これで食べている。

僕はHOTBIKEの記事を書いて、編集して、T-Sportでオートバイの整備をして、そして今までもこれからも企業向けのデザインをしたり、音声コンテンツを作って、写真を撮って映像を撮影して編集して暮らしている。
どれが本業ですか？なんて聞かれるけど
すべてが本業だし、僕の生活はそれらのギャラによって支えられてる。
どれかを辞めても生きていけないことはないかも知れないけど、その全部がとても大事な仕事だ。

　HOTBIKEで文を書く時、僕は取材対象のことを深く考えるし、取材から執筆が終わるまで何日も頭を悩ませる。
僕にとって数件取材した中のひとつのお店でも、書かれる側にとっては開業以来始めてのことかも知れない。雑誌に出るっていうのはメディアに関係ない暮らしを送る人にはちょっと特別だったりするじゃん。
映像を作るときも同じ、やっぱりテレビに出るとか、DVDになるっているのは一般の人にはある意味で特別なことなんだ。
ふざけて面白いことを書くのは簡単みたいだけどそれだってなかなか難しい。
いや、ふざけるのは簡単だな。でもふざけることを許してもらうのは難しいんだ。
真面目にふざけることはできないけど、僕は真剣にふざけてる。

　文章を書いてそれで食べているっていうのは絵を描いて食べるのと同じくらい
夢みたいな仕事だと思う。
　素晴らしい才能を持つ人達がその仕事で食べて行けなくて廃業や転業を考える中で、
僕は幸せなことに絵を描いたり文章を書いて、ハーレーやいろんなバイクに触って、
カメラを回して収入を得て生きている。
その分真剣に仕事をしないとね。