僕自身は自分がやってることは道具がない人にとって当たり前の作業だと思ってたから、そんな特別な感じでやってなかったんだ。
例えばテールランプのガラスレンズを留めるクリップの溝を小さくなったサンダーの刃で作るとか、カッチリした形に削り出された部品を鋳物的に丸みを帯びた感じでさらにパーティングラインまで再現するとか。
なかったら作るしかないし、お金がないとか、作ってくれるところがなくて頼めないなら
結局は自分が出来るやり方で作るしかないじゃん。
こっちはトップブリッジ。
正確に輪郭を切ったり、フォークの入る穴を開けるのはもっとも苦手なうえに
自分で出来ない作業なのでお願いした。
これがアンダーブラケットが出来る途中
裏側は割を入れた部分が締まりやすいように溝を掘ってもらった。
工場長に頼んでた機械加工が上がって来た状態。
チョッパーならもうこのままメッキして使っても十分カッコいい。
僕のお手本は本物
大神戸で33.4ミリ用は出てたけど、
僕のは35ミリ用だから結局自分で作った。
多分33.4用を買って内径だけ加工屋さんに広げてもらうのが
一番早くて安くて手っ取り早いはず。
ウルトラマニュアルと呼ぶのは少し抵抗がある。
特別に19世紀的やりかたにこだわってるわけでもないし
機械でやってもらえるならやってもらいたいし。
ただ、特に最後の仕上げ部分の領域では誰かに頼むと自分の考えていた仕上がりとは
イメージが違うとかさ、いろいろあるじゃん。
塗装とかもそう。
だから自分のイメージが固まってるなら自分でできるのが一番だけど、
もし君自身で作業するのが難しいと思うなら、
それを相手に十分伝えることが出来たらいいんだ。
作業する人に自分の完成イメージを伝えられたら、
自分ですべてを作業しなくてもいい結果が得られると思う。
ヤスリの技術とか、溶接ができたらそれは最高だけど、
何が欲しいのか、どういうものが自分の理想なのか
それを知ることが一番なんじゃないかな。
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