Sunday, November 21, 2010

自作野郎のみなさんへ その2

鋳物をはじめて、皆さんから
とてもうれしい、励ましのメッセージやコメントをいただきました。
それと同時に、「いったい今から何になるつもりなんだ?」とか「エボスポにBキャブでエアホーンはセンス的に無理があるでしょ」「大怪我する前にさっさとやめろ」と言った、うなずくより他はない正しいご意見もいただきました。
もちろん、鋳物職人の方は毎日鋳物の事だけを考えて、精力を傾けてお仕事をされてるわけですから、全くの素人が何回か試してさっとうまく行くとはとても考えていません。
ただ、やってみたかったのです。
裾広がりのエアホーン形の市販の部品はあります。
ただ、Bキャブに直付けできて、ベルのような形と大きさ、僕の超個人的な条件を満たすのものは、
僕が知らないだけかもしれませんが、ともかく簡単に手に入るような部品はありませんでした。

成功する勝算もないうちに公言して、その過程をアップするのはどうか?とも思いました。
でもうまく行かなくてみんなに笑われても、それは鋳物の難しさを思い知ることになると考え、どんどんアップすることにしました。
試行錯誤の連続で、特に鋳造を始めてからはせっかく作った型を何個も無駄にしたり、型の不備がわかって鋳造前に捨てることになったり、せっかくうまく行ったものを誤って再度溶かしてしまったり、ぐったりするようなことも何度かありましたが、
ここにアップする事が、ここまで自分の尻を叩くことになるとは思いませんでした。

仲の良い友人からは

目的地が見えている中で誰か(応援してくれる人)に経過報告しながら、何かを進めるという事は、けつも割れなくなるし、それどころか早く目的地に到着できる。」というメールをもらいました。
そして実際になんとか発泡スチロールのかたまりが、アルミで出来たエアホーンになり、
今日の試走でも高速道路や市街地で問題なくエアを吸い込んでくれました。


あと何度やるかわかりませんが、もう少し完成度が上がるまで、外が寒くて、アルミ屑と炭の在庫があるうちは挑戦したいと思っています。
そして、いつかは砂型で作ったガラスレンズを使うテールや、ポイントカバーも作ってみたい。

自作野郎の皆さん、あの時は、「暑いけれども元気でやってますか?」と書きましたが、
これからは寒さに負けず頑張りましょう!

4 comments:

  1. はじめましてこんばんわ。初めてコメントしますがいつも楽しくBLOG拝見させて頂いております。
    僕は東京で93年式という4速でもなくメンテもしずらい微妙な年式のエボスポーツに乗ってます。
    やっぱり僕も常々オイルタンクの形状が気に入らないです。しょうがないといってしまえばそれまでだし、カッコよくまとまっているのも世の中沢山ありますが。
    それをKフレーム半分移植してBキャブで自作エアホーンにするinuchopper様 かっこよすぎると思ってます。
    私は自作野郎ではないんですが、 Kとかアイアンに頑張って買い換えたらカッコイイのは当たり前、エボスポーツをどうカッコ良くするか常々考えてます。
    本当に楽しいBLOGですし更新楽しみにしておりますが、なによりマイペースで楽しんで下さい。あなた様のバイクがカッコよくなっていくことが自分のことのように嬉しいし楽しいのです。

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  2. CTさま
    コメントありがとうございます。
    そうなんです!もちろんアイアンだって欲しいし、ナックルだって大好きです。
    でも今、自分が乗ってる愛機だからかっこ良くしたいんです。

    エボスポーツのオイルタンクやショックマウント位置に対する僕の回答は後ろ半分交換でしたが、それしか手がないとは思っていません。
    でも改造を始めてから、かっこいいって何か?いつも考えるようになりました。
    自分がどうやりたいか?
    誰が見てもヘンテコでもいいから自分のイメージを突き進みたいほど
    自分に自信がある訳ではないので、
    そのイメージを模索する事は自分と、外の世界と、バイクとの
    最高に微妙なバランス作業なのでは?と思っています。
    そしてもしもCTさまが自作をされないとしても、その模索はとても楽しいと思います。

    これからもよろしくお願いします!

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  3. いつも、楽しみに拝見しております。
    エアホーン型かっこいいですね!
    しかし、ひどいこと言う人いてますね、エボスポに似合っていると思います、かっこいいです!
    鋳物も、見ていて、うらやましさと、自分も頑張らねばと、励まされています。
    次回作、楽しみにしています!

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  4. UMEさんこんにちは。
    ショップで仕事をされているプロの方は採算の問題などで、
    「納得いくまで何度でも…」とはいかないそうです。
    なにも鋳物じゃなくてキャブセッティングでも同じですよね。
    そこはやはり自分のバイクなので、納得いくまで面倒が見られるのも
    自分ならではの楽しみだと思います。
    お店にはお店の良さがたくさんあると思いますので、
    自作しか認めないってことではないんです。

    UMEさんのアイアン、進行具合もとても楽しみにしています。

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