Wednesday, February 1, 2017

FRPボディを作ろう!その4

もう時間がなくなってきたので
造形はそろそろ終わりにして、FRPでカバーしなくてはいけない。


テールはどうしようか大いに悩んで
ルーカスで行こうと思ってたけど、ちょうどこの時
ホットバイクの取材で行ったチェリーズカンパニーの
FRPボディを見せてもらう機会があって
この時点で比べ物にならない完成度…
そしてテールランプはルーカスタイプを使うようである。
僕のは特に売り物とかは考えてないけど、
先に出来てるのをそのまま同じにすることもないよね。
ということでテールは特に決めないで先に進むことにした。


手に持ってるのがダブルアクションサンダー
これは素晴らしい!こういう道具を貸してもらえたのは本当にありがたかった。
ちなみにこの作業は、朝から夜までここで働いて、
放課後という名でそれから深夜から、時によっては未明まで作業させてもらった。


ショックのマウントは上からカバーすることにした。

バッテリーのカバー作ってる時についに発泡樹脂が品切れ、急遽注文する。

うーん、なんだかボッテリしてて全然良くないな。

こっち側はタンクからリアフェンダーにかけて急角度な直線が気になる。
なんてことを考えては削り、削っては盛っていた。



今度はエンジン側の湾みたいな部分がちょっとやり過ぎ
自然に見えるようにすると
ついついつまらない形になる。
かと言って奇抜な形にすればそこだけが目を惹いて
全体のバランスが崩れてしまう。
このボディが付いているだけで十分奇抜なんだから
造形はなるべく普通な感じを心がけた。
実際のところ、トレーシーのカタログとかもネットで見つけてダウンロードしたんだけど
現場ではまるで見なかった。
普段の僕はネットや自分で撮った資料をたくさんプリントアウトして
アーカイブとしてチェックしながら作業するんだけど、
このボディに関しては、ほとんど頭の中のイメージだけで作業してた。

発泡が上手くなかった下の層はガリガリのプラスチック、
それをボードを削るヤスリでゴリゴリと削ってる。

右側はだいたいこんな感じか。
プラスチックの表面にある緑色は子供用の油粘土
型から剥がれやすいのとパテ代わりに小さい凹みを埋めるために使った。
こんなやつね。
これを温めて柔らかくしてからこのように塗り広げていくんだ。
地味な割にけっこうな指の力が必要な作業なのである。
さて次回はいよいよFRPを積層するよ!



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