Thursday, February 28, 2013

フィンその後




暖かい日だったから久しぶりにエンジンを少し削ってみた。
なるべく平面をなくしてシリンダーが丸く見えるように。
最後にまた黒で塗って、表面を軽くヤスってフィンの形をわかりやすくする。
このシリンダーは、もう全然エボじゃない!
でもエンジンはエボ以外の何物でもない。
反対側は腰上までバラして一気にやることに決めた。

なに?初めからバラしたら早かったって?
こっち側は組んだままの方がプライマリーとの関係が見やすいからいいのだ!
シリンダーの大きさはもうこれ以上小さくしないで、フィンの形や厚み、上から見た丸さを丁寧に整えていく。
納期と工賃がないからできる贅沢プレイです。


次はシートポストを前進させるから、そのための形をきめないと。

Wednesday, February 27, 2013

細身田与一くん

おととしだったか赤間さんが作った

細身田与一君
大きなエンジンにスリムな車体。
スイングアームフレームでビッグツインとしては短いホイールベース
エボスポーツにスイングアームで勝負したい僕には
参考になりそうな部分がたくさんあるように思う

ディテール自体は僕がやってる事とは違うところも多い

ここで言ってるのは

車体の輪郭の問題。

スリムで小さい印象なんだ。


この辺、ぎゅっと詰まってる。


GOOD YEAR

スイングアームが逆反りすることを嫌って
アクスルを上方に移動してる。
バッテリーも小さく


タイヤが動くストロークギリギリのクリアランス。

リアフェンダーとシートポストの関係
マフラーの出口は、いぬちょと似てる感じもする。

スマートだけどガリガリじゃない。

ちょっと緊張しながら跨がらせてもらう僕
寝癖じゃないよ、後ろの人の頭だよ。


このトラック良かったなあ。

照明もとても上手で効果的

いいなあ
ガソリン1リッター80円くらいにならねえかなあ






3、4月これからの作業予定

迷走からアウトラインまでだんだん煮詰まって来た感のある犬号だけど、
2月3月はフレームワークの予定だった。

2月は短いスイングアームのことを教えてもらってから落札、
交換して、アクスル位置を決めることができた。
単純な交換作業だけだったら半日で済むようなことではあるのだけど、

タイヤとスイングアーム、フェンダーだけでかなり
サイズが小さく見えるね。



この位置の移動によって、リアサスの上側スタッド位置の変更、
フレームのシートポストの位置変更をしなくてはいけないということが明らかになった。

もちろん、リアフェンダーやシートの位置など、デザインというか、外見の印象を決める重要な部分も全部位置関係を再構築することになる。

また、スイングアームを交換したので機能部品としてのリアブレーキやリアショックのステーも作り直し、

シートポストを前進させることでオイルタンクもバッテリーケースもいままでの物が使えなくなる。

この辺はこれから作り直し。
さらに電装関係、点火方式をセミトラに変更して、配線をもう一度整理して、走行に必要な部分と、ウィンカーや制動灯等保安部品関連を分ける。

フロントはブレーキを変更して、リムの組み替え。
まだまだやる事たくさんだ!

Saturday, February 23, 2013

破獄

みなさんおはようございます。
毎日さむいですね。
おっと布団畳まなきゃ。

ご飯はおいしいなあ。


あっ、失礼しました。
僕は金沢監獄に服役中の人形でス。

実に悪人っぽい顔ですね。

この金沢監獄ではないけれど、当時のこのような監獄の

特別監視の厳しい独房から

4度も脱獄に成功した
男がいたんだ。

その男

佐久間清太郎

彼の脱獄人生と、当時の監獄の状況、
牢獄にいながらにして看守を自在に操る心理作戦。

すべてがあなたがこれから生きるための
大きな糧になるだろう。









特製の鉄のリベット止めの手錠を後ろ手にはめられて、
犬のように椀に顔を埋めて飯を食い、

手錠のはめられた手首は膿んでウジが沸く。

それでも恐るべき手段と方法で脱獄に成功する
目を見張る身体能力と不屈の精神力。

あっ、ステマじゃないんで、どこの本屋で買ってもいいです。
 なんなら古本でもいいから
ぜひ読んでもらいたい。

自作でバイクを作っていて
あれがないから、これがないから、
この作業は誰かに頼んで…
なんて思ってさっぱり手が進まない人には
何一つない監獄で4度の脱獄に成功した
佐久間清太郎の生き方を見て欲しい。

