これ見てたら犬さんですか?と聞かれました。
いや、Inuchopperさんですか?だっけ?
このバイクを作った
スイングさんでした。
彼によればV-twinのキッカーもメインシャフトはアンドリュースらしいよ
このバイクもセルモーターを取っちゃってる。
ステップもすごく上手にいい場所に付いてる。
うまいことやるなあ。
僕は今スイングアームのピボットあたりの位置に付けたくて考え中…
キッカーアームとキックペダルは恐らく犬号とお揃い。
このきれいなメクラフタ、僕にも作ってください。
資料用に撮ったのにピンぼけ
マグはここから直出し
僕は訳あってここからは出せないんだけど
これはシンプルでいいよね
バッテリーも隠してあって、キーをオンにしたらちゃんとライトも点く。
僕もがんばらなきゃってすごく励みになった。
造形もそうだけど点火とかエンジンとか、マグの取り出しだって本当は
自分でやりたいじゃん。
寸法計ってきちんと穴開けたり出来てその後
初めて造形の話になるんだと思う。
犬トリプルや35鉄アウターは図面みたいな見取り図はなんとか書いたけど、
碧南の工場長に機械加工してもらって寸法まできちんと出してある状態から
ただヤスリとかサンダーで形だけを好きな形に削っただけ。
みんなすごいですね!とか言ってくれるけど
機械の力を借りて寸法出してあったら形なんかどうにでもなる。
自分で計測して取り付けの位置をドリルとかヤスリで全部削るなら自作と言えるけど
一番面倒くさくて一番正確さを必要とする穴開けをやってもらってるから
ま、ぬるま湯みたいな中で形だけ作ってるんです。
機械加工を覚えたい。
やっぱり自分で出来るだけやりたいし、出来る人といろんな話したいじゃん。
犬のカウベルは原型から鋳造もやって、最後も全部寸法を自分で計測して
息を止めて穴あけして作ってたから
これは本当に初めから終わりまで自作って言える。
まさに自作だ!
でも
トリプルとアウターは機械で作ってもらって
鋳物みたいに削ってるから、言うなればフェイク。
プロから見たら絶対フェイクだと思ってるだろう。
僕にとってはもちろん形だってすごく大事な要素。
いや、形は最重要課題。
だから自分で削ってるんだけど、
なんかさ、機械で作ってもらったのを
上っ面の形だけ自分で削って自作でございます…
っていうことに罪の意識っていうとおおげさだけど
自慢出来ないような後味の悪い気分が付いて回る。
実はこないだからタイマーカバーの穴開けとザグリは、専門の工場にお願いして
正確に機械でやってもらうことになった。
僕の心の問題はともかく、せっかく買ってくれた人が
きちんと取り付け出来ないんじゃそれこそ
本末転倒だもんね。
もちろんその分のコストはかかるけど、自分で出来ないことをやってもらうんだし、
間違いなくいい結果に繋がるからさ。
各ディテールまでは詳しくは聞かなかったけど
このバイクは自作してあると思う。
アウターも全部削ってる
インベーダーにブレーキはナシ
DCキャブのマウントも作ったんじゃないかな
いいものを見てやる気が出ました。
彼のバイクも自作とスイングさんとの合作じゃないかな
もうずっとこのバイクをコツコツ改造してる。
スイングアームをアイアンのに変えたんだね
「リアサスはバネっぽく見えるけどリジッド」
「リジッドっぽく見えてバネ」の百倍男らしいと思わないか?
そういう目に見えにくい部分こそ、僕にとっては結構重要。
もう幻になりそうな犬製 #1のタイマーカバー付けてくれてる。
これの木型をやって初めてわかったのは
フリーハンドの彫刻刀で真円に削るのって
本当に大変ってこと。
でもきっと昔の人はそうやって作ってたわけだしと思って何個も失敗しながら
手で丸い木型を作った
「可能な限り機械で作ったみたいに正確にきれいに手で仕上げる」
これが古いハーレーの部品や昔の工業製品のスタンス。
「機械で自動的に作ったものを、まるで手で作ったみたいに仕上げる」
これ僕がトリプルやアウターでやったやり方。
出来上がった結果は同じでもやってる事が正反対な気がしない?
品物の見た目が同じでもどっちがまともかは考えたらすぐわかるだろう
「まとも」って言わないでどっちが「インチキ臭い」かの方がわかりやすい?
別にバイク作るのに「まとも」とか「健全さ」なんてまるで不要って気もする。
カッコいいの作って乗って速けりゃそれが一番だとも言える。
僕は精神論というか作る時の心の部分にこだわり過ぎてるのかな?
そんなこと考えるヒマがあったら手を動かすべきなのか、
手を動かす前に自分の方法をよく考えた方がいいのか。
ちょっと思い詰めちゃうね。
ニューオーダーもう少し続く
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