを形にすることができるんだ。

原発が反対ならはっきりノー!
やっぱりお金が大好き、放射能で自分の子供が死んでもいいならはっきりイエス!!

後出しじゃんけんで勝った気でいるのはカッコ悪いぜ

No comments:

Post a Comment