Thursday, September 30, 2010

cast air horn その後

毎日毎日削っていたエアホーンのフォーム型ですが、
気がつくと10個くらいあります。
これをみんな自分で溶かしたアルミで鋳造するのが理想ですが
都内の住宅街ではなかなかアルミ溶解はままならず
そのまま放置プレイ中。
湯口を付けて砂型に入れて鋳造までは自分でするので、どこかで溶けたアルミの湯だけ売ってくれる所がないかな…
早くこの発泡スチロールの塊がアルミになることを夢見ています。

Bキャブ用エアホーン、最高に欲しい部品。

Diagonal rear stiffeners Cut! cut! cut! スティフナー切断!

にも書いたが、
アングルフレームでは後ろ半分のフレームを無粋で大きな鉄で補強してある。



斜めにどすんと入っていて、フェンダーとも干渉する。
この斜めが要らないステー
これをCut!なのである

ただ切り落とすだけだとフレームに負担がかかりすぎる気がする。
1972以前のフレームではここは鋳物にリブが立っていて、メインフレームとの繋ぎ目も広くとってあった。
しかし、アングルフレームと言われるこのフレームは、メインチューブがアングル材に突き合わせ溶接してあるだけ。

リアスティフナーは結構重要な部品なのである(多分)。

そこで水平方向のアングルと直立するフレームの間にガゼットを入れる。
5cm×3.5cmの三角を切り出して…

溶接のビードと干渉する部分を切り落としてから点付け。

位置と傾きを出してから、本溶接して、
そしてついに

フラットバーの補強を切る!

ほら、すごくすっきりして見えるでしょう?

補強はここに入ってる。
今回は必要最低限入れてみた。

オイルタンクを付けても干渉なし!

雰囲気を見る。
見やすいようにリアショックをはずしてあるけど、
フェンダーの前側と干渉する部分がなくなったので
前方向へ移動を試すための仮合わせや、作業性も大幅アップするはず。
なによりすっきりして気持ちいい。


ナット溶接

しばらくぶりに工場に入れていたと書きましたが、
いくつか気になる部分の作業をしていたのです。


雨の中、ドナドナで工場に

まずはオイルタンクのステーの取り付けボルトがとても緩みやすいのを改善する計画です。

現状はフレームに直接タップを切ってステーを固定しています。
このボルトは面で接触しないで、フレームの上下方向に線で接触しています。
これだと東京から神戸に着くともう緩んでいる。

振動で緩みやすいのと、ネジが3山くらいしかかからないので、そもそもあまり締まらない、ここを修正。

その前に工場カフェでカフェ飯を…
本日メインは定番の300円弁当と、ドリンクは缶チューハイ
隣にあるのは幅詰めを検討しに来た41のトリプル。
トリプルを肴に、久しぶりにN男と切断方法を打ち合わせ。
家族が旅行に出かけてる間に、デリバリーヘルスのお姉さんを
自宅に呼んで、大変なことになった人の話など聞きながら、気持ちよく食事をした。
楽しい時間ナリ。

さて、食後は作業開始、6ミリのフランジナットを溶接するために穴を拡大して
角をかるくさらったナットを叩き込んで

溶接、この後表面を平に削って完成。

ボルトでしっかり固定されました。
ステーとタンクはラバーマウントだけど、ステーはしっかり固定したかったので
これで完成。

Wednesday, September 29, 2010

雨とバイクと雑誌のこと

あるハーレー雑誌のタイアップの記事で背景に使いたいから3日後にハーレーを貸して欲しいと頼まれた。
直接頼んで来たのは長年付き合いのあるフリーランスのライターの人。
この人はいつも誠実な仕事ぶりで、どんな記事でも確認を怠らず、手配その他もとても丁寧できめが細かい。
フリーでこんなに手をかけたら仕事にならないんじゃないか、ってくらい周りのフォローきちんとやる。
もちろん見た目は大したことない愛機ですが、役に立てるならと車体を預けてある工場まで高速道路で取りに行って来た。
その途端に連絡があってその記事はナシになったとのこと。
理由は時間がないから。
そもそも昨日の時点で時間がないのはわかっていたはず。
聞けば、中止になったので場所の手配やモデルの手配、単車の手配までしていたライターの人にはギャラは支払われないと言う。
こういう手配ってすごく時間や手間がかかるし、丁寧な人だから気も使う。
そういう人に仕事を頼んでおいて「仕事はなくなったからさようなら」ってのはどうかと思う。
そんなルーズな仕事が積もり積もって、今の雑誌の低迷を招いたんだと、心から思う。
雑誌買わないもんなあ。
たった一枚でも、手元に置いておきたい写真があれば、一冊まるごと買っていたのに、
どうしてこんなに魅力なくなっちゃったのかな?
書いてる人がバイクが好きじゃなければ、本だって面白いわけがない。

