またしてもチャンバーかよ!
申し訳ないがここは僕の言いたいことを書く場所なので
ご勘弁いただきたい。今は猛烈なチャンバーのマイブームなのです。
そう、今日もチャンバーなのである。
バラバラに巻いた鉄板はひとつづつを筒状に溶接して
それをさらに連結させて初めてあの胃袋みたいなチャンバーになるのである。
今回僕にはひとつの目的があった。
それはチャンバーを昔ながらのやり方で酸素とアセチレン溶接で作ること!アセチレンガスの溶接で輪っかをつなげてつくられたチャンバーを叩いて胃袋みたいになってるあれ。
今回チャンバー作りを僕に指導してくれるハットリさんはそうやって20代の頃は毎日チャンバーを作っていたんだ。
彼とはメキシコのデザートレースに出たり、ラリーを企画したり、一緒に遭難したり、何度もピンチを切り抜けて来た長年の友達だけど、彼が実際にチャンバーを作っているところは見たことがなかった。鉄板で作られた黒いチャンバー、憧れるぜ。
ところがアセチレンと酸素でチャンバーをつなげ始めて数分で僕がわかったのは、この方法では今回は間に合わないということ。めちゃくちゃ神経を使うんだもん。その上鉄の特性で、炙って熱々になった鉄が定期的にバチーン!って弾けるのだ。TIGで鉄板の突き合わせが出来るようになった僕のレベルでは、ガス溶接でチャンバーが完成するのはなかなか大変そうだ。
元々聡明な僕はすぐに気がついて、アセチレンは早々にあきらめTIG溶接を選択。
アドバイスと指導を受けながら薄物つき合わせで溶接開始!
やっとできた輪っかがこの写真のやつだ。