Tuesday, August 21, 2018

電車初心者inu chopper

電車は難しいね。結構慣れてきたと思ったけど、乗るべき電車を目の前で見送ったり、余裕かまして乗り損ねたりさ。
最近は横須賀線ってのによく乗るんだけど、山手線みたいに2分おきには来ないし、同じホームに行き先が違うのや特急も来るから、蒸し暑いベンチで25分待ちになっちゃう。
仕方ないからホームで久しぶりの更新してるダメ野郎、それが僕です。
あっ、そう言えば緑と橙色の2色の横須賀線なんてやめてほしい。
昔から横須賀線は紺と肌色、湘南電車は緑と橙(だいだい)色って法律で決まって たんだ。
西大井とか武蔵小杉駅なんてのも初めて知ったぜ。
ま、幾つになっても世界は新しい驚きに満ちてるぜ。
パブロフとも朝から晩までずっと一緒にはいられなくなっちゃった。

Friday, August 17, 2018

イタリアの旅自転車編 その11 




パソコンの人は再生してから下にスクロールするとBGMになるよ
中学生からもうホントに馬鹿みたいに聴いてた
いやいや、ちょっと忙しくなっちゃってさ、なんだかバタバタと日々を過ごしています。
それと、バリバリのビルダーとフラットトラッカーに混じってフレームからバイクを作る大作戦に参加してるからけっこう慌てていろいろやってるんだ。
この模様は映像に撮って後で公開する!

みんな面白いことやってる?
フルライフで人生生きてる?
たくさん仕事してたくさん遊んでる?
お金の話じゃねえぜ、たくさんの蓄積は絶対いい結果を残すんだ。
説教臭いって?
何も勉強しろとか納税しろって言ってんじゃないよ。

仕事も遊びも思いっきりやろうって言ってるだけ。




さてここがミラノの自転車コース、まさにボードトラックなのである。


なんだかタンデム自転車で記録を出すために走っていたらしいが、
ものすごい音を立ててタイヤがバーストして終わったらしい。
僕らは肝心なところは見れなかった。



競技場の前のマンション。
建物はどってことないように見えるけど
日よけとか、家々のベランダの草花とか、とてもおしゃれに出来てる。道路に面した一階はカフェかな?こんなアパートの一室で第二の人生なんてちょっと素敵だな。なんて妄想してると人生が長くなっちゃう。「あ、ビルだな」って思うのと「ここの三階に住んで時々下のカフェで朝ご飯食べたり、ミラノの町を散策したり、山本君のところまでバイクで遊びに行くのは楽しいだろうな…」なんて考えるのは脳の刺激が違うってもんだ。

果たしてそれが脳にとっていいことなのかどうかは定かではないけど。


ユーコさん曰く、共産党が多いとコープがたくさんあるのよ!だって。


一般のおじさんもこうやって自転車乗ってる。
多分同じ歳くらい。そっか自分もこういう風に見えるのかな?とか
またしてもいろんなことをグルグル考えてしまうのである。



目の丸い好奇心旺盛なかわいいのが来た


自転車のことはまったく詳しくないけど、
スタンドがあるのにガードレールに立てかけて変速も前ブレーキもないのがかっこいいのはよくわかる。サドルの鋲もかっこいいね。


この看板の写真達を看板屋のはっとりさんに捧ぐ





競技場ではすれ違いになっちゃったけど
ユーコさんとやっと会うことができた!よく話を聞いてなんにでもすごく興味を持って、それが持続して、パワフルでナイーブでよく気が付いて、もちろんイタリア語はペラペラ。仕事が出来るんだ。イタリアの撮影とかコーディネートは是非!



彼は主催者のひとり、なんだよカッコいいじゃねえか!



我々と同じようなスタイルのおっさん発見!今のうちにやっつけとこうかと思ったら、明日はもっと競技っぽいので出るんだって。



競技用の自転車にもカバーイドランプがついてる



ニッカポッカにハイソックス
こういう袋がはやってるみたい。


原宿のおしゃれ番長だな。




柿の種を奪い合って食べる現役のポリス達

ポリツィアってんだ。煎餅をポリポリ食べるのと語感が似てるね。



イタリアでも北にあるミラノはスマートな女性が多くて、
みんなカッコいい。つーか身なりをちゃんと気にしてる。


野口さんと野口さんはご夫婦ですか?って聞かれて喜ぶユーコさんと
苦笑する社長ちゃん。

この右のTシャツいいなって思って撮った1枚。


同じくかわいいなこれ!って思った一等賞のトロフィー
まさかこれ、それと上のポリツィアシャツをもらえるなんてこの時はまったく思ってもみなかった。




みんな革のベルトの使い方がうまくて
ちょっと記録してある



使わないベルトをちょっと巻いといたり。



帰り道であったカッコいいレンジャー
きれいな奥さんが運転してた。


新しいフィアット500もイタリアでみると無条件に欲しくなる。


なんだろ、鎌倉とも違う、夕日が旅情をかきたててるのかな?


Thursday, August 9, 2018

イタリアの旅自転車編 その10 中断してたゴメン!