雨がやんだし、バイクも帰って来たから
明日は乗ろう!

Monday, September 27, 2010

finish

と、言っても僕のことではないのですが。
毎日見ていました。
http://shinyakimura.blogspot.com/
アメリカ大陸をインディアンで横断するレースで、完走されたようです。
インディアンのことは全く無知な自分ですが
ピンチでも絶対あきらめない。
知恵と工夫でトラブルを切り抜ける
ヘッドにかけられたたくさんのワイヤリング

あきらめないこと、そしてそれを裏づける素晴らしい技術と能力。
おめでとうございます。
そして毎日のレポートもお疲れさまでした

Sunday, September 26, 2010

1966motor

こんなかっこいいエンジンがあるだろうか?
もちろんCB400(昔のね)のエンジンだって、XS650のエンジンだって
トライアンフだってカッコいい。
でもこれはまた実にカッコいいエンジン。
見てるだけでわくわくしてくる。
どこを見ても自分の好みの形
自分と同じ44年前に生まれたエンジン。
44年前につくられたプロダクトで、今もこんなに愛されているなんて。
今作られたエンジンが44年後にどうなってるかな?

http://elcistebravado.blogspot.com/http://elcistebravado.blogspot.com/

Tuesday, September 21, 2010

air horns 続き

やはりベル型はきっちりベルの方が気持ちいい
そこで削り直すことにした。

自分がやっていることが正しいのか?
裏面は収縮した時に小さ過ぎては困るのでやや太めに
当たり面はフライスでさらって仕上げる予定


カッターで面の変わり目を作って
最後にペーパーで仕上げる。
塗型に何か塗るらしい。
できることなら塗型剤で小さな隙間も埋めたい
しかし、何を塗ったらいいのか?
釉薬という人もいれば、ロウを塗ると発泡スチロールの面が滑らかになるという人もいる。
知ってる人はいますか?




疑問まみれです。

Monday, September 20, 2010

アイアン+エボフレーム

ネットを見ていたらこんなバイクが!
エボフレームにアイアンエンジン。
これだってけっこう大変なんだ。
フレームのスペースが長い分少しは楽かもしれないけど。

エボエンジンをアイアンフレームに積みたい自分とは
無い物ねだりの関係です

http://denofsportsters.blogspot.com/

これはJapanese styleなんだという話

35フォークが欲しくなるなあ


http://denofsportsters.blogspot.com/

air horns

大神戸共栄圏さんの一號機のカバーは



こうやって使われていた部品のようです

少し分厚いのは、外から見えないけど
こういうチョークの部品が入っているからみたいです



刻印がモールドされているのがいかしてます。

今回僕が作りたいのはこのシルエットに近い
裏側はすごくグラマーな形状です

粉まみれで日夜削り中…



シンプルできれいな形

Sunday, September 19, 2010

原型作り making pattern

Bキャブのインテークの型紙に合わせてスタイロフォームを切り出して


リューターで穴を開けて

反対側も貫通させて
残す高さをマーキングして
必要ない部分を削り落として

ネジの入る部分に丸みをつけて

牛の鈴の形をマーキングして

インテークの部品に合わせてマーキングして
穴を開ける
インテークと鈴の形が合体

中抜き用に反対側のパーツもグルーガンでちょちょっと固定


カッターで形を作って行く

裏側もこんな風に

次々と生産される原型

だいたいの形が出来た
この後紙ヤスリで仕上げる(クリックで拡大)

中がまだ汚いなあ
(クリックで拡大)
早く鋳物にしてみたいなあ