怒る自分自身に酔ってはいけない。

原子力発電の問題に関して、政府の対応、テレビ新聞の報道、腹の立つことばかりです。

僕がこの場で声を荒げて怒鳴ることは簡単ですが、そうすると本当に言いたいことが上手に伝えられなくなるような気がしてしまいます。

本当に大切なことは、原子力発電の不完全さ、不経済、そして大きな危険性を、見ている皆さんに知ってもらい、危機感を感じてもらいたい、ということなのです。

本当に大切なことが、僕の怒りにかき消されてみなさんに見えなくなったら困ると思っています。

僕自身も経験がありますが、怒って大きな声を出していると、とても気持ちよくなってくる時があります。
罵倒や怒号が止まらなくて、罵り言葉や悪口が、まさに立て板に水、と言った感じでスラスラとでてくるのです。

しかしそういうときに限って、うっかりと失言をしてしまい、後で後悔のパーフェクトストームにたたき込まれてしまいます。

怒り本来の正当と思っていた理由も、詰まらぬ失言がその正当性を覆い隠してしまいます。

誰かの言葉です、僕の言葉じゃありません。
「怒ることは必要だが、怒っている自分自身に酔ってはいけない。」

本当は、ふざけるな政府！なにが暫定基準値だこの馬鹿！お前が福島第一原発の前に住めや！
と言いたいのですが、ここはぐっとこらえて
みなさん放射性物質には気をつけましょう。
そして原子力発電は即刻（緩やかにではなく）終わりにしましょう。

それからいざというときに何の根拠も無く「健康には問題の無い数値です」とニュースで言い、受信料を払っているみなさんより東京電力を守ろうとするNHKとは受信契約を解除しましょう。