彼のもう一台の愛機
それがこのFX!!!!
隅々まで愛情と手と、そして資本(マネーってことだよ)が投下されてるじゃないか。
スイングアームも交換
リアサスも上側マウントの位置を下げてレイダウン。
オイルクーラー
モリワキのモナカ管
サイドカバーはライディングですこしずつ擦れて
樹脂の色が出てる。
足回りもフル換装
ちょっとブレちゃったけどミクニにファンネル。
ウィンカーがちょっとチョッパー風だね。
こっちも似合うわ
しっくりくる。
いや、似合い過ぎてます!
上はフラッシング用
下はギアオイルがペール缶でセットされてる
人間の潤滑剤はこちらのハイオクを…
壁のコンセントは100と200V
壁と思ったら集成材に取り付けてあるから
メンテも楽!このアイデア頂きました。
番長ありがとね!
僕はトラックに乗って
自分の犬小屋を目指して帰途についた。
◇
これで今回のガレージ探訪記はおしまい。
僕の知り合いには十代の頃
スーパーカブやモンキー、あるいは2ストギア付き50ccをもらったり
安く手に入れて
自分でいろいろ直したら壊したりしながらバイクに乗り始めてから
面白さにのめり込んで
その結果、
ある人たちはオンロードで峠やサーキットに命を燃やして、
またある人たちはモトクロスやエンデューロ、そしてラリーに熱中して
徹底的にバイクの遊びを追求してから
ハーレーやチョッパーに乗り始めた人が多い。
サスペンションやキャブレターのセッティング、
マフラーやタイヤ、
グリップやシート、ステップやレバーみたいな
バイクと自分の接点にも気を使って
乗りやすくて速く走れて、
オフロードだったらハードなヒルクライムや
急峻な登り下りで男を見せられるようなセッティングの
バイクを手に入れるための努力を惜しまなかった。
バイクと自分の関係だって、文字通りの丸太で出来た危ない橋を渡ったり
吹雪の中、地面の奥の奥までカチカチに凍り付いた山道で途方に暮れたり、
台風の日、濁流が渦巻く沢を渡ったり
いろんな思いをして一緒に走って帰って来たわけだから
自分の車両に対して、人並み以上の愛着がある。
今回見せてもらったガレージの中にもそんな愛機との親密な関係が
見て取れるような空気が流れてて、
僕はとてもうれしくなった。
初めてのバイクがハーレーや旧車でも
それが運命なら全然かまわない。
目の前のハーレーが欲しいのに
まずは十代の頃モンキーから乗って下さいって
そんな風には時間を巻き戻すことはできないし、
まずそのバイクと一緒にあちこち走って
仕組みや調子もわかるようになって
できれば一緒に旅をして、
たくさん苦労して、時間を共に過ごして
そしたら自分のバイクが愛機と呼べるようになる。
そしたらもっと自分のバイクと気持ちいい思いができる。
自分のバイクを愛そうじゃないか!
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