今日は売っていないとか売っていてもなかなか手に入らない部品を作る話。
ブレーキはハーストエアハートを使った。
古いレーサーでも使われてるかっこいい部品
アメリカ人から買いました。
待つこと2週間。一応NOS
New Old Stockってやつで
未使用旧品って意味のやつ。
型紙を切って、穴の位置や、外形がほかの部品と干渉しないか
きちんと使えるかを確認しておく。アスクモーターサイクルでコンタマシンを借りてサクサクと切り出す。穴位置も失敗は許されない。型紙から完成まで朝3時から3時間くらいかけてかなりの緊張と集中力を使った。
断面を整えて、組んでみると下のような感じ。
端面を整えて完成
ショーの後は中を掃除して、ブレーキフルードを入れて、作動を何度も試してやる。
こっちは使わなかった方のキャリパー
チョッパーに使おうかな。
こっちのスプロケットもブランクの汎用品から作った。
見本にバディカスタムの福田さんからスプロケットを貸してもらって
そこから採寸してさ。
これが貸してもらったスプロケット。
52Tで520
スプロケットを貸してもらったことで、チェンラインも出せたし
ほんとに助かった。
現在市販されてるボルトは頭が大きくて入らない。
穴を広げちゃうと汎用性がなくなるし、穴が内側のねじに当たってしまう。
そしたらこれはボルトの頭を一つずつ削るんだということ。
レーサーはすべてがカスタムメイドなのである。
上の写真を見てほしい。
ディスク板を止めているナットがあるでしょ?
これはクイックチェンジっていうナットで、レースで素早くファイナルを変更するためのアイテム。反対側のブレーキも交換できるのである。
本場のレース部品で、アメリカのお店では25ドルもしないんだけどメールしても全然返事なんかこない。多分アメリカ人もめんどくさいんだと思う。
なので作ることにした。
幸い片側を持っていたので2017だったかな、ジュラルミン板を買ってきて
丸く切ってから
ショーの時はこれまたバディの福田さんにナットを貸してもらった。
バーンズタイプの2頭のと、ケネディタイプの三角のものがある。
内ネジは所沢の加藤精密で切ってもらった。
これで外形を切ったら完成!
所沢行ったり横浜で部品借りて、藤沢で切って
これはなかなかマイレージがかかってるのである。
簡単に手に入らない部品をつくるのは面白いという話。
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