さて、言い訳ばかりしていても仕方ないので作業は続くよ。
残り時間と作業と他の仕事と注文もらってる分。
鋳物とその他の注文品。
やっぱり誰かを待たせて自分のモノを作られるのは僕だったらイヤだから、
少しずつでも進めないとね。
一般的な勤めじゃないから、まだ少し自由なんだけど、
一応フルタイムでね。
今までかなり時間に自由があったから、家にいて仕事しながら時間が空いたらバイクの作業を進めて…なんてわりかし自由にやれてた。
もちろん今だって頭の中はバイクが一番だし、
バイクは趣味の延長だとか暇つぶしとは言い難いくらいにのめり込んでるけど、
それでも一日の中でバイク作りが出来る時間は減って、
僕の中でのバイクの順位は下がった。
替わって仕事の順位が高くなって来た。
それは、お金とかなんとかは別に、起きている時間の大半を割く仕事というものを積極的にやりたいからだ。
嫌々仕事するのは時間も人生ももったいない。
自分の能力を最大限活かして、それを対価に変えることができるチャンスが仕事だと思ってるんだ。
鋳物にも彫金にもとても興味があるし、もっと技術や経験値を上げたいから、そちらに時間を割くのは惜しくない。
それに、Inuchopperで作る部品やシャツやアクセサリーがみんな僕自身の手が入ったものになるように、少しずつ自分の時間=バイク作りの時間から取り分けて、シャツのデザインしたり、ロウを彫ったり、鋳物を作ったりして行くことにしてる。
ある視点から見ればそれは堕落だろうし、また別の視点から見れば積極的に仕事をする事自体が社会的に進歩したとも言えるかもしれない。
僕としてはそれほど意味のある変化とは捉えないようにしてるけど、
やはり環境の変化は大きい。
だって仕事して帰って夜になると疲れて眠くなっちゃうんだぜ。
ま、僕は精神力で眠さを制作意欲に転換してるんだが。
早急な対策が求められるのは夜間でもバイクの作業が出来る場所の確保。
このままだと平日の空いた時間が夜だけになるのは避けられないので、
ある程度バイクや道具を出したままにしておけて、
夜間に作業してたり音を出しても警察や近所のおっさんが呼び鈴を押しに来ないような、そういう作業場を探さなきゃだ。
今はとりあえず仕事から戻って残りの時間で
なるべく音が出ないように金ノコや手ヤスリで削っては半自動溶接で位置を仮留めする作業や
ステーに穴開けてタップ立てるような作業をしてる。
金ノコもいい刃を使うと意外とサクサク切れるんだぜ。
でも「ここをサンダーでギャーッっと削りたい」って時にいろんな制約で出来ないのは少しストレスではある。
もちろん何もできないよりはずっとマシなんだが。
環境が良い人をうらやましがっても、出来ない人を蔑んでも仕方ないので
自分で出来る限りの事をやる。
僕の基準や価値観は他の誰とも共有出来ないからだ。
友達にはかなり変だって言われる価値観だけど、もう今更だれかの価値観と交換も出来ないしね。夜遅くなるとヤスリやドリルやコンプレッサーも結構うるさいので9時過ぎたら
室内での手仕事やパソコンに切り替えて仕事してるともう2時3時。
僕の仕事にはけっこう宿題があるのさ。
もちろん疲れ切って前回の記事みたいな厭世的な気分になる時だってあるよ。
カッコ悪いけど当面は消さないでおくから
この記事と続けて読んでみなよ。
翌朝はまた仕事行く所からスタート。
あっ、キャルフレーバーの写真と今回の本文は直接関係ありません。
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