Monday, April 7, 2014

自作派のみなさんへ Ako家合宿 なぜ君はバイク作るのか。



全国の自作派のみなさんこんにちは。

パブロフです。
あまりこっちを見ないでくれるかな?
見られると集中出来ないんだよね。

さて、先週末はAKO邸にて合宿をさせてもらって来ました。
今回の写真はゼロ!
一枚もありません。
実際に写真を撮るヒマがなかったんだ。
それと、写真撮ってるより話さなくてはいけないこと、
確かめたいこと、
それから自分のバイクのタンクの溶接をさせてもらうこと。

ともかくやることが多すぎて
皆さんにお見せ出来ることができないのです。


犬も入れる水族館の写真でも見てもらいながら
合宿の話と自分の話をしようかな。


土曜日は朝8時に出たら道路がすごく混んでて午後2時に着いたんだ。
メンバーはAKO夫妻とコウバ長、それから工場長
ちょっとややこしいけどコウバ長とコウジョウ長は別の人ね。

他にも昔からの友達のシンタロウくんや
写真家のリホさん、
名前は知らないけどカッコいい青年も来てた。



今回話したことはここではとても全部は書き切れないんだけど
どういうバイクを作るのかという話。
他の自作派3人はそれぞれ考えがあっていろんな方法で作ってるからここでは省く。

僕が今回確認したのは完成した瞬間が最高なバイクではなくて、
乗って行く事で仕上がって行き
使い込まれる事で味わいが増すバイク。
多分死ぬまで完成はないと思う。
今だってノーマルから第一段階のフレームは完成だし、
新しい外装が出来たらそれも完成。
35ナローフォークが出来たらまた完成だ。

それと、考えを改める部分もあった。

こないだも書いたかも知れないけど
ショーに出すようなバリッとしたバイクは
フェンダーとタイヤの関係はすごくシビアにタイヤとフェンダーは関係を崩さないようになってたりする。
チェーンが伸びて調整するとそれだけで雰囲気が変わっちゃうこともある。

ピカピカにスポークのニップルまで磨き込んだショーバイクは
すごくきれいだけど、僕はとても維持出来ないと思う。
それにニップルをはずしてひとつひとつを磨くような行為そのものが僕には出来ない。

やっぱりショーにはきれいで隙のないバイクを出品するべきだと思うし
単にスポークを磨くのが死んでもイヤだと言う事じゃないんだけど、
よく考えてみたら
そもそもそういうのは僕の好む方向ではないんだ。
誰かと優劣を付けるとか勝った負けたとか、そういうのはレースでやればいい。
もちろん途中であきらめるつもりはないし
自分のバイクは自分で最後まで仕上げていくよ。

目的と手段の話をしたことがあると思うけど、
僕が自分のために改造をするのは改造が目的じゃない。
改造は手段で、目的はそのバイクを乗る事にある。


乗ると言えば、以前の僕は本当に毎週乗ってた。
週末は当時住んでいた埼玉の桶川から遠く離れた安房小湊まで
文字通り毎週通ってセクションを攻略したり
自分のバイクをうまく扱えるようになるために必死だった。

下北半島にも行ったし、水戸や気仙沼、長野、岐阜、京都や静岡
楽しい山があると聞けばどこへでも行ってた。

福島だって本当に豊かで清らかで、オフロードバイクの天国がたくさんあったんだ。

そこでみんなとバイクに乗って、夜は焚き火して正直ネタを持ち寄って
バイクや友達と時間を過ごす事は、今の作る事と同じかそれ以上に重要だった。

ここ数年、すっかりバイクに乗らないで
ただただ
フェンダーを2ミリ下げて…なんてことをやってたから
バイクに乗る気持ちがすっかり萎えてた。
もちろんその作業や考え方は僕に多くのものを与えたし、
今までに見れなかった視点でバイクの造形を考える大きな転機になったし、
大きな収穫がたくさんあった。

実は年末に犬号に車検用の外装を付けて走ってみて
けっこう違和感があったんだ。

もちろん、自分の改造のやり方も良くなかったんだろうけど、
自分が変わってしまってることにも気がついた。
下手になってる。
車両が重く感じて仕方ない。
スピードは怖いし
スキルが明らかになくなってた。

ショックだった。
これは本当にいけないと思った。
改造中断宣言をして
しばらく真面目にバイクに乗ろうかと思ったくらい。

まあ、すぐにそんな極端なことをしなくてもいいかと思い直したんだけど。

いるかは犬が大好きらしいんだけど
犬はイルカがものすごく怖いみたい。

自作派のみなさんはどういう思いで自分のバイクを改造してるんだい?
速くするため?
カッコ良くするため?

その終着点はどこなんだろう?

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