シートポストを前に1インチ移動した。
傾斜もより、直立するように角度を調整。
もともとXLHのフレームは
エンジンマウントの後ろにカクンと一段ずらしてある。
このタイプのフレームにXLCHの短いスイングアームを付けると、
フェンダーが後ろにズレ過ぎてカッコ悪くなるのと
リアショックが立ち過ぎてしまう。
チキンレースの会場でも
アイアンスポーツに乗るみなさんは一度は短いスイングアームを買って
トライしたことがあるとのことで、
ポストとショックスタッドの移動は少々ハードルが高いようでした。
その高いハードルを軽々と超えるのが犬スタイル!
と、言いたい所ですがこれ、実際には軽々にとは行かない。
通常フレームをやり直す時は、フレームを固定する治具を作ってから
不要な部分を切り離して、新たに作るのがセオリー。
しかし今回は可能な限りシンプルな工程で
一度切り離したフレームが曲がらないようにということを第一に考えた。
その答えがこれ
自分が取り付けたい位置まで既存のフレームを擦って
そこに同じ径のパイプを切って
下側をぴったり合うように加工して…
こんな感じ。
ここで足りない部分を隙間のままにして後で溶接で盛るようなやり方にしないで
なるべく形が合うようにしてやる。
当たったら擦る!
反対側もきちんと合わせて
そして上下を固定。
上側を切って
反対側も作る。
こんな感じ。
歪んで曲がらないように
溶接しては確認しながら
きっちり前に移動させられるように。
上側は少し直立するので
これだけ前に移動した。
半割から正円になったので
古いタイプのサドルシートポストも使えるよ!!
曲がってないよ!
ここで古いパイプを切断。
念のため最後は金ノコで切り離したけど、
切った瞬間ビヨーン!!って曲がったりはしなかった。
今までお疲れさまでした。
こんな感じ。
このあたりの仕上げはこれから。
まずはきっちり固定して
もしも外装付けた時に目立つなら
この後鋳物的なラグのカバーを付けようか
これが前の状態。
うん、この位置。
エボはエンジンが長い分XLCHとまるっきり同じ位置には出来ないけど
このカクンと曲がったポストから直立ポストへ
ポストの角度、タイヤとの位置関係を写真でも確認。
悪くない。
これから上側に鋳物のラグにあるような補強のリブを作ってやる。
加工前
加工後
ふと気がつくとこれは地味な改造だねえ
ほとんど誰も気がつかない上に
効果がわかりにくい。
だけど、ここをきっちりやっておけば、フェンダーの選択肢が広がるし
小加工でかなり前に寄せて小さくフェンダーを作ることができる。
あとはシート下のアングルフレームをかっこ良くすることが出来るはず。
ま、ここもシートとフェンダーを付けたらまるで見えないんだけど。
今日はここまで。
この後、
ショックスタッドを前に移動して、
それに合わせて補強のリブを付けて
やっとスタートラインに立てる。
つくづく面倒な素材を相手にしてると思う。
スポーツスターはスポーツらしい良さがあるんだから
もっと素材の良さを引き立てる方向で改造したらいいんだって?
そんなことはわかってる。
まあいいじゃん!
でもこれが終わったらリアフェンダーやショックの細かい設定が出来る。
フレームは後でいじると全てやり直しになる部分だから
今はじっと我慢のフレームワークなのだ。
実際今やり直しになってるし…
目立たない作業を積み重ねているけど
これがかっこ良くなるために必要なプロセスと信じてやるしかねえなあ…
そろそろアイアンスポーツ買いますか?
なんてみんなにも言われてる
次はオイルタンクのステーとバッテリーを再度搭載して
配線を終わらせたい。
首周りか、
それともリア周りか!
つづく…
いつも、拝見させて頂いてます。
ReplyDelete文章が独り言じゃなくて、仲間に話してる様で。
めちゃくちゃ楽しんでいます。
これからも怪我などしないよう頑張って下さい!
tomoさん コメントありがとうございます。
Delete僕のブログを見に来てくれる人に僕の言葉で説明しようとすると
こんな話し方が一番やりやすいんです。
これでも漠然とした考えをわかりやすいように結構必死で説明しようとしてるんですよ。
これからもがんばって更新しますのでよろしくお願いします!
すごいです。
ReplyDeleteその微妙な隙間とかアール感とか重要ですよねー。
そして行動力を見ていると本当にやりたい妄想が自分で出来るのでは?とやる気がでてくるんですよねー。
見習わなければ、、、、完成楽しみです!
yanagiさん お久しぶりです。
Delete妄想力が想像力をかき立てて、アールや隙間はスケッチしたりMacで画層作ったりしながら検証して
段取りを考えたらもう半分は完成したような気持ちなんです。
あとは想像を具体化するための作業なので、どうしても自分でできないことは誰かにお願いしたり、やってもらうのも全然アリだと思っています。
自分でできたら面白いですよね!