Thursday, September 5, 2013

2013ハイスロその3

それが起きたのは幸せな時間の数分後でした。

ザー!
突然僕たちを襲った猛烈な雨は、バンドも、音楽も、宴会も、すべてのものを押し流していきました。


僕のカメラは防水じゃありません。
もちろん僕自身もまるで防水ではないので、ここからは車内からの撮影です。


この無念そうな彼の顔。



しかし彼らの特製の宴会魂はそこかしこでその小さな火を燃やし続けていました。

この土砂降り、この笑顔

もちろんおじさんは笑えない状況です。

本当に横殴りの雨、唐揚げのトレーや枝豆のどんぶりがあっと言う間に雨水で満たされて行きます。
豪雨の中、傘もささずにそのおつまみを大量買いする男前な女性。
姐さん、コロッケごちそうさまでした。

謎のボージング男子とそれを撮る男。

本当に普通のカメラだったら5秒で動かなくなるだろうね。
この裸のお兄さんはぺたんこのかっこいいお腹をしていますが、
もうすっかり変なテンションです。

全然関係ないですが、ぼくもみんなの前でシャツを脱ぎたくてたまらなくなるような
そんなお腹になりたいと思いました。


もう僕らに出来る事は、ただひとつ。

なるべく濡れないように


車でギリギリまで近づいて、
ビールを買って
安全な所へ駐車して飲む事だけでした。
飲酒運転かって?メーターの所にあるの?
これはノンアルコールだよ。
大雨の中ガボさんを道連れに濡れた犬の臭い満開の車の中で小さな酒宴です。


少し小やみになって来て、金ちゃんと逹ニイがやってきました。

グラフィカルでこわもてなお兄さんたちと仲良く遊ぶパブロフ。

パブロフはすっかりガボさんが好きになってしまいました。

ガボさんは自分の車に戻って、僕はそのまま一休みすることにしました。

そして事件です。
いや、事件でもなんでもない、大失態です。
前日寝ないで会場入りした僕は、そのまま車の中で熟睡。

テントの中の宴会も、Bakiさんのステキなミニライブも、
なにも見る事も聞く事もなく、気がついたら夜中の11時

車から降りてみればもうそこには誰もいません。

あああ…みんなどこ行っちまったんダ。

ハイスロットの夜はパブロフと共に更けて行くかに思われました。

つづく。

No comments:

Post a Comment