Wednesday, June 10, 2015

新しいものから古くなって行く。

ブログに書く言葉でもさ、「○○のテイで」とか「からの」みたいな言い方してると
確かに現代的ではある。
でもさ、こういう言葉ってあっという間に古臭くなってカッコ悪くなるんだな。
自動車のデザインなんかは、こういうのを積極的に取り入れて、新型ほどカッコいいように、ちょっと古くなると見た目も古臭くなって買い替えたくなるように出来てる。
最新のラバーマウントのスポーツモデルや新しいXRもそんな雰囲気になってる気がする。
例えばプラスチックでカバーされたオイルタンクや、ウィンカーがテールになってるようなデザイン。もちろん現代のデザインだから全然カッコ悪くないよ。
ただ、中途半端に10年くらい経つと、意外に03年までの鉄のオイルタンクや、昔ながらのデザインを踏襲したテールランプの方がカッコ良く見えたりするかも知れないよ。

古いからいい!って訳ではないけど、やっぱり昔のものがかっこいい気がするのは事実。
かと言って後ろ向きな考えではないと思う。

犬号についてるエボリューションのエンジン、これは好みの問題ではあるけど
僕はもっと別のデザインがよかったと思う。

だからシリンダーとか丸く削ってるんだけどさ。
なんだろう、旧車限定イベントに行きたい訳じゃないけど、
今はエボリューションまでは新しい部類、シャベル以前が旧車の仲間ってことになってる。
確かに最後のシャベルヘッドから30年経ってるわけだし、デザイン的にもカッコいいし。
切削加工の跡より、ヤスリやサンダーの仕上げ跡の方が好きな人には
旧車の方がカッコ良く見えるね。
話を戻すと、エボのエンジンだって、僕にとっては当時新しかったロッカーカバーの形や、シャープなシリンダーとヘッドの造形辺りからカッコ悪く見えてる。
別に機能の悪口を言ってるんじゃないんだぜ。
見た目がさ。
そう、見た目の問題なんだ。
新しいデザインが一回り回ってカッコ良く見えるには歳月が必要だ。
やっぱり30年くらいかな。
国産の乗用車だって、30年以上前のデザインならなんだか許せる感じがする。
「古い=カッコいい」訳ではないけど、残念ながら今の国産自動車には僕が200万円払ってでも欲しいクルマは一台もない。
不思議だけど本当に1台もないんだ。
機能中心でオフロードを走るレーサーは別だよ。
去年あたりVMXやってる人が言ってたんだけど、
旧車で練習してて、初めて最新のモトクロスバイクに乗ると本当に楽ですごく楽しいって。
用品も競技的にハマっていくとどんどん新しいのが欲しくなるって言うんだ。
実際のところ僕もVMXでかぶるジェットヘルメットにバイザーのスタイルは機能的に苦手なんだ。ヘルメットはぐらぐら動くし、安心感がないから。
もちろん雰囲気も含めてのビンテージモトクロスだから一応ジェットのタイプで出てるけど、
本当は新しいモトクロス用ヘルメットで出たいんだ。
ホント、内装もいいし、走ってると頭の中が涼しいんだぜ。

話が逸れちゃったけど、
真剣に遊ぶための競技だから、頭を守るためにあんなに重くて不快なものをわざわざかぶる訳じゃん。
ヘルメットの不快さとリスクの高さが両立してる感じがして、装飾用のヘルメットでレースには出たくないな。

性能は高く新しくて、それでなつかしいデザインのヘルメットないのかなあ。










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