強盗の方じゃないよ、
脱獄のための心と身体の鍛錬。
目的と手段は間違っているけど

ともかくすごいんだ。



金沢監獄
放射状に8本伸びた飛行場のウイングみたいな監獄の1本が移築されてる。

はい、マイナスですね。


戦時中の刑務所で、こんな厳重な木の扉をいともたやすく破る話。

こんな寒い時期には必読の本

「破獄」


























フレーム検証。オイルタンク取り外してみる。

さあ、今日も僕のバイクを強制的に見てもらうよ
下までスクロールしてもヌードもオッパイも出て来ないけど許してつかあさい。
リアフェンダーのこと。
フレームが邪魔して普通にやったら付かないって確認できた。
そう、付かないならそれはそれでいい。
はっきりわかれば特に何も問題ないんだ。
付かなければ付けるだけのこと。
でもこれ見よがしにあんまり大げさに加工してたりするのはイヤなんだ。
この車両もフレームと干渉する部分はうまく逃げてる。

でも普通に覗き込んでもわからない


このアイアンも
普通に見てたら、いや少しくらい覗き込んでも絶対わからないよ

フェンダーとフレームとの干渉を実にスマートに処理してる。
ここからみてもあからさまな部分もやり過ぎ感もゼロ。


お前のいぬちょを希代の名車と比べてどうする?
というご意見もありましょうが、
理想は高く!なのだ。


このラインでフェンダーが進むとこの高さでゴチン!

オイルタンクはメンテナンスを兼ねて外す

問題の部分が露出!


確かに、ポストの取り付け位置が曲げてあるねえ。
こっちはほぼまっすぐ。



長いスイングアームを付けてる分には
気にならないんだけど

ショックも立ってきちゃう。

フレームを切ってXLCHと同じ形に2本のシートポストの位置を前進させるのも
ひとつの方法。
上側ショックスタッドの位置や形を上手に処理して自然に仕上げるのも腕の見せ所。

要はフェンダーとショックスタッド、シートステーの位置をどう自然に見せるか。


こないだアドバイスもらったんだ。

「同じ車両じゃないから、同じ形にしてもうまくいかない、要は見せ方の問題。」
全くその通りです。




部品を外したり眺めてると、あっと言う間に散らかってグジャグジャになる。
*注意:ここは台所の一部です。

一旦片付けてまた眺める。

う〜〜ん
このちらっと見えてるフェンダーのラインで収まればいいんだよな。

しかし問題は下側だけではなくてさ、立ち過ぎたリアサスを正規の位置にもどしつつちょっと寝かせるには、

ちょうどこのくらいスタッドを前進させる。
ここだと穴の開け直しで安易に対応できないから
アングルのやり直しは決定だな。

眺めてたらオイルのホースに亀裂発見しちゃった。
やれやれだ。

早く気がついてよかった。

このカムカバーを外さないと、オイルのホースの差し替えが面倒なんだよ。
下側切ったらレース車両みたいでカッコいいんだけど
犬号には合わないかな…


上に盛りたくないけど、ストローク考えたらこのくらいかな?
あとでリアサスのスプリング外してストロークテストしよう!
これも面倒な作業ではあるんだけど、やったらギリギリまでクリアランスを取れるから
損はない作業なんだ。
素人はこういう作業が工賃に反映しないから、真面目にやっとくか!