Thursday, November 13, 2014

タンクを作る #6 合宿の最終回

忙しくて楽しくていろんなことがあった合宿からもう10日が経った。
仕事の合間に作業して、今はなんとかタンクのピンホール埋めと
内部コーティングが終わって、パテで造形に入っている。
また造形の時になったら言うけど、
これは結構大変な代物だ、微妙な段差なんかは極力出来ないように
一生懸命やってるけど、どうしてもゆがみなんかが出て来ちゃう。
そこをパテで埋めて行く。
溶接のビードは、強度確保と平滑な面を作るために飛び出した所以外はあまり削らずに
パテで対応してる。
これも、またなかなか大変。
パテを造形粘土みたいに使うと最高に苦労する。本当は最小限がいいよね。


実質あと2週間
予定が入ってまるで作業ができない日が8日ある。
本当に間に合うのでしょうか?
底板を貼ってもらってエンジンとの干渉をみてる。

工場長がタンクを溶接してくれてる間に、ストラットとリアフェンダーを作る。

バラバラだった鉄板がどんどん形になって行くと、
こっちもどんどんテンションが上がって行く。

お昼に行く途中、車の中から見た駄菓子屋さん
ここは実にいい感じ!屋根を見ると、
ところどころに新しく入れた瓦がいろんな色違いになってる。
碧南市は大きな瓦工場がたくさんあるので、
きっと色違いとか有り合わせのハンパものが手に入りやすいんじゃないかと推測。


土に還ろうとしている「コスモス」の自販機、
いや、この建物そのものが自然に還ろうとしている。
屋号の看板も最早判読しがたい、「日本○」「日本屋」「日本堂」そんな感じかな。

ゴールデンナックル先輩

かき揚げのおそばとじゃこご飯をいただく。
これがまた美味しいんだ!

帰ってから僕はリアフェンダーのストラットを作り直す。
ちょっと狭くするために、切れ目を入れて幅を調整

ちょっとずつ曲げながら、幅を直していく。

そこに合うリアフェンダーの幅を検討。

こうやってみても結構詰まってるよね、
これで自動的にデュオテールも純正サイズのままでは付かなくなってしまう。

リアフェンダーの前側を大幅に加工して、タイヤの同心円上になるよう
フェンダーの位置を前進させる。
高さは少し下げて取り付けるのが犬号スタイル。
フェンダーの前はフレームに食い込んでるくらい。
フェンダーが前進すると、
ストラットは上の写真にある線くらいまで長さを詰めなくてはいけない。
フェンダーの後端も切らなくちゃ。

だいたい3センチくらい短くする。

ストラットにはテーパーがかかってるので、
繋げた感じをなくすために
切断面に切れ目を入れて
ぐっと開いて、輪郭でテーパーを合わせると

こんな感じ!



タンクの雌ねじを埋めるためにボール盤で穴をブスブスあけて抜いて
サンダーできれいに揃える

バングスを溶接して仮完成!
出来上がったストラットをタンク、バイクや工具を慌ただしく積んで
工場長にさよならして出たのが23時。
朝までに着こうとがんばって運転してると、こいつは助手席で熟睡してる。
サービスエリアで仮眠と思って車を停めて、後部にはバイクがあるから運転席と助手席の間に横になって仮眠しようとすると
むっくり起き上がってこの姿勢でじっと見張ってる。
誰かが来ると大きな声で吠えるもんだから全然寝られない。

でもみんなに可愛がってもらってすごく楽しかったって。

ありがとうございました!
さてさて作業は続くよ。


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