7年前に手に入れたXL1200Sのことなど、
いろいろな事を書きます。
まずは今年の春、フレームを一部移植した話からはじめよう。
この写真は改造前の一枚。
スポークホイール、コイルの位置変更やグリメカマスター変更、
リアフェンダーを微妙に切る等、自分でできる内容の改造を自分で調達した部品でやっていた。
このバイクは普段は居間に置いてある。ここで修理したり改造したり。
理由は盗難が心配なこと、雨風に当てたくない事、
いつでも眺めて、気になったところがあったらすぐに手が入れられるように、そんなわけで家の中に入れている。
ドリルやサンダーを使う用な時は外に出してやる。
バイク屋に持って行って何かしてもらうような事態にはまだ陥っていなかったし、出来る限り自分の手で作業をやりたいと考えている。
ところがどうしても自宅ではできない、しかし是非ともやりたい、いや、やらなければいけない作業が出て来た。
それがアイアンスポーツフレームへのエンジン換装である。
アイアンスポーツについては改めてここで書くまでもないだろう。
パンチのあるエンジン、シンプルなスタイル。
特にフレームの後ろ半分のコンパクトさはエボリューションスポーツスターでは、どうやっても得る事ができない造形だ。
リアショックの位置、オイルタンクの形状、無い物ねだりと言ってしまえばそれまでだが、
その形は今のバイクを手に入れる前からとても気になっていた。
この写真のようなエンジン回りに必要な部品がぎゅっとつまったようなスタイルにやられちゃったんである。
しかし、アイアンスポーツを扱っているショップや実際にアイアンスポーツに乗っている人に話を聞くと、それなりに気を使うことも多く、トラブルの発生リスクも気になる。
ともかく修理も自分でできなければ経済的にはとても維持できないが、維持費やパーツの供給、整備のノウハウなど、頭の痛い問題もそれなりにあるようだった。
思い切って買ってしまえばどうにかなることはわかっていたが、
今のバイクは7年ほど前に弟から譲り受けたもので、
その時は吸排気以外はノーマルの美しいブルーの車体だった。
このバイクを7年間の間、自分でメンテナンスしたり、改造しながら乗っているうちに、だんだん愛着が湧いてきた。
どうしてもアイアンスポーツに乗りたいのでハイさようなら、という気分ではなくなってきたのだ。
なぜ自分がアイアンスポーツに乗りたいのか、ハーレーというバイクに何を求めているのか、
書き出したり、頭の中でぐるぐる考えたり、実際に車両を見に行ったり、そんな時期がしばらく続いた。
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