僕は出来ない事ばかりを気に病んでしょっちゅうがっかりしているが、
実は出来る事もけっこうある。
去年あたりは自分が出来ない事が気になって仕方ない一年だったけど、今年は自分の経験を活かせる分野がメインの仕事になってちょっといい感じなのである。
誰もおっさんの自慢話は聞きたくないだろうからうまく行ってる方はいいとして、
数年やった雑誌の仕事は結構苦労した。
文章を書いたりいろんな構成するのはいいとして、どんな仕事にも専門性って必要だろ。
板金作業も楽しくて仕方ないし、チャレンジする気はものすごくあるけど、生活という面を考えるとコンスタントに続ける事はなかなか難しい。ま、初心者がいきなり稼げる分野ではないしね。
出来ないことだけを気にしてもっとうまくなりたい!と言ってるだけではこの日本で生きていくのはとても難しいのである。しばらく前は住みたいとこ住んで乗りたいクルマ乗って平日は犬とのんびりしながらそれでも暮らせてるから、まあまあ幸せかなって感じだったけど
今は犬とも離れている時間が長くなり、大好きなトラックも手放して狭い家にギュウギュウにバイクを詰め込んで住む刑罰を食らっているから乗り物人生としては幸せ感がかなり薄い。なぜかと言えば
ここ数年、面白そうで金にならない仕事ばかりを試していたからである。
雑誌の仕事もそうだった、実にまったくね。仕事の内容は申し分ないが、とてもじゃないが生きていけない。当初満タンだったモチベーションは数年を経てどんどん生活が苦しくなり、マイナスになって終了したのであった。
まあいい。
住みたいところに住んで乗りたいクルマやバイクに乗って平日自由な時間があるってのは収入や食べているものの値段とは無関係にとても贅沢だということなんだね。
ものすごく脂の乗った霜降りの肉は僕にとって脂っこ過ぎて全然だし、アメリカの赤身の多い牛肉の方がおいしく感じる。
そういえばこないだテキサスから来たアメリカ人と牛肉の話をしてたら「日本の肉は柔らかすぎる、俺が好きなアメリカの肉はもっとタフだぜ」って言ってた。
鮪もトロより赤身が好き、なんなら鰹の方が好き。味覚もビンボー向きに出来てるんだ。
早く暖かくなって鰹が来ないかな。
つまり一般的な贅沢なんて特に僕の好みとリンクする訳じゃないということなのね。
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