Friday, August 30, 2019

レーシングフレームを手に入れた話 その2

横浜のバディカスタムサイクルスでのボディチェック風景
奥に見えるのはウラシマ君
このフレームを見てこんな素敵な絵を描いてくれました。

すごく良くない??
これこのままTシャツにして着たい!!
パブロフもフレームもRS600Dのエンジンも全てがいいね

あるところにはあるシリーズ
こんなカッコいいタンクが奥から出て来た

イカしたキャップが2個!

なんとトレーシー製のタンクなのである
FRP樹脂で出来ていて、このデカールは樹脂に封じ込めてあるんだ。



こんな色もいいね!
あまりにも似ていると思ったら、形もそっくりなんだ

ちょっと赤い方が大きいかな

福田さんが秤を持って来て測ってくれたよ

27キロ
セリーアーニの35ミリフォークと
ARCESだっけな、のトリプルツリー付きでこの重さ
正直なところ全然軽くない。
この重さはスポーツスターのフロントフォークなしよりちょっと重いくらい
むむむ…である。僕の冴えない顔をめざとく見つけて
あんまり嬉しくなさそうだな!ってうれしそうな福田さん。


無理もない、こんなでっかい490ccもあるエンジンを載せるんだから
フレームだって頑丈じゃないとダメなのだ。
でも、その分頑丈なら簡単にヒビが入ったりしにくいってことじゃん!

マウントの形も上の赤いバイクと同じである。
エンジン何積むの?なんて話で盛り上がる。
そうだなあ、XR600のエンジンがあるから600かな、とか
元は2サイクルエンジンだったからやっぱ2ストでしょ。なんて話で
まるで高校生みたいに楽しくなっちゃう。
なんでも計画立ててる時、やる前が一番盛り上がるもんだよね。


と言う訳で僕はガラクタをクルマに積んで帰るのであった。

帰る前にサクッとバディにあるかっこいいバイクの写真を撮って帰る。



この日はクイックチェンジの仕組みも詳しく教えてもらった。
なんて言っても僕がクイックチェンジ持ってるんだから知らなきゃ困るのである。
スプロケットは1Tいくらでアメリカで作ってくれる。

ブレーキ側もこんな感じ、
手前の大きな板状のナットを回すとディスクもスプロケットも簡単に交換できる。


ブレーキのマスターシリンダー


ここら辺も今まではただ憧れて見てたんだけど
僕もこういうの作らなきゃいけない。


たまんないねこれ。

ここで押してブレーキがかかる。
このあたりは穴が幾つあって
一番いいレバー比でブレーキを設定できる。

ここにもいいフォークが
「あるところにはある」なのである。

福田さんウラシマさん、嶋さんありがとう!









Sunday, August 4, 2019

レーシングフレームを手に入れた話


トラックマスターらしいということでこんなフレームを見に行って



連れて帰って来てしまった。
だって押して歩けるし、カッコいいんだもん。
でもこれ以上バイクは増やせないので、まずはきれいにしてからバラバラにして床下に隠すのである………


ウソ
直して乗るよ。元は2ストを積んでいたというフレームだけど、
見た目はけっこう大きい感じ。



スポーツスターと比べてもあまり変わらない。


素敵なシートカウルの下には
プラスチックの部品が


このマーク、MAICOのマークらしい
ヨーロッパのフィンのでっかい2ストエンジン


CYCLE CRAFT
今はなさそうなメーカー
形はチャンピオンに似てるかな。







タンクの下には、カリフォルニア州ノースリッジのなんとかマスターレーシングフレームと読める



放置が長かったのか、カサッカサになってるのう



ささっと磨いてBUDDY CUSTOMで身体検査!

続くのである。

TRACK MASTER 部分



フォークは奇跡のコンディション
実はストロークするところに2カ所点錆があるんだけど、自分で乗るなら仕上げてオイルシール変えたら大丈夫な極めて小さいもの。
カバーの下をめくるとキラキラしたニッケル鍍金が現われた!
昔は全体がこんな感じだったのか。



今の表面はこんな感じ。
全体的に青サビに覆われてる。青サビだけ取り除いて、
再メッキとかしないで、歳月と添い寝した仕上げを目指すのである。


外装も台所で洗ってからワックスをかけて磨いた

このあたりは目立つから


ボンスターで根気よく磨く
ここでやけを起こしてペーパーなど使うと
せっかくのニッケル鍍金が削れ落ちてしまう。
ボンスターと真鍮ブラシ、ピカール。




TRACK MASTER独特の補強プレートも


おや、タンクの裏側が叩かれてボコボコになってる。


下のフレームをきれいにするには



まず真鍮ブラシで汚れとサビを落として


秘密の薬品ブルーマジック



だんだんきれいになって来た!
地道な作業ですな。

続く