ひとつは自転車。この乗り物、時として憎しみ、時には愛し、愛憎ドロドロになっている僕にとっては非常に複雑、それが自転車。
それも今回は1930年代とかそんな時代の英国製の自転車に乗らせてもらうことになってさ、僕はそれに合わせて自転車に乗る服も考えてる。
なんだろ、バイク乗る時機能性がいいからってモトクロス上下とか革ツナギとか
確かに速く走るためだけの効率を考えたらそれでいいんだろうけど、
僕に自転車を貸してくれる山本君が考えるのは、機能やレースのレプリカ全盛前夜の、
一般的な服装から自転車の服に移行するそんな時代のスタイル。
イギリスだからもちろん襟付きシャツで、タックのあるパンツにちゃんと革のベルトして、靴も革靴なんだ。ハーレーで言ったらレースオブジェントルマンみたいな感じかな。
でも単なるコスプレじゃないんだぜ、その乗り物が作られた時代の同じ素材の服で、イタリアを走ることで、当時の人達と同じような体験をする。
時計だって懐中時計を用意した。便利すぎない時代の楽しみ。
そういえば煙草吸ってたときはマッチが好きだったんだ。
タバコに火をつけるときは、ガスとか硫黄とか余計な味はいらないんだ。
マッチを擦って初めにジャーって燃える火薬が燃え尽きてから、なるべく離れた上の方から、純粋な火の熱だけでタバコに火をつける。そうするとタバコ本来の味がする。
百円ライターの火ごと吸い込むように点けるとガスの臭いまで混ざっちゃう。
何を厳密なこと言いやがるって思ってるんだろ?厳密にやればその違いは君にだってわかる。そしてイタリア人は酒とかタバコとか嗜好品に対してホントに厳密で厳格なんだ。
もちろん高いものだけじゃなくて、普通にみんなが買うものだってそう。
と言う訳でもうタバコは吸わないけど、不便を楽しみつつ、当時の最新テクノロジーにまたがってミラノの郊外を走って来る!
山本君に貸してもらった
Patterson Book
寝る前にこれ見て気持ちを盛り上げてるんだ。
もちろんエンジン付きは大好きだけど、どんどんシンプルなものに憧れる気持ちがある。
最新の450モトクロッサーも欲しいけど、今はサイドバルブ750の方が欲しい。
僕が生きてさえいればあと20年くらい乗れるはずだし。
昔セルフディスカバリーっていう一日で100キロ林道を漕ぐマウンテンバイクのイベントに出たときも、休憩の時は集団と離れて仲間同士で必ず一服してたっけ。
パイプで一服なんてかっこいい。
かなり初期の自転車
足で蹴って進むんだな。
こういうシルエットの大きな短パンとブカっとしたシャツ探してるんだけど
最近はみんな細身のシルエットでいいのがないんだな。
No comments:
Post a Comment