Sunday, January 31, 2016

砂型鋳造のための木型の作り方

暖冬はどこに行ってしまったのか?
犬号はけっこう頻繁に乗ってるよ。
ヘッドライトの位置が少し低くて、市販のワッシャを2枚重ねて約4ミリ高くしたり、
ワイヤに油差したりしています。

あと、寒くなってキックで始動してもすぐ止まっちゃって、
ドドン!ってなってからエンリッチナーを戻すまでにエンジンの火が消えちゃう感じ。
ガスが気化してないのかとか、いろいろ考えながら毎回汗かくまでキックしてたんだけど、
チョッパーもいいけどこういう腰高なアイアン好きだな。



ふと思いついて普段は1/8くらい単位で結構シビアに調整しているミクスチャースクリューを
一気に半分〜3/4くらい開けてみたら今までの苦労はなんだったのか?ってくらい
簡単にエンジンが止まらなくなってかかるようになったよ。

もちろんミクスチャーは必要以上に開いていてもそんなにいいことはないので
エンジンが暖まったらちょうどいいところまで締めてやるんだけど、始動に苦労していたのがウソみたいで、まったく気が付かないってダメなんだなと。

さて、テールランプは無事完成して、車体に取り付けて耐久性のチェック中。
約200gとは言え、それなりに重量があるものをフェンダーの先に付けるので
振動での割れや取り付けビスの緩みなんかも気になるところ。

同時に、量産のための準備にとりかかる。
左右対称な木型を作ってセンターで半割にできるようにする。
始めに左右別々に作っておいて合わせられるように

ホウの木を買って型を作る。
左右対称にしやすいように
10ミリの木を2個ずつ同じ形に切って
木工ボンドを塗ってからクランプで締めて固定、

直径60ミリなので10ミリを片側3枚。
型がズレないように木のダボを使って固定して
ヤスリとノミを使ってランプの形に整形。

ショートタイプとレギュラータイプは、同じ原型で作って
出来たランプの尻尾の長さを変えて対応しよう。

自分で作りたい人はドリルで板に穴開けたり、
鉄の棒を金ノコで切ったりするのには万力があるといいよ。
ヤフオクで3000円くらいででっかいのが出てる。
万力は一人でやっと持てるくらいのが一番いい。

ということで写真はまた今度。

Saturday, January 30, 2016

from Australia


Iron Bay: Nicky Dues 1966 XLCH from Tim Caraco on Vimeo.

すごい改造をしてる訳でもない、ジャンプやウィリーをキメてる訳でもない。
バイクの気持ちよさってこんな感じなんだ。
たった2分だから見てください。

僕の好きなアイアンの要素がばっちり入ってるバイクだし。
海も街もすごくいい。

誰か一緒にこういう撮影やらない?

Thursday, January 28, 2016

テールランプ続報

結論から言うとテールランプを売ります
長いのと短いの
全部自分で鋳造して数量限定で少しだけ作ろうと。
今、木型を作ってるけどこれがなかなか大変なんだ。

そして気になるお値段は
加工をお願いする部分もあるし、買ってくる部品もあるからまだ決まらないんです。
少しでもお求めやすくしたいですが
もう少し待ってて下さい。


Wednesday, January 27, 2016

彼らの流儀 鈴木和幸写真展

昨日26日から31日の日曜日まで、四谷のギャラリーで行われている
写真展に行ってきました。
6×6のハッセルブラッドで撮影したバイクとバイク乗りの人の写真。

中の写真はありませんが素敵なZINEもありますよ
僕はレースのシーンを集めたこれを。

会場でもいろんな人にお目にかかりました
PHOTO ROCKさんの写真に関する考えを聞いたりしているうちに
あっという間に外が暗くなってしまいます
_
いやマジで羨ましいです。
あまり羨ましいので…


こうしてやる!

その後僕はもう一件仕事があるので
皆さんとディナーを

中條さんこんばんは!



僕はイカフライとしょうが焼きのコンビネーションを…

中野さんとシンディーさん
Wユウジさんと夜の東京ドライブしてきました。

彼らの流儀は四谷三丁目
Rooneeで31日までです。









Monday, January 25, 2016

小型クロッカーテールの使用例の写真 pictures

Hello
詰めが甘いと言われます。
そう、完成写真がないよと。
あれだけ製作記を書いておいて、出来たらどうなったか見せろと言われました。


これです。



なんかナンバーの問題については、
「こういう法律になるよ」って教える人もいれば
「法律のことは拡散したり教えたりするな!」って言う人がいたり、
「お前はテールランプなんか作ってるけど、俺は静観するぜ」なんて人もいたり。


もう決まった法律なら仕方ないじゃん、だいたい我々が選挙で選んだ有能な議員さんや
東大を出た官僚のみなさんが一生懸命考えて決めてくれた法律じゃん。

素直に従いましょうよ

なんて思ってる訳ねえだろ!バーカ!!

