自分のバイクを改造する時、手当り次第に気に入った部品を手に入れて
片っ端から取り付けて、結果としてバランスが悪くてかっこ悪くなってしまうことがある。
どんな仕事でもそうだけど、全体のトーンとマナーを決めようと思った。
昔は、その時代で最高にカッコいいものっていうイメージリーダーが必ずあったけど、今は何でもありの時代だから、誰かにとって最高でも別の誰かには最低ってことだらけだ。
流派の違う最高と最高どうしが一台のバイクに同居してると、それは何故かすごくかっこわるいバイクになることがある。
今回、言ってみれば取り返しがつかない改造をするわけだから
作業までにおおよその方向を決めておかないと
部品の調達や作業の方法など、その都度迷って迷って迷走するだろう。
だいたい決めたって自分の心なんてコロコロ変わるんだから。
最終的に向かう方向はどこなのか?というような大まかな疑問から
高額でも格好いい部品を買って取り付けるのと自分で自作する部品はどちらが優先されるのか?というような自分の生き方に関わるような疑問までノートに書き出しておけばよかった。
ビンテージマシンにしたいのか?最新流行がいいのか?チョッパーなのか?
スタイルのためならブレーキもサスペンションも快適性も何もかも捨てられるのか?
このバイクいつまでも乗るのか?それとも買い替え前提なのか?
だいたい予算だってないんだから
自分で出来る部分は当然自分でやって、工具だって
自分が持ってるサンダーとドリル、ボール盤なんかで作業したいんだし。
しかし考えるまでもなかった。
このバイクはずっと乗る!
がんばったら東京名古屋が一日で往復行けるくらいの快適性は必要。
もちろん頂けるなら歴史ある本物の部品は欲しいが、基本は改造と工作そのものを楽しみたい!
ブレーキが効かないでけがするのは仕方ないとして、命まで失うのはゴメンなので、
その辺はよくよく注意しようかな。
この辺は最初から決まっていた。
それでも作業中この件では何度も考え込むことになった。
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