Friday, September 25, 2015

QUIZAS QUIZAS QUIZAS

初めにポチって押して聞きながら読んで下さい。


今から20年前、僕はメキシコで行われたデザートレースに出場した。
一緒に出かけた仲間をLAXまで見送ってから
もう一度メキシコに入った。

そしてBajaの内海の小さな町、バヒア・デ・ロサンゼルスで
5人のメキシコの男達と知り合った。

本土からやって来て、小さなトレーラーハウスに住んでガイドで生計を立てている
ホセ
半島の入り口の町エンセナーダで鏡とガラスを扱う店を営むビアロボス
肉屋のエンリケ
その従兄弟のパンチョ
弟のロドリゲス
ホントに絵に描いたようなメキシコの名前で
みんなで1台のピックアップに相乗りして、
フィッシュキャンプに来てた。

その前の晩、道から少し離れたところで野営しようとした
僕の車は深い砂にリアタイヤを取られ、
ほんの少し強めにアクセルを踏んだら
カラカラカラ…って音がして
プロペラシャフトがねじ切れちゃったのである。

Uジョイントが外れるでも無く、空き缶をひねるみたいに車の真ん中を貫くプロペラシャフトはいとも簡単に折れてしまい、
僕は砂の下に潜ってシャフトを取り外し、道行く車を止めて溶接ができる町工場まで乗せてもらおうとしてた。
そこに運良くとおりかかったのがホセ。
彼は大変気の毒がってくれて、
溶接出来る工場まで連れて行って
50ドル以上払っちゃダメだぜ、ってアドバイスまでくれた。

この話どんどん長くなるから適当に切り上げるとして、
夜はエンセナーダから来た4人と、ホセと僕が焚き火を囲んでテキーラの回し飲みをして、
順番に歌を歌う男キャンプ

僕が歌えるスペイン語の歌はほとんどないんだけど、
なぜかラ・バンバとこの歌、キサス・キサス・キサスが歌えたのがよかったらしく
メキシコの野郎どもは大喜び。
エンリケが物悲しく奏でるギターに男達のコーラスが(メキシコの男達は本当にハモりもコーラスもうまい、きっと仕事しながらずっとやってるんだ)素晴らしく
今でもこの歌を聴くと夜のカリフォルニア湾、イルカのため息、青く光る夜光虫を思い出す。
1998年に行った時はホセの家はあっても誰も住んでいなくて、
ビアロボスの店で夜にギターを弾いて歌ったっけ。
そして2000年にBAJAに行った時も、ホセの家は跡形も無く、
ビアロボスは既に亡くなっていた。
彼の妻によればビアロボスはずっと身体を悪くしていて、死ぬ前までよく僕らと会ったフィッシュキャンプの話をしていたという。
またメキシコに行って彼らと話したり飲んだりしたいな。

Quizásはスペイン語で 【キサス】たぶん 多分


Siempre que te pregunto
Que, cuándo, cómo y dónde
Tú siempre me respondes
Quizás, quizás, quizás

Y así pasan los días
Y yo, desesperando
Y tú, tú contestando
Quizás, quizás, quizás

Estás perdiendo el tiempo
Pensando, pensando
Por lo que más tú quieras
¿Hasta cuándo? ¿Hasta cuándo?

Y así pasan los días
Y yo, desesperando
Y tú, tú contestando
Quizás, quizás, quizás

Estás perdiendo el tiempo
Pensando, pensando
Por lo que más tú quieras
¿Hasta cuándo? ¿Hasta cuándo?

Y así pasan los días
Y yo, desesperando
Y tú, tú contestando
Quizás, quizás, quizás

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