![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh6vDpqHyuAq1inzeTn7wucHGZjX9LxfzAsqujtVxvrAwyd93kHRwf_Mbr6ZSlSFZbvqG7Xyb-MMN0UW2VEwfT9wts-xqnRWyQLf3mUdowHjXrQ1zAd2QaniZHgqdAQBRRh0dQvned7i9A/s1600/tumblr_ktn1asPJ6P1qzjzwoo1_500.jpg)
一滴こぼれてるのか、二滴なのかそれとも三滴なのか。
こっち見てるのか視線を外してるのか。
一見自然体みたいだけど、
けっこうヒジをぎゅと寄せて胸を強調してる。
その肘の食い込み加減、
前髪の垂れ具合、
唇のアヒル加減…
でも深読みし過ぎもつまらない。
ものすごく各部まで目と手が行き届いてぴりぴりした「力作」もいいけど、ちょっと力が抜けたようなスタイルにも憧れます。
どんな世界もセンスがものを言うんだ。
大事に保存して飾っておくバイクじゃないから、ちょこっと傷ついても気にならないようなスタイルで行きたい。
位置が決まったところで
一本のカラーではなくてぎりぎり1穴ずらした鉄材にネジを切ってステーを作る。
上と下は別部品にしてエンジンをマウントすることにした。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhdPcvgt60S2rfFyrzUhfRPxgaYaUx4cY7fIlYp1Ju2REq0LFVJnL50xI8bk1W2cJ4peSDPo5EGV2gLj5ix2Nf4sqW83C3jGQ-ejf0ozWI3azOUQYhTvPxlgaWKCllRVF0ed3ZovmdeFYw/s400/DSC_0286_2.jpg)
これがステーの材料。必要なサイズで注文すると翌日には届く。
鉄のかたまり、重い。当たりどころ次第で人が死んじゃうくらい重い。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj6dqV30-P8eWWNbVBApUd0f_HfeepQg21ykhhFqLZahkb9Pt51xm7XvvfLQYu3Pmc11ptjOB_qULLJyuWFMeAkjn3NitxrmU2PAIjCiQ9GWRfjz0Zq8hSQOXSCppmlH7qXWwUFMeJcPGU/s400/DSC_0289.jpg)
ここはきっちり図面を起こしてそのとおりにステーのネジ穴をあける。
タップを切って皿ボルトを沈める。
ねじを切る関係上、馬鹿穴でがばがばにしておく訳に行かないから
穴位置を計測して図面に起こして、アルミ版でその通りに試作して
問題がなけりゃ鉄材で作る…ってな感じでここの計測と試作に一日かかっちゃう。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjK1NRzooS3WXWh7WDhFgPkhV0dwSxxcccPg25OkjUvl-PE7sC1nG-aLz-mjSrpLcVOixwcWSYCRlLf-XIc3k5OkNT5MvX1FEMgCxJFRHSiNU-JNidKre_PuIXKmfBqkQh2JaYUvb1Ifak/s400/DSC_0301.jpg)
完成したステーは真四角の鉄の立方体。なのでこんな形に削っていく、これは途中です。
一見デタラメに見えるが、ちゃんと訳があってこの形。
皿ボルトは隣のボルトと干渉する皿を削らないといけないくらい近い。
こうやってエンジンとフレームの間に入って
両方をつなぐ部品が出来た。
真四角はいやだな。
ボルトはキャップ。ホントは6角がいいんだけど、ここは作業性を優先してこうなった。
あまりかっこ良くない部品だけど
左はプライマリーケースにかかって見えないし、
右はマフラーの裏になるから外観上は大丈夫のはず。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhTzqbyY0fvvE9EKdqrtGG_orKVaAyB6foN6OzMxhiirAQfp-rzCraT_qumnXctG3MikWA7yTSGyPxOSc0JV_wHGY84KIJi-X7rCshV-0z18dd48BR4vPttOfQ5ZzvF9lRB8vIBVyGp5Cc/s1600/DSC_0308_2.jpg)
スイングアームの先端は、一度はエンジンに触れるギリギリ近くまで詰めてみたんだけど、あまりにギリギリだと余裕がなすぎるから
最終的に少しだけ離した。エボリューションより短くKフレームより長い位置になった。あとは全体の印象で調整していくことにしよう。
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