さて諸君、今回いろんな有名車のエンジンを斜め上から撮影して来た訳だが
ここで注目してもらいたいのはシリンダーとヘッドの丸みだ。
エンジンの表情を決めるシリンダーのやわらかな雰囲気は
シリンダーの丸みによるところが大きいと思わないか?
うっすら茶色く味が出てるこれも
きれいに黒塗装されたこれも
自然な雰囲気のこのシリンダーもそろってキレイな丸みを帯びている。
そして、エボリューションエンジンである犬号のシリンダーも
なんとなく丸みを帯びてるだろ?
以前からの読者の方や、観察力の鋭いあなたならわかるだろう。
この写真がノーマルのシリンダー
そしてこの下のが犬号のエンジン
放熱が必要なヘッドのフィンはなるべく削らないようにしながら
シリンダーの下側からシリンダーが丸くなるようにフィンを削り込んでるのだ。
さらに、もともと1200Sのフィンの端面は機械加工でスパッっと切り落とされていた、
そこで今回フィンの先端の方に行けばいくほど薄くなるように
手ヤスリで薄く削ってあるんだ。
ちょうど断面が見える向かって左側のヘッドのフィンを見てもらったらわかるかな?
このフィンを薄くするのはオーセンティックのカワムラさんのアドバイス。
フィン一枚ずつを見てもわからないかも知れないけど、
エンジン全体の表情には大きく関わってくる作業なんだ。
さすが地味変マエストロ、実に地味で大変な作業のアドバイスだったけど
これは効果あったよ!って喜んでるのも僕一人なんですがね。
今度はヘッドを下ろしていろいろやるので
その時に右側の手の入らないフィンのところもやるんだ。
ま、僕のこだわり、エンジンのフィンを削る話。
では!
そろそろ作ったリアフェンダーが付けられるように改造を始めないと!
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