Sunday, April 28, 2013

黄金週間はXR愛護週間

何を隠そう、僕はもう20年以上HONDAのXRを愛好しています。
散らかった三和土に並んだバイクを見て下さい。
一番右の250ccは1987年式だから
もう26歳

26歳なんて本当にかわいい盛りです。
アールズのオイルクーラー付けて600の外装付けて280ccまで排気量上げて前後はMD-08の足回り組んでリアはディスクブレーキにしてある。
でも外観からは全然わからないタダの汚いバイクです。

このオレンジの外装が乗っかってるのは600cc。

PIONEER PARIS DAKERって書いてある
昔ダカールラリーに出た友達が
お土産にくれたステッカー
D-PROシールも懐かしい!

きれいなR119の外装を探しています。
でも日焼けしてても悪くないような気もして来ました。
奥にきれいな赤のがあるし対比でいいかな?


さて、今日はさっきの白い250を公道に復帰させてやるために
部品を揃える必要があり、

ストック部品の箱を出さなくてはいけないのです。

ここは犬小屋の地下の入り口



ではなくて、床板をはぐった所

床下のケースには以前から買って保存された、まさにNOSのパーツが隠してあるのだ。
床下と言えば、室内によくあるタイプの床下収納も自分で床を切ってとりつけてあるのだけど、収納ボックス本体より、ボックスを引っこ抜いたむしろその周りに、
たくさん外装やタンク、その他部品がしまってある。

今後の計画として
床下の土を全体的にもう少し深く掘り下げて
その上にレールを敷設。
レールには台車。
台車を貨車にして、上に乗せたプラケースを連結器で繋いで、
普通では手が届かない床下の遠い遠い奥の方まで物を入れても容易に取り出せる
男の地下鉄計画を構想中なのだ。

元隣人で南米を家族3人自転車でパタゴニアからエクアドルまで走った男、T田ちゃんも
床下に大量の自動車部品をストックしており、
先日遊びにいった時は、わざわざ畳をはがして
貴重なグリルやエンジンを見せてくれた。

ちなみに和室で自動車のエンジンをバラすものだから、
畳には巨大なオイルの真っ黒なシミができていた。
よく追い出されないものであると思うと同時に、

つくづく犬ちょ置き場はフローリングで良かったと思うのだった。


土地が狭くてデキる男は部品を床下にしまうものである。
これキホン!


ざくざく出て来た部品どもは


ざっとこんな感じ。
でも何年か振りに検品したら
NOSのはずのロッカーアームやバランサーがうっすら錆びていたり、
いろいろがっかりなことも散見され、時々の風通しの大切さを思い知りました。

明日中にきっちり組んで火曜日に再登録して来る!
あ、書類探さなきゃだな。


おはようございます。

こんな状態で走れてた頃が懐かしい。


まだ車検もあるのにバラバラ
この状態ですら懐かしい


一昨年はこんなだったんだね
もちろんこれはこれで悪くないように思える

あっ、タイマーカバーとTシャツを増産する予定です。
エボスポーツ用69カバー縦穴も
量産してみたいなあ。

ワンオフとはちょっとバージョン変えて木型から作らなきゃ。

Saturday, April 27, 2013

危険な工程表

連休1日目
完成までにこれからやらなきゃいけないことを書いてみる。
工程表が危険なんじゃなくて
これからがんばらないとスケジュールが危険なんです。

フレーム関係

シート下アングル固定
補強板溶接

仕上げ

ネック補強切断
ネック下フレーム作り直し
補強やり直し

首の角度調整

溶接
ネックカップブラケット製作

ステップステー製作

キックカバーステー製作


タンク
位置決め
トンネル、バングス類 溶接

シート
ベース、ステー製作
ウレタンシェイプ
革張り




リアフェンダー
幅調整
長さ決定角度、円弧やり直し
ステー製作

ハンドル
スロットル製作
ワイヤー通し穴作成。

レバー製作
ブラケット製作

ライト組み替え

フォーク関係
アウター製作

ドラム組み込みスポーク張り
ナロートリプル取り付け
ライトステー製作

パテ作業

塗装

エンジン脱着
ステムシール交換
シリンダーまで外してフィンを削る。
シリンダー塗装


電気関係
配線作成。
スイッチ類製作
配線組み込み

組み立て

おいおいこれはヤバいねえ
全く時間がないよ。
かなり抜けてる部分もあるはず!



連休では
電気関係の配線とスイッチ関係、
レバーとブラケット
フレームの補強外し位はやっとかないとヤバい!!