とりあえず自衛手段だよ。
でもせっかく付けるなら好きなのが付けたいから作ってるんだよ。
と言っても僕はセンターにナンバーがあるのは結構好き。
デュオテールの時もそうだったし、シーシーバーに付けてたこともあったっけ。


取り付け写真の前に痛恨のミスを告白すると
裏から穴開けてる時にドリルが一部貫通しちゃってさ。
この上の写真。

同じ鋳物の湯口の部分を穴の形に合わせてくさび形に削ったのを
優しく叩き込んでから高さを揃える。

次にホームセンターで売ってる板金用ハンダの針金状のヤツを用意する。

そしたら母材を温めるためにガス台にランプを乗せて火にかけて
全体がハンダが溶けるくらいになるまで温める


温めたら、火を保温くらいに絞ってハンダを乗せてやると隙間に入っていくので
全周それをやってから冷まして削るとこんな感じ。
目立たないでしょ?
自分用なんで許してあげます。

このキャップボルトはイカさないので
ロックナットを手に入れてマイナスネジにしたい。






そしてこれが問題の装着写真
ナンバーにはPOSHのナンバー台を履かせて、それに穴を開けてランプに固定してある。
下側の穴はフェンダーも貫通して裏をロックナットで固定。

裏には一応アールが付いてるけど、
各自のフェンダーのカーブに合わせてヤスリやサンダーで削り直して下さい。



主張し過ぎずデザインし過ぎない素直な形を心がけた。
ついさ、オリジナリティみたいなことをしたくなるんだけど
ただ作る、って大事なことだと思う。
みんながもれなく言うのが「ただ作っては面白くないので…」
とか「普通に直してはつまらないので…」

僕は言いたい、「シンプルに作って普通に直せよ!」と。


そのくせ、自分たちが部品を買う時はただシンプルにノーマル部品みたいな
普通に出来てるものを血眼(ちま○こ)になって探そうとするんだ。

うっかりオリジナルなデザインを作りたくなる気持ちはわかるけどさ。

このテールランプだって短くて背が低いところがオリジナルと言えばオリジナルだし。



視認性は悪くないよ


横ナンバーになっても全体の雰囲気は特に変わらない。

まったく普通だと思うけどな。

カウベルとポイントカバーとランプが自作

自分で鋳造した鋳物部品がまた増えました。

けっこう小さいよ


点灯するとこうなる。
昼間はアレだけど夜はよく見えます。

雪が残ってるくらい寒いけど
集中してテールランプを生産しようと思います。



近日中にこいつを手元に戻してまた登録したいんだ。






Saturday, January 23, 2016

砂型テールランプの作り方 完成編

ソケットを仕込んで点灯試験してみる。
このソケットはエボスポーツ純正のゴムで包まれたタイプなので
そのまま突っ込むだけで位置が決まって振動も吸収される予定。




思ったより明るいけど、明かり光がかなり散る

ナンバー灯のスリットからも白い光が出るが
ナンバー自体は紅い光になっちゃう。
保安基準で番号灯は白くなくてはいけないので
車検対応とはいかなかったけど
市販の車検用スパルトレンズを入れたら検査通るはず。
今度の車検でトライしてくるよ


来週は短いのを仕上げよう。
平行して木型で作れないか試してみたい。


木型で中子を使えれば
こんな不細工なデカ穴を開けなくても十分軽くなる
元々が320gくらいだった本体は
約100gの減量
この削り作業がともかく時間と手間がかかるのである。
大変な上に穴の見た目はご覧の通りかなり良くない。
ドリルで何個も穴を開けて繋げて大きな穴にしてるから
やっぱりカッコ悪いんだ。

自分用なら時間のある時にゴシゴシしたらいいけど、
製品化するなら裏はきれいにしたいじゃん。





このフライスの刃で中をさらったらよくなるかな
残念ながらうちには25ミリの刃をくわえられるチャックがないので
この作業は外部にお願いすることになる。

穴開け前のかたまり状態。
アルミが隅々までよく流れるためには真ん中の穴は小さい方がいい。
なんなら完全に埋まってて最後に開けるのが一番きれいに鋳造出来るから
つい埋めちゃってるんだ。

次はレンズを固定するためのクリップが入る溝を彫る


小さくなったサンダーの刃はこういう時に活躍する

本体をきっちり固定して
サンダーを両手で持って少しずつ、間違いないように削る。
ここでしくじると今までの苦労がまさに水の泡
実際は全体を削る前にやっておいてもいいな。

溝は一気にいかないで90°くらいずつ丁寧に

11時から3時の方向に溝ができてるのがわかるかな?

