前回のが一番いいと思ってたけど、
リアサスが柔らかくて結構沈むから、乗って沈む分を少しだけリア上がりに修正。
もちろんタンクのマウントも高さを整えて全体のシルエットから直す。
僕はこのあたりは非常に勤勉とも言える丁寧さでかなり神経質に位置を考えるのである。
緻密なプランと大胆で思い切りのいい施工
シートも何度も削ってこんな形が出来て来た。
ウレタンの表面は最後にもう一段階細かいペーパーで整える。
今回は描かなかったけど、シートの表皮の分割ラインをマジックで書き込む事が多い。
ここに紙を当てて型紙を作る
型紙はピッタリで作ってから、2回目に縫い代を付けて、
新しい紙からもう一度切り抜く。
作ったら革に置き換えてやる
縫い代はマスキングテープの幅とかなにかガイドになるものをつかうといい。
革だからマチ針やしつけもできない(やりにくい)ので
僕はマスキングテープで仮止めしてミシンをかける。
テープを縫っちゃうとあとで剥がすのが面倒なので、
針がテープのところまで来たら剥がして縫うのがいい。
僕は北軽井沢のゴミ捨て場で拾った
ジャノメのミシンを使っている。
縫う前は糸の調子や縫い目の幅をよく調整するといいよ。
できたのがこれ!
なんか上の切り返しが中途半端に小さくてなんだろうこれ、
修理したシートみたいになってる。
数日置いて考えてみたけど、どうしても愛せないのでやり直し。
僕はやり直しは嫌いだけど仕方ない、自分の力不足なのである。
こういう方がそれらしいかな?
今回はより正確な形が取れるように
紙ではなく不織布を使ってみた。
インクの乗りもいいし、モノに思いっきり巻き付けたりできるから
より型紙が取りやすい。
バッグを分解して型紙にしました。
で、やり直したのがこれ。
キワキワのパイプも均一にできたし、
座面と側面の切り替えの2重のステッチもほぼ等幅で出来た。
こういうのはとても嬉しいものだ。
うれしくなって近所の林まで押して行って
写真を撮る。
跨がったり、限界すれすれに寝かせたり、大いに盛り上がってる。
次はゼッケン付けてちょっと苦手な塗装をしなくては。
あとストーツの黒いフォークプロテクターを探さなきゃ。
続くのである。