Friday, April 26, 2013

明日から連休! 誇り高く生きると言うこと。



今日もここをポチッ!として音楽を流しながら読んでください。



みんなは明日から連休なんだって?
それは素晴らしい!
連休ってあれだろ?
彼女とハワイに行って、サーフィンして、ハーレー借りて乗り回して
夜はうまいもの食って酒飲んで当然のようにエロいことするんだろ?

ツーリングもいいなあ。
高速道路で一気にワープして
バイク友達と一緒に森を越えて谷を渡って沢を遡って、夜はキャンプで焚き火。
冷える山で焚き火を囲んで問わず語りに始まる正直ナイト!
燃える火は人を正直にさせるって言うからな。


先月くらいまでは無限の可能性に溢れてた連休、だんだん尻に火がついて来て
遊んでばっかりもいられないっていう現実を突きつけられて来たけど
俺は負けないのだ!

僕はこの休みは半分仕事して
残りの半分はバイク作るよ。ちょっと億劫でやりたくなかった首回りに手を出す予定なんだ。
それと、これは売り物じゃなくて超個人用に作る予定の
インターナルスロットルとフロントサスの作戦会議もやる。
完成したら見せるけど、この部品ははかっこ良いいよ〜。

少し長い休みがある時はだいたいは山に行く。
特に何をする訳じゃないけど、毎日うんと早起きして
薪割ったり焚き火したり大工仕事して、
隙をみてバイクで山行ってイノシシの道を走らせてもらって、
日が暮れ来る頃にはクタクタになって戻って来て、
簡単だけどちょっと贅沢に肉かなんか焼いてみるんだけど
あんまり疲れてるもんだから、
まるで2歳くらいの子供みたいに晩飯食べながらこっくりこっくり寝ちゃうような
そんな生活をしに行くんだ。

近所には一人で家を作ってる友達がいるからそこに行って仕事を邪魔しながら
コーヒー飲んでさ。

普段は東京で一日中座って仕事してるから
朝から晩まで生きるために動き回る暮らしに憧れてるんだ。
食事も家も自分で作って、そのために身体を動かして
それこそフルライフだと思う。

以前は東京は借家で、山の家はなぜか自分のものだったんだ。
だから山に来ると自分の家に戻って来たような気がした。

でも、東京にいる時が仮の暮らしだとは思わなかったし、今でも思わないようにしている。
仕事がうまく行かなくて、どうしても別の仕事をやっていた時も
これは仮の姿…とは思わないように心がけて、いつも全力で仕事するようにしてた。
きれいごとかもしれないけど、それにはこんな訳がある。


故郷の島で起きた民族紛争から命からがらラバウル(だったっけかな?)に逃れてきた男がいて、
そのラバウルでも火山の噴火が起きて住んでいた街が全滅してしまう。

家族とともにジャングルに逃げ込んで、仮設の小屋を建て、雨水を飲んで焚き火で調理して暮らしてる彼が、僕の友達に向かって言うんだ。

「仮の人生がないように、仮の生活なんてない。ここでの生活は私の人生そのもので、リアルライフなんだよ。」
まあちょっとは違う部分があるかもしれないけど、だいたいこんな感じのことを言うわけさ。

これは友達が書いた道具学って本に書いてあるエピソードなんだけど、その友達の語り口が文章に表れてて、不覚にもカッコいい…って思っちゃうのがちょっと悔しいんだな。

だからどんな暮らしをしてても、どんな仕事をしてても、それが自分の人生そのもの。

誇り高く生きよう!




Thursday, April 25, 2013

次回、ドラムブレーキに咲く一輪の花

お待たせしました。
記事を書くのにどうもわかりやすい写真がないので
撮り下ろして来ましたよ〜!


で、どのドラムにしたのかと言えば、
そんなに引っ張る話題でもないのでさっさと出します。
買ったのはこれ。

CB450用のDRUM
スポークは40本
固着ありサビありで捨て値で出てました。

みなさんご存知のこのアイアンにも使われてるやつです。
これは18インチのままだったか
でもこれで見て知ってたのに、届いた時はハブが大きいように感じた。
改めて写真をよく見ると