溝が出来たら、クリップを作る。
こんなの売ってると思うんだけどさ
買いに行くくらいなら作った方が全然早い。

ぐるっと丸めて長さを合わせたら
ガスで真っ赤になるまで焙って水に急冷しておく。


気持ちよくパチンと嵌まる
本体とガラスレンズの間には黒いウレタンのパッキンを切っていれてある。


ちょっと順番が前後しちゃったけどマーキングして穴開け

出来たよ


小さいけどレンズは普通の50ミリだから
幅狭いフェンダーにも合う。

FXのフロントフェンダーに付けたらこんな感じ。
キャップボルトを使ってるけど、ロックナットを手に入れてマイナスネジに換えなきゃ

フェンダーからナンバーがこのくらいはみ出す。

ピリオンパッドを乗せても大丈夫




配線を布巻き線に変えて電気を繋いで完成!
拍子抜けするくらい普通。

欲しい人いる?

Thursday, January 21, 2016

ナンバーの位置を変えるための 砂型テールランプの作り型 もう少しで完成

まったく君らは更新すれば見に来るし、更新しなけりゃ見に来ないし、
わかりやすいにもほどがあるな。
ということで今日も鋳造ランプの続きだよ
何をするにも手でやれば時間かかるし、かと言って機械でやっても段取りには時間がかかる。
トロいと思うなら自分でやってみなって、とりあえず応援するよ。



実はこのランプを売ってくださいって問い合わせがけっこう来てるんだ。
出来かけの写真を見ただけなのに、
僕的にはびっくりするくらいの数の人が問い合わせてくれてる、ありがとう!
僕は鋳造とレンズが入る加工まではすぐ出来るけど
中をくり抜いてきれいにする作業が手作業になっちゃうから本当に大変なんだ。
僕がドリルでザクザク穴を開けて電球が入るサイズにするだけでよかったらいいんだけど


ソケット付けたり中と外の仕上げは自分でできるよ!って人は買って下さい

原型から手で削って作ってるから少し時間かかるかも知れないけど



ということで湯口を切っただけの状態がこれ

ざっとヤスリで表面をきれいにして
レンズをはめてみた
直径50ミリくらいのレンズでこの感じ

好きな感じ、しかし過剰なまでの手作り感…

ここから徹底的にシェイプして形を作るんだ。
重さが2/3になるくらい削るんだもん。

犬さんのは削り出しでしょ、って笑われたのもうなずける。

これにナンバー灯の穴が開けられるか
この時点では大変心配である。
これまたとりあえずフェンダーに載っけてみる

うん、いいじゃん
しかしiPhoneのフォーカス機能がダメになったのか
ピントが甘くて困っちゃう

過剰な感じがないように
気をつけてデザインしたけど
手作り感だけは過剰である。


この短さならタンデムシートが付くよ

こっちは長い方
デザイン的にはこちらの方がまとまりがあるかも


尻尾が長い分、視覚的な安定感があるのかな

ビンテージのフェンダーにビンテージ感だらけの砂型鋳物ランプ

翌日の東京は雪…

ガラスレンズが座るところはきちんとしたい
しかし機械はないので
フライスの刃をボール盤に付けて革手袋をはめた手でしっかり保持して
きれいにさらう。
機械加工で出来たら正確な上にとてもきれいなんだけど
無い物ねだりをしてもしょうがないので、知恵と勇気で乗り切るのである。

形も直してやったらずいぶん出来て来た!
ナンバーを止めるステーはフラットバーで作ろう。


ソケットを仕込んで点灯試験
いいじゃん!
なんとかナンバー灯のスペースも確保できそうなので
この後穴開け加工する。


ナンバー灯らしきものが出来たよ…
ここは6ミリのドリルを4個並べて穴を開けて
棒ヤスリで整形
モットジカンカカルヨイ!


覗き込んでも電球のフィラメントは見えないように角度をつけて穴をあけるのが大事
光が漏れてるのは違反なんだ。



この後取り付けの穴を開けてレンズを止めるクリップの溝を彫ったら完成
どうやって彫るかって?
もうアイデアはあるけどまだ試してないから
刮目して待て!