Monday, August 26, 2013

その後のトリプル


人間の治癒力というのは本当に驚嘆すべきものがある。
昔、友達のキヨTはアメリカに住んでいた時、愛用のベレッタ92Fで自分の手のひらを打ち抜いたんだけど、
帰国した後、見せてもらったらすっかりきれいに治っていて
言われなければそれと気がつかないくらいだった。
もちろんそんなにきれいに治ったのは若かったのもあるだろうけど、
大したもんだと思いましたねえ。

さて放っておいてはさっぱり進まないトリプルですが、
削る前をもう一度見てみよう。
これがアンダーブラケット
1510gある

これがいろんな汚い手を使って角を落としたもの。
約200g減量

しかし鉄は硬いね。いつも言ってることだけどさ。
向かって右は上の秤に乗ってる状態。
締め付けボルトの周りが多めに取ってあって、ボルト穴の上が不格好に盛り上がってる。

左は穴の周りギリギリまで肉を落としてすっきりさせた状態。
いつも何気なく「鋳物みたいに」なんてやってるけど
鋳物とは、最低限の材料を使って可能な限り軽く、強くする技術。
そのための思想とノウハウが詰まっている。
ある程度削ったら仮組して雰囲気を見る。

これを何度も繰りかえしてやる。
シャフトは仮にはめてみたいんだけど
焼き嵌めでちょうどいいくらいになってるので
うっかり嵌めちゃうととれなくなって大変だから、もう少し我慢。


ほら、相当狭くなってるでしょう?

たまらずフォークも入れてみた。
これは細い!


気に入った!!

犬も喜んでるよ。






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