いよいよ、フレームを加工する作業を始めた。
この作業とは13年前の車体を半分に切って、後ろ半分に33年前の別のフレームを移植するという冷静な人なら誰もやりたがらない愚行で、この手の改造は外車のオートバイにはよく見られますが、まさか自分がこんなことをするとは夢にも思いませんでした。
さて、溶接されているフレームは、切るといままでかかっていた力が開放されて一気にボヨヨ〜ンとゆがむ場合があるので、開いているネジ穴にちょうどいいスペーサーを切り出して、ボルトでしっかり留める。
ここは新しいフレームへの溶接が終わるまで緩めない。
開いてる穴どうしをこういう風にパイプを介してきっち締め込んだ。
ギュイ〜〜〜〜〜〜ン!と景気のいい音を立てて切断。
下側はエボフレームに差し込む方法を取るので、少し長めに切断。
すごく華奢で繊細な感じがするフレーム、この作戦ではここだけしか使わない。
ついに愛車スポーツスターにもざっくりサンダーの刃が入った。この時点で下はもう切れてます。
Kフレームの鋳物のラグを残したいのでアールにかかる前、この辺りで切った。
なんとも言えないショット。例えるなら解体されたエゾ鹿とハンター。
自分にとっては何度見ても心の敏感な部分に訴えてくるインパクトがある写真。もしかしたら世間の人は何も感じないのかも知れないが。
完成イメージを膨らませながら次号に続く。
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