Monday, October 22, 2018

相談しない僕と相談するオレ

 僕は何か困ったことがあっても、人に相談するってことがあまりない。
面白話として事後報告することは多いけど、
これどうしようとか、どうやったらうまく行くのだろうとか
あまり相談しない。でも、素晴らしい解決策を持っているかと言えばまったくそうではない。
ただ一人悶々と悩み苦しんでるだけだ。
新しいパソコンのソフトやカメラの取り扱いだって、本くらいは見るけど、悶々と時間をかけてモノにして行く。
そういうやり方が自分に合ってる気がするだけなんだ。
人生の大事な決めごとはなかなか難しい。
で、バイクの事もそう、ほとんど誰かに相談して答えを出してもらうって
ことにはならない。
誰かの答えが自分と違ってたら困るじゃん。
相談したのに全然違う事しやがってとか思われたくないし。


自家用車としてトラックに乗っていた頃の僕は実にしばしば他人の引っ越しの手伝いをした。
いつもヒマそうに犬とトラックで海行ったりバイク積んで山行ったり、あちこちをウロウロしてるからみんな頼みやすかったんだと思う。
今にして思えば著名人的な人から知る人ぞ知る人、ヤクザ、夜逃げ、大家族まで実にいろんな人達の引っ越しを手伝った。大学時代のバンド仲間の山ちゃんは、今夜鵜の木のある会社の寮に引っ越さないと決定的にマズイ!というタイミングで夜荷物を運ぶだけ(って品人が言ってた)で行ったら、家具調度何もかも今まさに住んでるままの状態でベッドでギター弾いてお出迎えしてくれたし、寒い雪の日、今日で東京を引き払って田舎に帰るっていう女の子の荷物を宅急便の集荷場まで運んで、そのまま東京駅まで送ったこともある。引っ越しはいつもドラマチックだ。
ああそれなのに僕は自分の引っ越しのお手伝いを上手に人に頼めない。お願いしづらいのである。何十年も付き合ってるホントに仲のいい友達にすら、グルグル思案してドキドキして、シラフじゃ言いづらいからビールの500ミリを一気に飲んで勢いを付けてやっとお願いできる始末。特にお願いごとが出来ないって訳じゃないんだ。よく人にモノを頼むし、頼まれることも実に多いけど、引っ越しだけが特別なんだと思う。

まあ人当たりはいいように見えるかも知れないけど、ある種のコミュニケーション障害なのである。





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