Monday, March 2, 2015

本人による Inuchopperの解説 その4 カウベル型吸気口

昨日はエアクリーナーの話をしたばっかりだけど
まあ聞いておくんなさいよ。
これは僕がエボスポーツにBキャブを付けたときから絶対欲しかった部品を自分で
本当にゼロから作った記念すべきパーツなんだ。
素材や型の材料は頂き物もあるけど、
素材から完成品まで誰の手も借りずに完成まで漕ぎ着けて
最後はセッティングまで出して通常使用できるようになった。



Bキャブに直接付けられる
「牛の鈴」っていう意味のカウベル

これも或る日突然作りたくなって作った。
絵なんて描いたりして





紙にプリントしてスタイロを切って

原型を作って

ふつうに魚焼いてる七輪

ブロックと

耐火煉瓦でもなんでもないレンガで

こうやって

失敗作などを溶かす
きちんと穴開けるってのが本当に難しくて
結構ここでダメになったのもある。
心が曲がってるから狙ったところに穴が開かない。

型は砂に埋めて、
溶けたアルミを流し込む
道具もなんとなく揃えて



こうやって埋めてね

流し込むんだけど


ともかく不良の山

泣きたくなるくらい。

悔しくてねえ

また溶かして
外注に頼めばいいじゃんって人もいたし、実際その通りだとも思ったけど
ただの素人の話しなんてプロの職人さんは聞いてくれないよ。
自分でやって苦労していろんなノウハウを蓄積して


やっと少し見られるようなものが出来て来て
それでやっと少し話ができる感じ。
それがプロに対する僕の礼儀、いやそんな重い話じゃなくて
自分で出来ないと質問すらできない。
素人がトンチンカンな事聞いても仕方ないじゃん。
少なくとも技術的な事が知りたいなら
自分でできるようにならなきゃ。
しかし鋳物の文献は驚く程少ない。
プロ用のはあるけどそれなりの設備があることが前提で
本が何千円もする割に役に立つ部分は少なくて、
大きな書店の椅子のあるコーナーで熟読して頭に叩き込んで帰ったりした。
ここまで来てからさらに半分の重さになるまで手削り





吸気を増やすためにいろいろ試したり。

ツルツルに磨いたり。

やっと完成しても
初めはセッティングも苦労したっけな。
手作り感満載でかっこわるいと思う人もいるかも知れないけど
これが犬の鈴。

作って受注生産もしてたけど、
最近はお待たせしてしまうのと、近隣からの問題が多くて
鋳物ができないので気が向いたら作ってショー会場で売るくらいです。
タイミングが合えば手に入るかも。


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