Tuesday, February 24, 2015

本人による Inuchopperの解説 その1



この写真に写ってるボトムケースとアクスル、カラーは
碧南の工場長に鉄の塊から削り出してもらいました。
CB450のバックプレートはアクスルのところが富士山みたいに盛り上がってる。
これをすっぽり収めるようにこんなボトムの形になりました。

回り留めは敢えてのエーモンステー。

ウソです
当時のHONDA純正はこんな形をしていました。


この組み合わせで、市販のブレーキ付きを組むフォークとしてはほぼ限界近い
ナロードを実現。

ま、結果からいえばこれは手段と目的を間違えた例です。
実際ここまで狭い必要はなかった。
あと12ミリくらい広くて全然問題ない。
むしろそれなら1.85のリムと3.25のタイヤが使えたので
もっとボリュームあるフロントが作れたとも言える。

35ミリのフォークでこの感じは多少インパクトはあるかも知れないよね。

インナー
現在ノーマルの長さです。
ハンドルの垂れ加減とか、手の角度とか
僕はけっこう気になるタイプなので何度も直し中。
結局スタイルよりポジションを優先しちゃう。
一見なんでもないワイヤーの取り回しも、カッコと機能が重なるところまで
何度もやり直してここになった。

反対側はこんな感じ。
アクスルナットの内側には見えないおしゃれとして高価な24金でメッキしてある、
訳ではなく
こないだ雨の中を走ったからか、ナットの中が少し錆びてるだけ。
この35鉄アウターが全部完成してから実際に組んで気がついたのは

35フォーク33.4に比べてボトムケースがかなり長いってこと。
本当はタイヤの外径の少し上くらいで終わる長さが最高にカッコいいんだ。

これは次回への課題だけど是非再挑戦したい部分でもある。
もともと別部品だったアクスル支持部を一度切り離して、ボトムを少し短く詰めてから
再溶接して再メッキするかな…
この作業は自分で出来ないので
よく考えることにしよう。

リムはメッキの表面をサンドブラストで荒らしてある。
これで余分なツヤやメッキ特有の輝きがなくなるけど
油もよく保ち、メンテナンスインターバルは
パーカライズドやローフィニッシュの比ではない。基本放ったらかしでときどき油付けて拭くだけで錆びたりしない。

悩んでいろいろ考えた結果ブレーキは左パネルでアームの途中に穴を開けてロッドで連結した。
今余ってる左側アーム上側の穴には将来フロントブレーキスイッチを付ける予定。

ハーレーらしさを残したくて
ワイヤーは片側切りっぱなしのタイプにした。
これはスズキのスクーターのリア用




バイザーは専用に木型を作って
単品製作。
アルミを溶接する技術がないので、単品なのに鋳物で作ってる。
もちろん鋳物の風合いも大好きなんだけど。

キャップはないと寂しいのでアルミを叩いてピッタリはまるようにしてある。
これはピカピカに仕上げる予定。

パブロフ写真が苦手です。

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