イタリアの旅、中断してたゴメン、

この写真達を見ていても、なんだか夢でも見ていたみたいだ。
ホントにあんなことがあったのかな?
すべてのことが出来過ぎだろ!ってくらいうまく行って楽しかった。

この後日本に帰ってから2ヶ月はジェットコースターに乗っているみたいにいろんなことがあって、今の僕はちょっと新しい仕事を始めようと思ってるとこ。なんと生まれて初めて自分から英語を勉強してる。
今まで仕事やパソコンのソフトみたいな技術が必要なことは実際に仕事をやりながら覚えて来たので、こんな感じに教科書とか問題集で勉強するなんて全然経験がない。つーか正しい英語の勉強の仕方すらよくわからない。


僕の学生時代の英語は中学で中退、あと高校は落第ギリギリでパスしてきた。その後は大人になってから外国で撮影の仕事をするとか、アメリカやメキシコでレースに出たりするため必要に応じて覚えてきた叩き上げスタイル。


「英語くらい」できるようになりたい…って思って数十年。
今はホテルに泊まったりレンタカー借りて旅行するくらいなら不自由はない。撮影で無線機を使ってたから、ちょっとした電話くらいまでならなんとかなる。
でも、頭の中で長い文を組み立ててペラペラしゃべったりは出来ない。

前に七里ケ浜のDEUS BIKE BUILD OFFで、審査員の伊勢谷友介氏とDEUSのアートディレクターの人と三人で英会話しなくちゃいけない局面に遭遇して、伊勢谷氏が流暢に英語をしゃべるのを見てやられた!って、もちろん見た目も中身もなにもかもやられっぱなしなんだけどさ。
その時も英語もう少し勉強しなきゃなって思った。

でも痩せなきゃ!とか筋肉付けなきゃ!とと同じでこの手のものはNO PAIN NO GAIN。
自分自身で身体と時間を使ってキツい目に遭わないと出来るようにはならない。

もちろんバイク作りのセンスや技術も同じことだけど、僕にとって、より面倒くさくて我慢と苦痛を伴う努力が必要なのが語学と肉体だ。

もし君が語学の勉強が大好きとか、筋トレ大好きならそんなことはないのだろうが、僕が使っている頭と筋肉は製造されてから52年が経過しており、どうやら物覚えが悪い老いたロバ並に新しいことを覚えるのが苦手になっているようである。

そして伊勢谷友介は、かっこいい肉体と英語力を両方持ってた。
出来る男は努力してる。出来ないヤツは過去の遺産を食いつぶしながらみっともないジジイになる。「努力」苦手な言葉でそんなものを大上段に振りかざす大人は大嫌いだけど、こりゃちょっと真剣にやらなきゃダメかも知れないって思いを噛み締めながら今日も単語を覚えています。


さて、イタリアの僕らは土曜日の午後からミラノ市内で行われるイベントの車検と受付に向かった。英語がペラペラでイタリア在住の山本君によればミラノ市内は交通の規制や駐車禁止の時間が細かく決められていて、よく事情を知らないとなにかしら切符を切られて不愉快な目に遭うという。10回行けば3回は何かがあるというからかなりの確率だ。

 小さなフィアットパンダに乗った我々は山本君のドライブでミラノまでの道をかっ飛ばす!時速40キロくらいから80キロまで、ギューーーンと小気味よく加速する感じは昔乗っていたパンダとそっくりだ。実際クルマの常用域ってこのくらいなんだ。
水勾配でやや逆バンクになってるロータリーを回って、運河の横を突っ走り、周りの建物がどんどん増えて来たらもうそこはミラノだった。

古い修道院の跡地みたいなところが公園になっていて
その公園の建物の中に会場はあった。



おいおい、なんだこの雰囲気!
自転車のことがよくわからない僕もワクワクして来る!


昔警察車両だった
アルファロメオの四輪駆動車

「わー!」って感じでヘビに人が食べられてる絵がかわいい。


1930年代の一般的自転車の我々は少数派でこういうレーサー自転車がメイン


ちょうどこの時期、チーターのバイクでラグのロウを取り除いて磨く掃除ばかりをやっていたのでこういうラグが気になって仕方ない



フレームのサイズとか
タイヤ(ゴム)はピレリとかペダルはビアンキみたいなことが書いてある




水ボトルがいい感じだね。



見る人がみたらうっとりするかも知れない。


公園の昼下がり。犬を離して自由に遊ばせてるけど誰も「犬は繋いで!」とか騒いだりしない。
文化の成熟を感じる。
僕の住んでる東京のはずれの区は「公園に犬を入れるのを禁じます」とか
住民税を払いたくなくなるような立て看板だらけ。



このチェーンとスプロケットは現代のものに比べて歯の数が半分
肉抜きの加減も実にレーサーらしい。



革のサドルも穴ボコボコ
サドルが前に下がったりしないように抑えのバーがついてるのか。

こちらはノーブレーキ


レバーもドリルドだらけ。
こういうのが次に作るものに影響されちゃう。



アルミのボトルの口はコルクの栓。走りながら飲めるようにコルクのフタはヒモで結んである。

きれいな形のラグだね。


鋳物のリブもこういうラグも、必要最小限の形で最大の強度を得るための形なんだ。
ただ表面を凸凹にするだけで鋳物に見えるわけでもないし、差し込み風に作ればラグに見える訳でもない。


市内を少し移動して、ボードトラック会場に来てみた。

おじさんたちが待ちきれず前日ツーリングしてる。
我々みたいなサスペンダーに白シャツもいる!

そして我々はここで駐車禁止の切符を切られたのであった。


無念である…