タンクはこれを使っています。
ノーマルタンクの上だけ売ってるのを買って
真ん中を1.5センチ詰めてあります。
もっと細い印象があるのは
左右からぐいぐい潰してるから。
単に半割にしてくっ付けると、裾広がりな台形のタンクになってしまう。
トンネルがあるのでそれほど容量に影響しないと考えて
ぐいぐい潰してやると容量そのままで細身になります。
お腹だって横から見て薄べったいとスマートに見えないかな?
水泳選手のお腹って薄べったくてカッコいいですね。
せっかく買ったナロータンクは使いませんでした。
僕はリバティの柄を入れたかったし、
容量も確保したかった。
それにあまり根元まで絞られて三角に尖っているタンクは好きではないので
誰か素敵な人に巡り会って幸せになってもらいたいです。
さて、容量大事とはいいながら、カッコのことは大事なので
底部を丸く角を取りたい。
そこで、エボスポーツのタンクから切り取ったこの部品を使います。
トンネルは高価なトンネル材を買いました。
普段なら鉄板を車止めや標識ポール、ガードパイプに巻き付けて作っちゃうんだけど
今回は時間優先で。
下のコーナー部品は何度も貼り替えてベコベコで左右非対称になってるので
その辻褄は底板で合わせます。
碧南の工場長にぐるっと溶接していただいて
出来たのがこの状態。
ほら、台形になっていないのがわかるかな?
ナロータンクみたいに背中が丸くないのも好み。
タンクのキャップはノーマル位置でその周りがきっちり平たくなってるのが好きなんだ。
ここでかるくビードを削ってからパテで造形。
マウントは前後にタブ。
もっともシンプルでボルトも見えるのが好き。
僕は固定ボルトやステーが見えてるの全然イヤじゃない。
みっともないステーにみっともないカバー付けるくらいなら
ステーごと堂々と見せたらどうかと思う。
ここでサンダー杉山さんから頂いたワコーズタンクシーラーを
説明書に従ってかなり厳密に施工。
犬号の8割はやさしさと頂き物でで出来ています。
そしてパテ。
この頃はみんながどんどん完成してる頃で
本当に焦りながら、それでも自分の出来る事コツコツやってた。
でも何度も近所の板金屋に持って行こうかななんて考えてもいた。
最後まで自分を支えたのは「自分で作るから自作」ということ。
僕の手段と目的は「自分で作ったバイクで出る」
難しい溶接や機械加工、メッキなんかは絶対的に出来ないのでお願いするけど
色塗ったりパテは自分のできる範疇のこと。
忙しいとか時間がないって頼んだら自分で作ったことにならないじゃん。
この時期はタンクがつるっと仕上がるイメージそのものがまるでなかった。
これがどうやって左右対称のきれいなタンクになるのかと。
岩石じゃねえか。
この一段上がるところもスポーツタンクの特徴で
僕の好きな部分でもある
ここもノーマルを参考に造形する。
裏面も一切手抜きなし
ウソ、ここはある程度割り切った。
ガスコックのバングスはグローリーエンジニアリングさんで溶接していただきました。
サフェーサー始まってからがまた長かった
鉛筆で注意すべき部分を直接書き込んで
足すところは(+)減らすところは(−)って記す。
仕事も忙しくてほとんど夜間作業。
毎日あまり寝てないもんだから
昼間寝て夜作る人を逆恨みしたりww
写真見ると辛そうだけど楽しかった
それはもう完璧に文句なしに楽しかった。
自分の宝物だなって思い始めたのもこの頃。
こんな手のままジャケット着て会議に出たり打ち合わせ行ったりしてた。
真横から見れないし反対側も外からじゃないと見えないので
サッシ外してみたりした。
角は難しいね。
特にここは左右と全体が一目で見渡せるから。
色を入れるもまだボコボコであえなく敗退。
色塗ってる写真あまりないな。
水戸までステッカー作りに行って印刷してもらった
犬リバティが完成して試しに貼ってみる
この印刷機、1回試しに動かすだけで、3000円くらいかかる。
良く知らないで何度も停めてもらってやり直してもらっちゃった。
ごめんなさい。
タンクの曲面とサイズ感を確認
実際貼ったのは少し色あせてて、UVフィルムがラミネートする前の別バージョン
本物と見比べてもらったらわかるけど、数字は76に対して69
細かいワシの羽根も犬も全てワコムのタブレットを使って手描きで描いてある。
そもそも僕はリバティの実物を持っていないので、イベント会場で撮ったタンクの写真を見ながら手描きで描いたんだ。今は画面に直接描き込めるタブレットがあるから
それでデジタル的に手描きした。
左右対称も全部目見当、
いわゆる「めけん」が好きなんだな。
アクリル絵の具でタンクの汚れや細部を描き加える。
クリア前、タンクに貼った!
なんで絞られたナロータンクにしなかったかわかるでしょう?
これが現在の姿。
キャップのシールの隙間から結構ガソリンが漏れて来きて
キャップ左右のヘルメットの部分や上の「1」って描いてある部分が剥がれちゃったので
スペアのステッカーから移植した。
これからまた少し色を馴染ませてクリアかけないといけない。
この記事を書くにあたり再確認したこと
「犬号の8割はやさしさと頂き物でで出来ています。」
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