その様子は同時進行でお送りするとして、マテナイ君のためにショーの写真も乗せちゃうよ!
ご存知Jackrindowを率いる奥本さんのシャベル。
A県のとある有名店のカスタム車だった車体は
一見ステキな外装とパテの下に汚い溶接と曲がった背骨みたいなフレームを隠していた。
そのバイクを3年の歳月をかけて自分で作り直してここまで仕上げたんだ。
ここにバラして背骨が曲がってるの発見したショックな状態から
ここまでになるプロセスがずっと書いてある。
日本ではこういう「チョッパー」って乗り物がありますよ!って雑誌なんかで宣伝して
「ここのショップは妥協を許さず、センスは最高である」なんて記事を見た人が
じゃ、おれもお願いします!
どうしますか?
お任せでおねがいしま〜す!
なんてやり取りで、手っ取り早くチョッパーの形をした乗り物を金出して買うことが
主流になってる。
もちろんこの狭くて小さいチョッパーの世界で経済が成り立たないと
チョッパーっていうカテゴリ自体がどんどん疲弊しちゃうから、
そういう方法がある事は悪いことじゃない。
僕にもここ何年かでビルダーの仕事をしている人たちと仲良くさせてもらって、
そのうち何人かは友達として親しく付き合わせてもらえるようになったよ。
彼らは本当に真剣に仕事に取り組んでいるし、
そういうお店に自分のバイクを任せられる事はすごく幸運な事だ。
メンテナンスも含めて安心出来るお店と付き合えることはすごくラッキーだ。
だってけっこうひどい店も多いんだよ。
ついこないだも雑誌にも何度も出ている旧車専門店のバイクなんだけど
フォークの整備がとんでもないことになってて
一歩間違えたらホントに死んじゃうくらいになってるのを見た。
フルカスタム代をローン組ませて何百万も前金でもらって何年も放置したままにしてるショップもある。
ちょっと信じられないけどホントのことなんだ。
だからって訳じゃないけど、自分が乗るバイクを自分で作る、そんな考えの人がもう少しだけ増えてもいいんじゃないかとも思う。
全部自分でやる必要はないし、
オーダーの時に
本当に自分がほしいものは何なのか、自分がカッコいいと思う物は何なのか、
それを深く考えるだけでも
「かっこよさ」の基準が高くなるよ。
ホットドッグプレスやポパイ(まだあるのかな?)なんていう
若者の初心者向け雑誌みたいな
一般受けするわかりやすい改造ってすぐ飽きちゃうんだ。
自分のバイクをより愛せるように、自分で考えて
自分で決めて、その内容をビルダーと相談しながら作るだけでも
お任せチョッパーの盛り合わせとは全然違うバイクになるはず。
バイクだけじゃないけど、
本当に自分が欲しいものを自分で決めるって実はすごく大事だ。
このバイク、AKO さんも自分で作ってる
名古屋から2ヶ月で
ものすごい仕事量と集中でここまで仕上げて来た。
彼は企業に勤めるサラリーマンで
一日の起きてる時間の大半を会社で過ごしながらも
帰宅後深夜まで作業を続けてきた。
ガレージや設備も充実してるけど、
それは彼が自分の稼ぎでコツコツ手に入れた道具達だ、
天から降って来た訳でもなんでもないよ。
このダートトラッカーについてはまた後で紹介するけど、
このフレームもマフラーも外装も全て自分で作ってるんだ。
途中過ぎてなんだけど
これが現在のいぬちょ
やりたい事、やるべき事は決まってる。
でも外装にかかる部分はかなり迷走してた。
今このまま頭をグルグルさせるなら、一度外装のことは保留して
ちゃんと走れるくらいまで車体やエンジンを仕上げて、外装を作りたくてもう狂いそうになるまで気持ちを高めてから改めてとりかかる方がいいのかな?
この浮ついた気持ちがじっくり落ち着いてから外装に取りかかるべきかなって考えてる。
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