Monday, December 28, 2015

気が付けば冬至もクリスマスもみんな行っちゃった、そしてエボスポーツにアメリカ製のキックを付けてる人は要注意

冬至、一年で一番夜が長い日。
僕は昼が長いのが大好き。
日が早く暮れてうれしかったのは彼女といっしょに歩く公園が暗くなってロマンチックになるって思った高校生の時くらい。あちこち暗いといろいろね。
そして僕が生まれ育った東北の山村では、寒く暗く長い夜から、だんだん陽が長くなる冬至を祝って冬至祭りがあった。
村の真ん中に大きな藁の山を作って日暮れに合せて火をつけて燃え盛る炎をみんなで囲んで踊るんだ。
好きだったあの娘の頬が焚き火に照らされて赤くなって僕はいつもにも増してドキドキした。
なんてのは全部作り話で僕の生まれは神奈川の海沿いですごめんなさい。

でも冬至が終わるとすこしずつ陽が長くなって嬉しいのは本当の話。
ホットロッドショーもその前のAt one's sweepもみんな記事が途中になっちゃってごめんなさい。
あの時クラッチワイヤーのタイコが抜けた僕にハンダ付けセットを使わせてくれて、
とても親切に手伝ってくださったMAIDS motorcycleの斉藤さん、本当にありがとうございました。
きっと見てないだろうけど、こないだ行ったら休業日だったみたいで今度改めてお礼に伺います。

さて果てしない仕様変更を繰り返す犬号は
リアフェンダーを鉄で側面にリブのあるタイプに変更

シートもすっかり乾いたのでこちらの長いタイプに戻して

ステーも分厚い鉄のメッキしたやつにしたよ。
この方がよりハーレーらしく見える気がする。
リアリジッドはけっこう振動があるみたいで
いろんなネジがゆるんでなくなってる。
ウインカーを留める小さなタッピングなんてすぐどっか飛んでっちゃう

寒いけどほぼ毎日乗ってるし、仕事もバイクで行くことが多い。

で、今日出かけようと思ってエンジンかけたら
エンジンかかった途端、ワンウェイのギアがギャ〜〜〜〜〜って鳴いてて
キックがグルグル任意のところに回っちゃう

見た目はもう絶対故障!って感じだし、
破滅的とはいかないけど結構イヤな音がしてるからすぐエンジンを止めて
帰って来てからバラしてみる。


原因はキックキットの内側にあるこのボルトが緩んで、
キックのシャフトが外側に抜けて来ていた。
それでリターンスプリングの抑えがなくなってグルグル回ってたようである。

キックの内側の歯車どもはスプロケットのところに露出してるので、
ゴミや砂がつくのを嫌って
あまりグリスとか塗ったりしてないんだ。
最近キックギアのかかりが悪くてキックが抜けたり、戻りが悪かったので
この機会に完全にバラして少し油を注してやろうと思った。
で、キックシャフトを抜いたらいつもなら勢いよく飛び出してくるワンウェイギアが
全然出て来ない。
恥ずかしがってるのかやる気がないのか、
かなりぎっちりシャフトに食ってて回転まで渋い。
これじゃキックしてもギアのかかりが悪くて抜けちゃうこともあるはずだ。

さてバネでも折れてるのか



油を注しながら少しずつ回転させて押したり引いたりしながら
なんとか抜き取ると

シャフトの根元が荒れてる。
これで摩擦が大きくなってたんだ。
ここはワンウェイギアの出し入れの時にけっこう斜めに力がかかる
その斜めになった時に根元に砂やゴミが入ってゴリゴリされてしまったのか。
ちょっとイヤな感じのアルミの切りくずもあるので
パーツクリーナで掃除して
凸凹を磨いて少しだけグリスを塗ってやると

気持ちよく飛び出してしっかりキックのギアがかかるようになった。

ここは汚れやすいし砂や砂利を食うとギアが減りやすくなるから
キックキットを付けてる人(ほとんどいないだろうけど僕が取り寄せた7人くらいの人)は
いつも清潔にして時々分解掃除をして少し油を注すといいよ。
今回は大事にならなくて済んだけど、僕みたいにキックオンリーにしてる人は
特に定期的な分解掃除とメンテナンスはやった方がいいよ。

というわけで盛りだくさんな内容になっちゃったな。
また!



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