ドラムの周りが黒く塗られてる


だから目に入る部分が小さくて外径が小さく見える。


このバイクもいつの間にかHONDAのドラムに変わってる。
確か一昨年見た時は違ったように思う。

使い方はこんな風に純正と同じように左にカムが来る組み方になってる
これはビッグツイン
36本スポーク


さて
品物をよく見てみると、いやよく見なくても
錆びてる
これは使えないねえ。

ドラムの中身も完全に
固着してた。
でもこの辺はよっぽど腐ってなければ簡単にもとに戻すことができる。
サクサクばらして掃除して動きをよくしてやった。

シューは走って外れたらおっかないので張り替えに出す予定。
1ペアで2000円くらいだって。













あとはどこで回り止めのロッドをとって
ワイヤーをどう引くか。

こっちは左引きでワイヤーを引くブラケットを新設してる。
そのかわりドラムのカバーのステーが余ってる。

こっちは右引きで上に。
ワイヤーの角度が少しだけ合ってない。
金属パイプでアウターのガイド作るか。ボトムケースにガイドを付けたら解消するか。

どっちもロッドを組み替えて引きを変えてる。




さてこいつも、まずはロッドを組み替えてみた。



しかし、ナローなフォークの間に入れるには
どうもハブの幅がやたら広い気がする。



こっちにはさっきのアイアンには見られなかったメーターギアまである。
ほら、こっちはすっきりしてる。


こうやって見ると約10ミリ
こんな感じに飛び出してる。

測ってみると約145ミリ
10ミリ差し引いて135ミリ。
これはノーマルの35フォークのインナーチューブ間と同じ。

とても入らない。


このドラムの富士山みたいな部分には中心部に鉄のカラーが鋳込んであるので
強度はある程度確保されてる
ほらね。
この富士山の標高は裏の根元から30000ミクロン
我々の言葉で言うなら3センチなので
思い切り良く12ミリは落としてもいいだろう。
これで12ミリ



対してこちら。
メーターは電気式のセンサーを使うので
これはいらない。
真鍮の蓋がはまってていい感じなんだけどね。


こいつの高さは
ドラムの小さなヘリから飛び出した分が23ミリ。
カメラが正面に回りにくいけどこんな感じ

ギアのかかりの部分はプラスドライバで外せるようになってる。
ここを真っ平らにして、アルミの蓋を作って被せたら
マイナス23ミリ。


このナットも好きだな。
犬号は今210キロよりちょっと軽い。
CBが190キロ。

僕が10キロ位減量したら
まるで問題ない程度。



元が135ミリ

こっちで12ミリ

こっち23ミリ

合わせて35ミリ

135ー35=100ミリ


なんだか急に行けそうな気がして来ないか?







あ、18インチだったんだ。




シュッとした印象で行けるかなあ。

XR250通信

XR250エンジンかかりました!
ガソリンのコックが固まってたけど
キャブクリーナーで掃除したら
キック5発で始動!

調子良さそう。
もう4年ぶりくらいにかけたのに
まるで問題ない。
エンジンオイルとブレーキフルードとパッド、エアクリーナ替えたら
普通に走れる。

あっ、フォークのオイルシール替えなきゃ

短く切り詰めたリアフェンダー

フレームタッチアップしたい。

日銀ドラムブレーキ作戦!

おはようございます! タイトルの「日銀」には特に意味はありません。 日銀ダイヤ作戦って小説を昔読んだような記憶があって語呂がよかったので… えー、犬号は生まれた時から使ってたディスクブレーキにさよならして、 ドラムブレーキになります。 

なぜかと言えばサスの左右幅を狭く、縦に詰めたいから。
もちろんスタイル優先でスプールハブブレーキなしって方法もあるとは思う。
でも普段使うバイクだし、毎日のように室内の上げ下ろしもあるので
やっぱりブレーキは欲しい。
いろんな理由はあるけど、

だってフロントブレーキ好きなんだもん、仕方ねえじゃん…。


もちろん、幅を詰めたハブを作ればディスクブレーキだって使えるかもしれないけど、
ドラムを試してみたいって気持ちもあった。

そこでどんなドラムがいいか考えてみた、
これはハンバーガードラム



こちらから写真をお借りしました



片ハブドラム
これもカッコいい。
この2種類のどちらかを使っておけば、間違いないのは分ってる。
でも結構高額なんだ。

高いんだよ。

カンリンもカッコいいさ
どこかで「お値段もお手頃」って書いてあったから見てみたら
21マン〜26マン円と大変お求めやすいお値段になってます。


これ知ってる?
左右ドラムのすごいヤツ

初期のGT750のドラムブレーキ
でもこうなって来ると
もう手段が目的を超えて来てる感もある。
僕が常に心がけてることがあって、


「手段が目的を超えてはいけない」
「自分で作った自分のルールに縛られてはいけない」

どっちもどこかで聞いたような自分で考えたような言葉なんだけど
詳しい解説は今度ね。

とにかく、今回の目的は
ハッとするようなドラムブレーキを見つけること!

じゃなくて、見た目がよく、充分な効きがあって
細身のドラムブレーキ
そしてお手頃な値段のものを見つけることにある。

で、何にしたかって?
すぐにもお知らせしたいんだけど
すこし写真整理するからちょっと待ってくれ!





次回、ドラムブレーキに咲く一輪の花
刮目して待て!!