完成したのが2016年だからもう結構経つ。4年か…
5年前、手に入れてすぐ少し乗ったんだけど、なんだかクラッチが滑ってるような感じがあって、ちょっと手を入れたまま、登録しないから公道も走れないのでそのままになってた。
http://inuchopper.blogspot.com/2015/10/ironhead.html
この時の写真が結構カッコいいな
4年前にシリンダー塗ったあとでエンジンかけてみたらロッカーカバーからオイルが漏れてるし、ともかくうるさくてとても家ではエンジンかけられない。エンジンかけられないからどこから漏れてるか調べようがない。登録したくなったらその時やればいいや!ってカバーかけて保管してた。
今回どうしても乗りたくなった!でもエンジンの中が気になって塩原君の家に持って行って一度開けてもらって見てみた。 なんと中はカスタムしたときに確認した通り、ピカピカのまま!
シリンダーにもホーニングの跡が見えるくらい。4年前にピストンリングは新品にしてあるので
このまま走れそう。
翌日山の中でエンジンかけてみた。
火花が弱い感じがしたので、ポイントの接点を磨いてジャンプしたら、なんともあっけなくエンジンが始動!山の中だからか記憶よりは静かじゃないのか?
エンジンがかかるのを確認したので家に持って帰って、バッテリーを注文。
このアイアンは直流発電のジェネレーターとチリル式っていうレミーのレギュレーターが付いてる。これ、レギュレーターを動かすのに10ワットちょい電力は使うし、ポイントの接点は定期的に掃除が必要なんだけど、充電電圧の上限を簡単な隙間調整でやることができる。
何かあったら自力で帰れる系の部品がとても好きなんだ。
ジェネレーターに高額なICのレギュレーター使ってパンクさせては買い替える話も良く聞くので、今回はこの組み合わせに合うように昔ながらの開放型バッテリーを選んだ。
開放型はもし充電が過多になっても、中身が蒸発して圧を逃がすことができる。
定期的に点検と補水は必要だけど、それもまあいいじゃん。
11月の雨の日、トラックに積んでガラガラの車検場で検査を受けた。
サクッとナンバーが付いたので、実際に走って調子を見てみる。
普通にギアを入れて走り出すが、クラッチが滑ってる感じがある。
次にクラッチを繋がり方向に合わせるとギアを変えるのがものすごく固い。
これは故障みたいに硬い。
クラッチをバラしてみると、クラッチパブスペーサーが馬鹿締めされて全長がかなり短くつぶれてる!それも6個ともフランジみたいに2カ所が膨らんでる。曲がってるやつもあるし、これは相当な力かインパクトレンチで締めたんじゃないかな。
初年度が昭和50年代だから、日本人の仕業かと。
これを新品の部品に変えたらとりあえず普通に走るようになった。
アクセルを開けて電圧をはかると12.8Vくらい。
ちょっと低いなと思ったら、やっぱり渋滞した道を乗ってるとどんどん電気がなくなる。
そこでレギュレータを外して、蓋を取って接点をきれいに磨いて、少し電圧の上限が上がるように隙間を広げてやる。こういうやり方はチリル式レギュレータの調整ってことでインターネットにたくさん出ている。
間違えているのもあるかもしれないから、いろんな資料を良く読めばまずこの機械の仕組みがわかる。仕組みがわかればどこを調整したらいいかわかるはずだ。
これで電圧は14.5Vまで上がるようになった。
毎日のように乗りながら、少し乗ってはオイルを換えたり、
オーバフローでたくさんガソリンを流しちゃったり、
少しだけワッシャでスペーサーの長さを長くしたり。
車検はとりあえずエンジンかかればなんとかなるけど、
実際に走るにはいろんな調整が必要。 塗装だってフレアの周りに銀色でピンストライプを入れて、ブルーの中に星をいれて、暗いところは濃紺に塗ったり、まだいろいろやる予定だった。まあショーに間に合わなかったってことだね。
バイクの方はだんだん乗りやすくなってきた。
エンジンの調子はいいし、シフトもかなり良くなって来た。