短いスイングアームがやって来た!
すぐに作業にかかりたいけど、
あちこち検討しなくてはいけない。
今使ってるこっちのタイプに比べて明らかに短いじゃないか!
なんか意味なく並べて見てみる。
全体に黒く塗ってあるけど
ショックスタッドや
回り止めプレートや
ベアリングのレースもおかまいなしに塗料が付いてるから
部分的にはがしてやろう。
仮にアクスルシャフトを通してクリアランスを見ると
初めに狙ってたくらいの距離になってる!
これが元々の距離だから
きっとこうなるはず!
では早速短いスイングアームに交換して一件落着!
しかし
事はそんなに簡単に済む訳もございません。
危惧その1
ピボットから鋳物までの距離が短いので
フレームと干渉しそう。
その2
ブレーキ用のトルクロッドのステーを作り直して溶接しなくてはいけない。
その3
アクスルプレートに加工をしないと
写真くらいまでシャフトを前進させるのは不可能。
その4
この下側ショックスタッドの位置を見て欲しい。
スイングアームが短くなった分、スタッドも前進しているのだ。
下側ショックスタッドの中心からピボットまでは
短いスイングアームが285ミリ、長い方は305ミリ。
スイングアームが短くなった分
下のスタッドが約2センチ前進してしまう。
するとどうなるか
写真を見て欲しい。
この写真で下のショック取り付け位置だけが前進すると
ショックの角度が立って、相対的にリアサスが立ち上がってしまい
オイルタンク後ろの傾斜との角度が合わなくなる。
もちろんスポーティな印象もだいぶ薄くなってしまう。
そこでどうするか!
この上側のスタッドを20ミリ前進さなくてはいけない。
このまま20ミリ前に穴を移動できるかなあ
これから計測しして
検討しなくてはいけないけど、ちゃんと移動できたら
傾斜はそのままにショックそのものが前に移動することになる。
そこでうれしい変化が起こる。
エンジン後端からショックスタッドまでの距離も短くなるのである。
いぬちょ号は、エンジン後端に約20ミリのスペーサーを入れて
リアのフレームを溶接してあるので
もともと純正アイアンにくらべてリアショックのマウント位置が後ろにズレていた
こうやって位置を出して
この光ってるスペーサーの前後の長さ分がリア側が伸びていたから
リアショックが前進すると
この辺の位置関係が本来のアイアンと同じになるってことか!
確かにリアショック、今まではすこし後ろだったかな…
将来的にキックオンリーになったとしたら
こういう形のオイルタンクもマウントできるようになるかも知れない。
これは今回のおまけ。
海外に取材に行った友達が買って来てくれてたゴーグル
まるでコロナビールみたいなケースに入ってて
その名も「BEER」
今年はこれで走るよ〜!
ありがとね!
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